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BATTLE_WITHOUT_HONOR_OR_HUMANITYとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 音楽作品 > 楽曲 > 布袋寅泰の楽曲 > BATTLE_WITHOUT_HONOR_OR_HUMANITYの意味・解説 

BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/05 05:21 UTC 版)

新・仁義なき戦いのテーマ
布袋寅泰楽曲
収録アルバム新・仁義なき戦い。 そしてその映画音楽
リリース2000年11月29日
ジャンル
時間2分29秒
レーベル東芝EMI
作曲者布袋寅泰
新・仁義なき戦い。 そしてその映画音楽 収録曲
仁義なき戦いのテーマ
(1)
新・仁義なき戦いのテーマ
(2)
男の背中
(3)
BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY
布袋寅泰楽曲
収録アルバムキル・ビル Kill Bill: Volume 1 OST
リリース2003年9月23日
ジャンル
時間2分29秒
レーベル東芝EMI
作曲者布袋寅泰
その他収録アルバム
ELECTRIC SAMURAI
キル・ビル Kill Bill: Volume 1 OST 収録曲
『グリーン・ホーネット』のテーマ
(8)
BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY
(9)
悲しき願い
(10)
ELECTRIC SAMURAI 収録曲
BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY
(1)
KATANA GROOVE
(2)
ライブ映像
「Battle Without Honor or Humanity (Live at Saitama Super Arena)」 - YouTube

BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」(バトル・ウィズアウト・オナー・オア・ヒューマニティー)は、日本のギタリストである布袋寅泰の楽曲。阪本順治監督の映画『新・仁義なき戦い。』のメインテーマとして作曲された楽曲で、その際のタイトルは「新・仁義なき戦いのテーマ」(しん・じんぎなきたたかいのテーマ)。後にクエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビル』のメインテーマとしても使用された。

2004年6月30日に『アナザー・バトル』としてシングル・カットされた。

背景

2000年に阪本順治監督の映画『新・仁義なき戦い。』が公開された。同作に布袋は俳優としての出演オファーと同時に、音楽監督も任されることとなり本作のための新しいテーマ曲を書くように依頼された[1]。映画の撮影開始当初、布袋は楽曲があまり思い浮かばずにいたが、阪本に映画の1シーン、ヒントになるようなシーンがあればいただければ〔ママ〕、それに合わせて曲を作ってみたいと依頼し、これに対して阪本は豊川悦司道頓堀の路地裏をゆっくりと歩いていく背中の映像を送った[1]。映像を見た布袋は歩くテンポに合わせながら、ドンツッタンツクツクタンって重いビートが聞こえてきて、そこにチャラランランって乗っかっていって…あの曲は豊川くんの背中を見て作った曲と説明している[1]。楽曲のテーマは「低温火傷」。ガツンとくるインパクトのあるものではなく、ジワジワと迫まり来るようなフレーズを意識して作曲したとのこと[2]

映画の公開後、クエンティン・タランティーノから自身が監督を務める映画『キル・ビル』でメインテーマとして使用したいという依頼を受ける[1]。布袋は『キル・ビル』用の新曲を書き下ろして提供したいと申し出たが、タランティーノはそれを断り本作の使用にこだわった[1]。これを受けて布袋が阪本に確認を取ったところ、阪本が楽曲の使用を快諾したことから『キル・ビル』のメインテーマとして使用されることとなった[1]

アナザー・バトル

アナザー・バトル
布袋寅泰シングル
初出アルバム『ELECTRIC SAMURAI
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル
レーベル 東芝EMI / Virgin
作曲 布袋寅泰
プロデュース 布袋寅泰
チャート最高順位
布袋寅泰 シングル 年表
  • アナザー・バトル
  • (2004年)
テンプレートを表示

2004年6月30日に東芝EMIからシングル『アナザー・バトル』としてリカットされた。布袋にとって25枚目のシングルとなる[注 1]。シングルには、オリジナル・バージョンにリミックス・バージョンとカラオケ・バージョンを追加した全3曲が収録された[4]

リミックス・バージョンの「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY SAMURAI MIX」のミックスは布袋が自ら手がけ、『キル・ビル』の登場人物であるオーレン・イシイのセリフ「ヤッチマイナー!」を合図にBPMが加速するエンディングが追加されている[4]。このアレンジは、2005年に発売されたベスト・アルバム『ALL TIME SUPER BEST』にも収録された[5]

収録曲

全作曲: 布袋寅泰。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY ORIGINAL MIX」 布袋寅泰
2.「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY SAMURAI MIX」 布袋寅泰
3.「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY GUITAR KARAOKE」 布袋寅泰
合計時間:

クレジット

受容

日本国外から日本音楽著作権協会(JASRAC)に払われる国内作品の著作権使用料分配額では2014年度に年間8位[6]、2015年度に年間6位[7]、2016年度に年間10位[8]、2018年度に年間10位[9]、2019年度に年間3位[10]、2020年度に年間2位[11]に入った。

音楽雑誌『YOUNG GUITAR』(2019年7月号)に掲載された「ギター・インストの殿堂100」では80位に選出された[12]

演奏披露

MONSTER DRIVE PARTY!!!』(2005年)、『MTV UNPLUGGED』(2007年)などのライブ・アルバムにライブ音源が収録されているほか、『MONSTER DRIVE PARTY!!!』(2005年)、『HOTEI presents "SUPER SOUL SESSIONS" BRIAN SETZER vs HOTEI vs CHAR』(2007年)、『MTV UNPLUGGED』(2007年)、『HOTEI+東大寺 布袋寅泰 SPECIAL LIVE -Fly Into Your Dream-』(2009年)などの映像作品や『ALL TIME SUPER GUEST』(2011年)の初回限定盤特典DVDにライブ映像が収録されている。

2021年12月31日に放送された『第72回NHK紅白歌合戦』に生演奏で出演した[13]

2022年12月4日に大阪城ホールで開催された『サントリー1万人の第九』にゲスト出演。佐渡裕と共演し、本楽曲をオーケストラアレンジにて演奏した[14]

その他の利用

マッシュアップ

作品での使用

CM曲としての使用

その他BGMとしての使用

脚注

注釈

  1. ^ イギリスのみで発売された『DANCING WITH THE MOONLIGHT』を含めると26枚目のシングル。

出典

  1. ^ a b c d e f 布袋寅泰「キル・ビル」のテーマ曲はあの大物俳優の「背中を見て作った曲」道頓堀の裏路地を…”. Sponichi Annex 芸能. スポーツニッポン新聞社 (2023年10月16日). 2024年1月18日閲覧。
  2. ^ 『新・仁義なき戦い/そしてその映画音楽』セルフ・ライナーノーツより
  3. ^ アナザー・バトル | 布袋寅泰”. ORICON NEWS. oricon ME. 2024年1月18日閲覧。
  4. ^ a b 布袋寅泰 / アナザー・バトル”. CDJournal. シーディージャーナル (2023年4月4日). 2024年1月18日閲覧。
  5. ^ この1枚で布袋寅泰の25年が体感できるベストアルバム登場”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク (2005年12月8日). 2024年1月18日閲覧。
  6. ^ 2015年 国内作品の外国入金分配額ベスト10(国際賞関連)、日本音楽著作権協会、2015年。
  7. ^ 2016年 国内作品の外国入金分配額ベスト10(国際賞関連)、日本音楽著作権協会、2016年。
  8. ^ 2017年 国内作品の外国入金分配額ベスト10(国際賞関連)、日本音楽著作権協会、2017年。
  9. ^ 2019年 国内作品の外国入金分配額ベスト10(国際賞関連)、日本音楽著作権協会、2019年。
  10. ^ 分配額ベスト10、日本音楽著作権協会、2020年。 (PDF)
  11. ^ 分配額ベスト10、日本音楽著作権協会、2021年。 (PDF)
  12. ^ ヤング・ギター厳選『ギター・インストの殿堂100』名演ランキング”. YOUNG GUITAR. シンコーミュージック・エンタテイメント (2019年6月11日). 2024年1月18日閲覧。
  13. ^ 【紅白】布袋寅泰、初紅白に感慨「今年頑張った皆さんに『お疲れさま』と『ありがとう』を」”. スポーツ報知 (2021年12月31日). 2022年12月21日閲覧。
  14. ^ 毎日放送, MBS. “佐渡裕&布袋寅泰がコラボ演奏「第九」をスペシャルアレンジ! | サントリー1万人の第九”. MBS 毎日放送. 2022年12月21日閲覧。
  15. ^ 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を盛り上げる、ファミコン世代の洋楽ヒットを徹底解説”. Rolling Stone Japan. CCCミュージック・ラボ (2023年5月29日). 2024年1月18日閲覧。
  16. ^ スマートフォン「ツートップ」篇
  17. ^ 本木雅弘&川口春奈出演、伊右衛門「特茶」のCMで流れる曲は?”. CDJournal リサーチ. シーディージャーナル (2023年4月4日). 2024年1月18日閲覧。
  18. ^ 布袋が井上尚弥の入場曲を提供 世紀の一戦のOPを華やかに演出 産経ニュース 2019年11月6日
  19. ^ 布袋寅泰、やっくん訃報にコメント キル・ビル曲が入場テーマ”. ORICON NEWS. oricon ME. 2024年1月18日閲覧。
  20. ^ “デコトラ演奏の布袋寅泰「人間には無限の可能性がある」…さだまさしも絶賛「すばらしかった!」”. スポーツ報知. (2021年8月25日). https://hochi.news/articles/20210825-OHT1T51028.html 2021年8月27日閲覧。 
  21. ^ “【パラ開会式】布袋寅泰ら“デコトラ”ロックバンド、充実感にじむオフショット公開 「勇気を貰えました!!!」の声”. ORICON NEWS. (2021年8月25日). https://www.oricon.co.jp/news/2204694/full/ 2021年8月27日閲覧。 

外部リンク


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