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BLUE_(山本直樹の漫画)とは? わかりやすく解説

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BLUE (山本直樹の漫画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/03 06:57 UTC 版)

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BLUE』(ブルー)は、山本直樹による日本の短編漫画、および同作を収録した単行本のタイトル。作中の性描写が問題となり、東京都により不健全図書の指定を受け、版元回収となったことで話題になった。

概要

1991年小学館の『ビッグコミックスピリッツ1991年新春増刊号』[1][2]に掲載され、同年光文社が山本直樹の他の短編作品とともに単行本化したが、作中の性描写が問題となり、1992年3月に東京都の青少年保護育成条例により不健全図書の指定を受け[3]、版元回収になる。

1992年10月、弓立社により、成人向けコミックとして出版された。弓立社版は、光文社版では隠されている局部の描写もそのままになっている[4]2001年には双葉社2006年には太田出版より、同内容の単行本が出版された。

ストーリー

高校の学園祭の日に学校の屋上に上った灰野は、そこにある天文部の部室で優等生の九谷エリに出くわす。エリは灰野に「BLUE」という薬を勧め、セックスに誘う。2人は頻繁に屋上で体の関係を結ぶようになり、次第に灰野はエリに恋愛感情を抱き始める。

「BLUE」とは、彼らがセックスのさい服用した興奮剤。主人公が高校を卒業し、部室でセックスにふけった日々が夢のように思われた、というところからタイトルになった。

単行本『BLUE』には表題作の他に6編の短編が収録されているが、いずれも内容は互いに無関係な独立した短編である。

収録作品

  • 頁数には扉絵を含む。初出の列は発表順にソートされる。
タイトル 頁数 初出
1 BLUE 41 1991-00-00/ビッグコミックスピリッツ 1991年新春増刊号[1]
2 ヒポクリストマトリーファズ 23 1990-11-19/ビッグコミックスピリッツ 1990年11月19日号[1]
3 なんだってんだ7days 40 1990-01-10/ビッグコミックスピリッツ 1990年1月10日号[1]
4 197X 28 1991-02-18/コミックビー! 1991年2月18日号[1]
5 はけしいおおさま/激しい王様 30 1991-06-17/コミックビー! 1991年6月17日号[1]
6 きほうのとも/希望の友 17 1991-07-17/コミックビー! 1991年7月17日号[1]
7 ずびずば 16 1991-08-16/コミックビー! 1991年8月16日号[1]

オリジナルビデオ

BLUE ある女子校生たちの物語(1994年)
  • キャスト
  • スタッフ
    • 監督:神野太
    • 脚本:石川彰
BLUE(2006年)
  • キャスト
  • スタッフ
    • 監督:神野太
    • 脚本:高木裕治
BLUE 197X (2006年)
BLUE ヒポクリストマトリーファズ(2007年)

出典

  1. ^ a b c d e f g h 山本直樹『BLUE』弓立社、1992年10月30日、202頁。ISBN 4896672658巻末初出一覧。
  2. ^ 高橋しんのデビュー作が載った号
  3. ^ 「日録 コミック規制をめぐる動き」『誌外戦』コミック表現の自由を守る会編、創出版、1993年、p.147
  4. ^ 「日録 コミック規制をめぐる動き」『誌外戦』コミック表現の自由を守る会編、創出版、1993年、p.152



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