連音化
アンシェヌマン
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アンシェヌマン(仏: enchaînement)はフランス語において複数の語が連鎖した場合に、語末子音が直後の語頭母音と結びつき、一体化して発音される調音現象。一体化した語末子音と語頭母音は一音節を構成するので、語の区切りと音節の区切りが一致しなくなる。
例
- 動詞 "avoir"(英語の have に相当)の直説法現在三人称単数の活用 "il a" および "elle a" は、「イル・ア」「エル・ア」ではなく「イラ」「エラ」と発音される。
- 名詞 "amie"(女性の友人)に不定冠詞 "une" を付した "une amie" は、「ユヌ・アミ」ではなく「ユナミ」と発音される。
- 複合語 "arc-en-ciel"は、「アルク アン シエル」ではなく、「アルカンシエル」と発音される。また、"Aix-en-Provence"は「エクス アン プロヴァンス」ではなく、「エクサンプロヴァンス」と発音される。
アンシェヌマンとリエゾンとの違い
先行する語の語末子音と後続する語の語頭母音が連結して1音節を作る点は同じであるが、先行語を単独で発音する場合に、語末の子音字を発音するのがアンシェヌマン、発音しないのがリエゾンである。
- アンシェヌマン: il a(イラ)に対し、il 単独なら「イル」。lは発音される。
- リエゾン: vous aimez(ヴゼメ)に対し、vous 単独なら「ヴ」。sは発音されない。
関連項目
連音化(終声の初声化)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 15:47 UTC 版)
パッチムの直後に無音の子音"ㅇ"が来ると、パッチムの音がㅇ(次の音節の初声の位置)に移って連音化する。たとえば、금연(禁煙)では금 (keum) のパッチム"ㅁ" (m) と연 (yeon) の"ㅕ" (yeo) が合成されて [myeo] 音となり、発音が[그면] (keu myeon) となる([]内のハングルは発音通りの表記)。二重パッチムの時は、右側の音(ㄺのㄱなど)がㅇに移って連音化する(例:읽어→[일거])。ただし、ㄱ・ㄷ・ㅂ・ㅈ・ㄵ・ㄺ・ㄼの時は前述の有声音化、ㄳ・ㅄの時は後述の濃音化、ㅎ・ㄶ・ㅀの時は後述のㅎの無音化を伴う。またㄽの場合も実際にはㅅではなく濃音のㅆが初声化する。 また、話者によってはパッチム"ㅇ"の次の初声も"ㅇ"である場合に初声を"ㄴ"で発音する場合がある。
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