Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                

祖語とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 宗教 > 仏教 > 教義 > 祖語の意味・解説 

そ‐ご【祖語】

読み方:そご

互いに親縁関係にある諸言語の源になる言語ロマンス諸語対すラテン語の類。

一宗一派開祖言葉


祖語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/11 05:13 UTC 版)

言語分岐の模式図(上が過去)。15がこの図全体の祖語であるが、たとえば7も「5と9の祖語」である。
なお、6と20は15の娘言語という。

祖語(そご)とは、共通の歴史言語学的祖先を持つ諸言語(語族またはそのサブセット)に対する、その共通の祖先言語である。

互いに関連のある言語を歴史的に遡っていくとある時点でひとつの言語となるが、その言語のことを祖語 Proto-language という。原言語と称される場合も若干見られるが、source-languageなのか、proto-languageであるかの区別を行うために、祖語と呼ばれることが多い。

例えば、インド・ヨーロッパ語族(印欧語族)の祖語は「印欧祖語」、インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派に属する言語の祖語は「ゲルマン祖語」、ウラル語族の祖語は「ウラル祖語」と呼ばれる。

祖語に関してはどの言語も文献が残されていないので、理論的な再建しか出来ないが、ロマンス語におけるラテン語俗ラテン語)、インド語派におけるサンスクリットの様に、祖語に極めて近い言語が残っている例は、印欧語族などに散見される。

祖語は何らかの言語共同体ではあったと想像されるが、単一の言語だったという保証はない。例えば印欧語族のケントゥム語派サテム語派は印欧祖語の段階でも別の方言だったと想像されているが、これらがさらに単一の方言にさかのぼるかどうかはわからない。

これらの研究の過程で、ある単語が現存する文献や口頭調査で採取されたものでなく、比較言語学から推定された場合、"*"印を付けて、例えば"*kʷʰ"などと書く。これを再構形と呼ぶ。

関連項目


祖語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 06:49 UTC 版)

語族」の記事における「祖語」の解説

「祖語」を参照 祖語は母言語母語ではない)と考えることができ、語族内のすべての言語共通祖先である。ほとんどの言語において、記録の歴史比較的短いため、語族共通祖先直接知られることはめったにない。しかし、19世紀言語学者アウグスト・シュライヒャーによって考案され再構成手順である比較方法適用することにより、祖語の多く特徴復元可能である。これにより、語族の一覧提案されている多く語族有効性実証することができる。 たとえばインド・ヨーロッパ語族再構可能な祖語はインド・ヨーロッパ祖語呼ばれるインド・ヨーロッパ祖語は文字記録によって証明されていないため、文字発明され前に話されていたと推測される

※この「祖語」の解説は、「語族」の解説の一部です。
「祖語」を含む「語族」の記事については、「語族」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「祖語」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

祖語

出典:『Wiktionary』 (2018/07/06 09:46 UTC 版)

名詞

 (そご)

  1. 比較言語学概念のひとつで、互いに関連のある言語歴史的に遡ったときに共通の祖先となる言語多く理論的に再建されたものである

翻訳


「祖語」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



祖語と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「祖語」の関連用語

祖語のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



祖語のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの祖語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの語族 (改訂履歴)、レンカ語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの祖語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS