しゃ‐じつ【社日】
しゃ‐にち【社日】
社日(しゃにち)
社日は以下のように1年に春と秋の2回があります。古代の中国では土の守護神を奉 るということから、以下のように彼岸の中日(春分または秋分)に一番近い「戊の日」と定めていました。日本に伝来して後は、産土神(うぶすなのかみ=産まれた土地の守護神)を奉り、農耕の豊作や安全祈願をしてきました。春の社日は作物の成長を祈願し、種蒔きをする適期としました。また秋の社日は収穫を感謝し、収穫の適期の目安としました。春の春社・秋の秋社と分けてお参りする風習があります。春祭り・秋祭りは元々、こうした豊作を祈願・感謝することから発祥していると言われています。
春の社日 | 春分の日の前後で一番近い戊(つちのえ)の日 |
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秋の社日 | 秋分の日の前後で一番近い戊(つちのえ)の日 |
社日
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/26 15:40 UTC 版)
社日(しゃにち)は、雑節の一つで、産土神(生まれた土地の守護神)を祀る日。春と秋にあり、春のものを春社(しゅんしゃ、はるしゃ)、秋のものを秋社(しゅうしゃ、あきしゃ)ともいう。古代中国に由来し、「社」とは土地の守護神、土の神を意味する[1]。
春分または秋分に最も近い戊(つちのえ)の日が社日となる[1]。ただし戊と戊のちょうど中間に春分日・秋分日が来る場合(つまり春分日・秋分日が癸(みずのと)の日となる場合)は、春分・秋分の瞬間が午前中ならば前の戊の日、午後ならば後の戊の日とする。またこのような場合は前の戊の日とする決め方もある。
この日は産土神に参拝し、春には五穀の種を供えて豊作を祈願し、秋にはその年の収獲に感謝する。また、春の社日に酒を呑むと耳が良くなるという風習があり、これを治聾酒(じろうしゅ)という。島根県安来市社日町などが地名として残っている。
年 | 春社 | 秋社 |
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2011年 | 3月24日 | 9月20日 |
2012年 | 3月18日 | 9月24日 |
2013年 | 3月23日 | 9月19日 |
2014年 | 3月18日 | 9月24日 |
2015年 | 3月23日 | 9月19日 |
2016年 | 3月17日 | 9月23日 |
2017年 | 3月22日 | 9月18日 |
2018年 | 3月17日 | 9月23日 |
2019年 | 3月22日 | 9月18日 |
2020年 | 3月16日 | 9月22日 |
2021年 | 3月21日 | 9月27日 |
2022年 | 3月16日 | 9月22日 |
2023年 | 3月21日 | 9月27日 |
2024年 | 3月15日 | 9月21日 |
2025年 | 3月20日 | 9月26日 |
脚注
「社日」の例文・使い方・用例・文例
社日と同じ種類の言葉
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