BlackBerry App World
BlackBerry App Worldとは、スマートフォン「BlackBerry」シリーズ端末の製造元であるRIMが運営する、BlackBerry端末向けのアプリケーションストアである。
BlackBerry App Worldでは、BlackBerry用のアプリを紹介し、有償、または無償でダウンロード提供している。BlackBerryユーザーは便利にアプリケーションを利用できるアプリを簡単に手に入れることが可能となっている。
BlackBerry App Worldは2009年4月に米国で開設された。日本では2010年半ばに、NTTドコモからの「BlackBerry Bold 9700」の発売に合わせてサービス提供が開始されている。
参照リンク
BlackBerry App World - (blackberry.com)
BlackBerry: | BlackBerry Bold 9700 BlackBerry Torch BlackBerry Curve 9300 BlackBerry App World BlackBerry Style 9670 BlackBerry Pearl BlackBerry Curve 9350 |
BlackBerry App World
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/02 16:20 UTC 版)
開発元 | ブラックベリー |
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初版 | 2009年4月1日 |
最新版 | 3.1.0.60 / 2012年1月22日 |
プログラミング言語 | Java |
対応OS | BlackBerry OS,BlackBerry Tablet OS |
プラットフォーム | BlackBerry |
サイズ | 掲載アプリ数90,000以上[1] |
対応言語 | 英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ブラジルポルトガル語、オランダ語、インドネシア語、中国語、日本語、ベトナム語、タイ語 |
種別 | デジタル配信 |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | Blackberry App World |
BlackBerry App Worldとはブラックベリーが運営するBlackBerryの主要機種に対応しているアプリケーション配信サービスおよびアプリケーションである。BlackBerryユーザーがサードパーティアプリケーションを探したりダウンロードしたりアップデートしたりするサービスを提供する。2009年4月1日サービス開始。このサービスとApple App Store、Google Playを比べてアプリケーション1作あたりの収益が他の$6,480(Apple App Store)、$1,200(Google Play)と比べて$9,166.67ともっとも大きい[2]。
歴史
2003年、RIMはMobile Data ServiceというユーザーがJava型のサードパーティアプリケーションをセキュアリアルタイムプッシュベースであるBlackBerryインフラストラクチャで使用出来るサービスを始めた。
その後2008年10月21日にRIMはBlackBerry Developer Conferenceにて新たなアプリケーションストアを開設することを発表した[3]。さらに2009年3月にオープンする予定でPayPalのサービスと連携するとも発表した。2009年1月19日、RIMは開発者からのアプリケーション受付を始めた[4]。
2009年3月4日、RIMはストアの正式名称をBlackBerry App World(過去にBlackBerry Application Storefrontと称されていた)とした[5]。
同年4月1日、CTIAのトレードショーにてRIMはApp Worldのサービス開始を発表した[6]。
BlackBerryがスポンサーになっているワイヤレス・エンタープライズシンポジウム(WES)にてアプリケーションが1日あたり平均100万回ダウンロードされていると発表した[7]。
2010年8月19日、BlackBerry App World 2.0が公開された。新しいバージョンではBlackBerry IDというBlackBerry clientとBlackBerry App World両方で使用出来るシングルサインのアカウントシステムが導入された。加えて、BlackBerry IDやBlackBerry App World 2.0ではAT&Tワイヤレス契約者向けのクレジットカード請求やキャリア請求が導入された。
同年12月3日、RIMは1日辺りのダウンロード数が200万に上ったことを発表した[8]。
2011年2月2日、BlackBerry App World 2.1が公開された。このバージョンではアプリケーション内で買うアドオンを可能にするデジタルグッズのアプリ内課金システムが導入された[9]。
記録
2011年始め時点でBlackberry App Worldには16,000本のアプリケーションが配信されており、翌年審査を通過したアプリケーション数が2012年1月で60,000本、翌月には70,000本に上った。2012年9月のBlackBerry JamにてRIMは配信アプリケーション数が105,000本に上ったと発表した。
日付 | 1日あたりのダウンロード数 | これまでのダウンロード数 |
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2010年7月30日[10] | 1,000,000 | |
2010年9月27日[10] | 1,500,000 | |
2011年2月14日[10] | 2,000,000 | |
2011年3月22日[10] | 3,000,000 | |
2011年7月12日[11] | 3,000,000 | 1,000,000,000 |
2012年2月7日[12] | 6,000,000 | 2,000,000,000 |
課金と対応
RIMはサービス開始時に利用可能な国はアメリカ合衆国、イギリス、カナダであると発表した[13]。
2010年9月9日時点でBlackBerry App Worldは113カ国でPayPal、クレジットカード請求、キャリア請求での課金含めて利用可能である。
利用可能国の一覧はBlackBerry App Worldが利用可能な国で閲覧できる。
アメリカ合衆国でのアプリケーションは無料もしくは有料の場合0.99から999.99ドルの範囲の値段である。開発者に対する登録やアプリケーション申請料は無料である[14]。
利用可能なBlackBerry端末は以下の通りだが、BlackBerry OSバージョン4.5.0以降にアップデートする必要がある:[13]
- BlackBerry Torch 9800/9810 - Preloaded
- BlackBerry Style 9670 - Preloaded
- BlackBerry Bold 9900/9000/9700/9780/9650/9790
- BlackBerry StormおよびBlackBerry Storm2 9500/9520/9530/9550
- BlackBerry Tour 9630
- BlackBerry Pearl 3G 9100/9105
- BlackBerry Pearl 8100/8110/8120/8130
- BlackBerry Pearl Flip 8220/8230
- BlackBerry Curve 3G 9300/9330
- BlackBerry Curve 8900
- BlackBerry Curve 8520/8530
