Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                

Astar_Networkとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Astar_Networkの意味・解説 

Astar Network

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/12 03:57 UTC 版)

Astar Network
作者 渡辺創太 他
開発元 Stake Technolosies
初版 2022年1月17日 (19か月前) (2022-01-17)
リポジトリ https://github.com/AstarNetwork
プログラミング
言語
Rust
種別 ブロックチェーン
公式サイト astar.network
テンプレートを表示

Astar NetworkとはPolkadotの「スマートコントラクト・ハブ」になることを目指したブロックチェーンであり、Polkadotのパラチェーンとして機能している[1]。ネイティブトークンは「ASTR」である[1]。開発は渡辺創太を中心としたStake Technolosies(ステイクテクノロジーズ)が行う[1][2]。もともとは「Plasm Network」という名称で開始し、2021年9月にリブランディングをして「ASTAR Network」とした[1]。2022年1月17日にメインネットが公開された[3]

概要

ASTR

Astar Networkでは、ネイティブトークンとして「ASTR」を用いる。ASTRは、トランザクションにおけるガス代の支払い、ガバナンストークンとしてプロジェクトの方針についての提案・投票機能、ステーキングの報酬などとして利用される[4]

dApps staking

「dApp staking」とは、「Astar Network」と統合したdApp(分散型アプリケーション)やインフラストラクチャに対して、ユーザーが同ネットワークのネイティブトークン「ASTR」をステーキングすることで、開発者とユーザーが報酬を得られる仕組みであり、特定のdAppに対して「ASTR」をステーキングする事で、報酬を受取りながら開発者を支援することが可能となっている[5]

スマートコントラクト

Astar NetworkはpolkadotへEVM(イーサリアムバーチャルマシン)やWASM(ウェブアッセンブリ)の機能を提供することで、イーサリアム上で作成したdApps(分散型アプリケーション)やスマートコントラクトを簡単に移行することができる。それにより複数のブロックチェーンをサポートするマルチチェーンスマートコントラクトのハブとしての役割を担う[6][7]

代表的なプロジェクト

  • ArthSwap

ArthSwapは、Astar Network上に構築されたDEX(分散型取引所)であり、トークンスワップやステーキング、流動性マイニングなどの機能を提供する[8]。また、ArthSwapで使用される暗号通貨としてARSWトークンが利用されている[8]

  • AstridDAO

AstridDAOは米ドルステーブルコイン「BAI」を発行して、分散型金融市場のサービスを提供するプロジェクトである[9]

  • Shiden Network

Shidenネットワークは、Polkadotの実験的ネットワーク「Kusama Network」への接続を目的に作られたAstar Networkの実験的なブロックチェーンであり、相互運用性とスケーラビリティ問題の解決を念頭に開発されている[10]

  • Astar Farm

Astar Farmは、Astar Networkを利用したゲームであり、ASTRを預けることによってバーチャル空間上の畑で作物の栽培ができ、収穫した野菜はゲーム内で販売することで「ASTR」を獲得できる[11]

脚注

  1. ^ a b c d 日本発のブロックチェーン「Astar Network」と開発企業Stake Technolosiesとは?【コインチェックや本田圭佑氏が出資するWEB3スタートアップ】 | 仮想通貨コラム | 仮想通貨(暗号資産)の比較・ランキングならHEDGE GUIDE”. hedge.guide (2022年2月9日). 2022年3月29日閲覧。
  2. ^ Astar Network・Shiden Networkの概要 Polkadot経済圏で稼働するスマートコントラクトプラットフォーム”. HashHub Research. 2022年5月25日閲覧。
  3. ^ アスターネットワークがメインネットローンチ、 OKExとゲートでも「ASTR」上場”. あたらしい経済 (2022年1月18日). 2022年5月26日閲覧。
  4. ^ コインベースが出資する日本発の「Astar Network(アスターネットワーク)」とは? | 仮想通貨コラム | 仮想通貨(暗号資産)の比較・ランキングならHEDGE GUIDE”. hedge.guide (2022年5月17日). 2022年5月25日閲覧。
  5. ^ クリプトゲームスとアスター(ASTR)が提携、Dappsサービス今春ローンチ”. あたらしい経済 (2022年3月29日). 2022年5月25日閲覧。
  6. ^ 【速報】国内初、アスター(ASTR)がビットバンクに上場へ。日本市場に本格参入”. あたらしい経済 (2022年9月22日). 2022年9月25日閲覧。
  7. ^ アスター(Astar/ASTR)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説”. 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ. 2022年9月25日閲覧。
  8. ^ a b Astar(ASTR)基盤のDEX「ArthSwap」とは|機能や特徴を解説”. CoinPost|仮想通貨ビットコインニュース・投資情報. 2022年5月25日閲覧。
  9. ^ 米マイクロソフト、Astar Network上のDeFiプロジェクト「AstridDAO」と提携”. CoinPost|仮想通貨ビットコインニュース・投資情報. 2022年5月25日閲覧。
  10. ^ Shidenネットワーク”. CoinPost|仮想通貨ビットコインニュース・投資情報. 2022年5月26日閲覧。
  11. ^ カルビー初のNFT「Astar Farm」で限定配布|Astar Networkを活用してWeb3.0市場参入”. 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ. 2022年9月25日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  Astar_Networkのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Astar_Network」の関連用語

Astar_Networkのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Astar_Networkのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのAstar Network (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS