Adobe FrameMaker
別名:FrameMaker,フレームメーカー
Adobe FrameMakerとは、Adobe Systemsが販売している大規模文書向けの文書作成ソフトの名称である。2009年4月時点の最新版は、Adobe FrameMaker 9である。
Adobe FrameMakerでは、DTD(文書型定義)が強力にサポートされており、文書の節や段落などが明確に定められた構造化文書の作成機能を特徴としている。企業が作成するテクニカルドキュメントやマニュアル、技術系書籍の組版といった、膨大な分量の、厳格さや緻密さが求められる技術文書の作成に向いているとされる。
最近のバージョンのAdobe FrameMakerでは、DTDの代わりにXMLスキーマを用いて構造定義を行うことができる。また、テクニカル文書の記述に特化した文書型であるDITA(Darwin Information Typing Architecture)もサポートされ、DITAマップや索引、用語集の生成も容易となっている。
また、文書管理を効率化する機能として、対象読者によって複数バージョンの文書を生成できる「コンディショナルテキスト」や、複数箇所で参照される情報を1箇所にまとめて別途管理できる「インセットテキスト」などの機能が搭載されている。文書はXMLのほか、HTMLやPDFなどに出力することができる。
Adobe FrameMakerの導入例として、Adobe SystemsのWebサイトでは、アメリカン航空や米国郵便公社、ムーディーズ・インベスターズ・サービスなどの例が紹介されている。
※画像 / Adobe Systems Incorporated
参照リンク
Adobe FrameMaker
オフィススイート: | SuperOffice 2007 Microsoft Office system 置換 |
ワープロソフト: | Adobe FrameMaker アウトラインプロセッサ 閲覧レイアウト 閲覧モード |
Adobe FrameMaker
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/11 21:17 UTC 版)
開発元 | アドビ |
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最新版 | |
対応OS | Windows 10 64 ビットバージョン, Windows 11 |
プラットフォーム | x86-64 |
種別 | DTPソフト |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト |
www |
Adobe FrameMaker(アドビ・フレームメーカー)とは、アドビの販売するDTPソフトで、大規模な構造化文書に特化している。Frame Technologyという企業によって開発され、後にアドビに買収された。
専門オペレータでなくとも操作できる簡便性(ただし、そのためにはオペレーション前の緻密な文章構造の設計が必要になるので、専門の技術力をもった人材が不可欠)と、強力なXML対応を特徴とする。バージョン6.0以前のXMLやSGML対応版では、エレメントをドラッグ&ドロップにて追加・編集することが可能で、レイアウトにも即時反映されるようになっている。この機能は7.0以降で標準装備された。また、しおりやハイパーリンク(相互参照)のポインタ情報をもつPDFを直接生成することが可能。
バージョン8では、Windows、Solarisに対応。Macintosh版は2004年4月15日をもって販売終了している。
最新バージョン2022では、Windows 11に対応。
旅客機ボーイング787のフライトマニュアル執筆に利用されている[2]。
関連用語
脚注
外部リンク
- Adobe_FrameMakerのページへのリンク