異性体の存在
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/16 17:19 UTC 版)
フリードリヒ・ヴェーラーはシアン酸塩の性質を研究しており、ユストゥス・フォン・リービッヒは雷酸塩の研究を行なっていた。シアン酸塩と雷酸塩は同じ化学的組成を示すにもかかわらず、雷酸銀は爆発性を持つがシアン酸銀は持たないという違いがあった。これは激しい論争を起こしたが、結論として異性体というものの存在を認める形で決着がついた。つまりシアン酸もイソシアン酸も雷酸とは構造異性体の関係にある。
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