Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                

矢開きとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 矢開きの意味・解説 

や‐びらき【矢開き】

読み方:やびらき

武家で、男子初め狩猟獲物しとめたとき、その肉を調理し、餅(もち)をついて祝うこと。また、その儀式。矢開きの祝い矢口祝い


やびらき 【矢開き・箭開き】

武家男の子初め狩り獲物得た時、餅を供えて祝ったこと。またその祝宴一般狩りでも初めての獲物に対して行った矢口祝い山神祭り射手饗応したりするのを矢口の祭ともいう。

矢開き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/08 00:40 UTC 版)

矢開き(やびらき)は、狩りに出て初めて獲物があったとき、特に少年が初めて狩りに出てシカその他の獲物を得たとき、そのことを披露して祝うこと。矢口(やぐち・やのくち)ともいい「矢口祭り・矢口祝い」や「矢開きの神事・矢開きの祝い」ともいう。

赤、黒、白の三色のを作り、山神および矢口神にたむけ、武運を祈り、またその餅を一の口、二の口、三の口などの役員に食べさせることをはじめ、家の子郎党にも与えて祝いを分かつ。その餅を矢口餅とも、箭祭餅ともいう。

後に、狩り場でなくても、少年が初めてしかるべき鳥獣を射たときには座を設けて矢開の式を行い、餅を供え、かつ食べ、獲物の料理をも食べて、武運を祝した。獲物の料理の式、包丁の式、役人のこと、矢開祝の次第なども、だいたい定まるに至った。

代表的な例としては、建久4年(1193年)の源頼家の時には、一の口を工藤景光、二の口を愛甲季隆、三の口を曽我祐信、同年の北条泰時の時には、一の口を小山朝政、二の口を佐原義連、三の口を金刺盛澄嘉禎3年(1237)年の北条時頼の時には、一の口を三浦泰村、二の口を小山長村、三の口を下河辺行光がそれぞれ務めた。

関連事項



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「矢開き」の関連用語


2
狩猟儀礼 デジタル大辞泉
74% |||||

3
4% |||||

矢開きのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



矢開きのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
中経出版中経出版
Copyright (C) 2025 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの矢開き (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS