特殊ツアー
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2ちゃんねる上の書き込みから生まれたバスツアー。2005年春に2ちゃんねる「バス・バス路線板」の沿岸バススレッドに日本海オロロンライン縦断ツアーの要望が寄せられ、同社の企画担当者を動かすに至った。担当者は「札幌発着で1泊2日2万2000円」という大枠だけを設定し、行程は2ちゃんねる内で提案を募った。2ちゃんねらーからは、旧国鉄羽幌線の廃線跡・羽幌炭鉱の廃墟やサロベツ原野探訪、路線バス乗車体験やバス営業所見学などの要望が寄せられ、最終的には「1泊2日ではもったいないぐらい高密度な旅程」に仕上がった。以降も続編を実施しており、未成線の名羽線や秘境駅で知られる小幌駅、北海道電力泊原子力発電所に立ち寄るなど、一般的なバスツアーとは趣が異なる。 2008年9月をもって「2ちゃんねるツアー」としては幕を閉じたが、「2ちゃんねるツアー」ではない「特殊ツアー」(後述)は引き続き行われている。 2005年8月 陸の孤島雄冬と豊富温泉・羽幌炭鉱2日間(「2ちゃんねるツアー」第1弾) 2006年8月 サロベツ原生花園、宗谷岬と幻の鉄道・名羽線3日間(「2ちゃんねるツアー」第2弾) 2007年6月 海鳥達の楽園・天売島、深名線遺構巡り4日間(「2ちゃんねるツアー」第3弾) 10月 産業遺産の旅、羽幌炭鉱と幻の鉄道・名羽線2日間(2ちゃんねるツアーの外郭企画) 2008年2月 路線バスで行く豊富温泉3日間(※特選バスツアー) 5月 黒歴史と中空知産業遺産2日間(※特選バスツアー) 7月 快走アイリスライナーで行くぬれ煎餅の里、銚子電鉄 9月 スペランカー号で行く秘境小幌駅と寿都・積丹・泊原発3日間(「2ちゃんねるツアー」第4弾) 2009年6月 天売島善知鳥ウォッチングと失われた炭都・羽幌炭鉱2日間(※特選バスツアー) 9月 日本一の秘境駅 北海道・小幌駅を訪ねる最後の旅2日間 ※2005年 - 2008年の詳細は、沿岸バス公式サイトのアーカイブを参照。 このバスツアーは、徐々にマスメディアを介して世間一般に知られるようになっており、2007年6月16日読売新聞北海道版朝刊に「2ちゃんねる利用者と企画・沿岸バスでオフ会ツアー」が、2008年2月5日北海道新聞夕刊に全国初の赤字路線バスを利用したバスツアーが紹介された。 2ちゃんねるツアーとは別に、産業遺産や炭鉱跡を巡るバスツアーや、同じ2ちゃんねるで話題になった銚子電気鉄道と提携して、2008年7月20日に東京発着の日帰りバスツアーを実施しており、これらを総じて「特殊ツアー」と呼ぶ。銚子のツアーの際には、貸切バスの愛称としてトラベルプランニングオフィスのツアーバス「アイリスライナー」のパロディとして「快走アイリスライナー」と命名された。この銚子ツアーの内容は、同年8月9日のテレビ北海道の「けいざいナビ」で取り上げられている。 「トラベルプランニングオフィス#アイリスライナー」も参照
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