- BlackBerry Curve 8300 8300/8310/8320/8330
- BlackBerry 8800
- BlackBerry PlayBook
ストレージ
アプリケーションは特定のBlackBerryスマートフォン機種においてMicroSDもしくはeMMCにアーカイブすることが出来る[15]。
アプリケーション開発
2010年、RIMはBlackBerry Enterprise Application Development、次世代のBlackBerry Web Application、BlackBerry PlayBook™タブレットやBlackBerryスマートフォン向けのBlackBerry WebWorks、BlackBerry Paymentサービス、BlackBerry Pushサービス、BlackBerry Advertisingサービス、BBM SocialプラットフォームSDKといったアプリケーション開発者が機能がBlackBerry対応の豊富なアプリケーションをより簡単に製作し収益化できる数種類の新しい開発ツールを発表した。
脚注
- ^ http://crave.cnet.co.uk/software/windows-phone-store-hits-150000-apps-doubled-in-last-year-50010072/
- ^ Eric Zeman (2011年2月28日). “BlackBerry App World Generates Highest Revenue Per App”. Bacononthego.com. 2011年5月5日閲覧。
- ^ Perez, Marin (2008年10月21日). “RIM Announces BlackBerry App Store”. InformationWeek. 2009年3月9日閲覧。
- ^ Meyer, David (2009年1月29日). “BlackBerry app store open for submissions”. CNET News. 2009年3月9日閲覧。
- ^ Cha, Bonnie (2009年3月4日). “RIM store crowned BlackBerry App World”. Crave. CNET News. 2009年3月9日閲覧。
- ^ Mies, Ginny (2009年4月1日). “BlackBerry App World open for bousiness”. Macworld. 2009年4月2日閲覧。
- ^ O'Brien, Stuart (2010年4月27日). “BlackBerry App World generating 1m downloads a day”. Mobile Entertainment. 2011年1月13日閲覧。
- ^ unknown (2010年12月3日). “BlackBerry App World hits 2M daily app downloads”. GSMA Mobile Apps Briefing. 2010年12月3日閲覧。
- ^ Jason Cipriani (2011年2月2日). “BlackBerry App World 2.1 now available for download, brings in-app purchasing”. Dennis Publishing. 2011年5月31日閲覧。
- ^ a b c d “BlackBerry App World Doubles Downloads in 6 Months”. Press Release. BerryReview (2011年3月23日). 2011年5月17日閲覧。
- ^ “BlackBerry App World Crosses 1 Billion Download Mark”. Press Release. BerryReview (2011年7月12日). 2011年7月12日閲覧。
- ^ “BlackBerry App World Stats: Over 2 billion downloads; 60,000 apps available”. Press Release. Crackberry (2012年2月7日). 2011年7月12日閲覧。
- ^ a b “BlackBerry App World FAQ”. Research In Motion. 2009年3月9日閲覧。
- ^ “BlackBerry App World Vendor Support”. Research In Motion. 2011年5月31日閲覧。
- ^ “New Features of BlackBerry App World 1.1”. 2010年3月19日閲覧。
外部リンク
- App World official North American site
- App World official European site
- BlackBerry official site
- Jamie Murai (Feb 25, 2011), "You Win, RIM": An aspiring RIM developer's experience with RIM's application development environment's registration procedure Accessdate=2011-02-26 But see interview with a director, Blackberry Developer Relations, rationale and aspirations Accessdate=2011-02-26
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BlackBerry App World
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 08:12 UTC 版)
「BlackBerry」の記事における「BlackBerry App World」の解説
RIMでも2009年4月1日にBlackBerry用のアプリケーションの配布用のサイト「BlackBerry App World」を開設しBlackBerry用のアプリケーションの配布を始めている。 当初はアメリカ、イギリス、カナダ向けとする対応であった。 2010年6月より日本でも無料版の提供が開始された。 2010年8月にはApp Worldのバージョンが2.00へあがり、日本でも有料アプリケーションの購入が可能となった。有料アプリケーションの支払い方法は、クレジットカードのほか、PayPalでの利用も可能となっている。 2012年2月時点で60,000以上のアプリを配布し、1日約100万のダウンロードがある。有料アプリの売り上げのうち8割は開発者の取り分となる。アプリの種類は、本、株価ツール、ニュース、スポーツ、地図、ビジネスツール、コミュニケーションツール、ゲーム、テーマ等がある。 BlackBerry App Worldでダウンロードしたアプリケーションの履歴は、My Worldといわれるダウンロード履歴に保存され、一度ダウンロードしたアプリケーションは、同じユーザー名でログインすれば、端末を変えたり、端末を初期化したとしても、再度無料でダウンロードしたり、PCから取り込むことが可能となる。 2010年10月より、Ver.2.01版が公開され、有料アプリケーションが日本円で購入可能となっている。 2011年02月より、日本語版BlackBerry AppWorldの配信が開始された。 2011年9月より、Ver.3.0版が公開され、インターフェイスを一新し、「マイアカウント」も導入された。
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「BlackBerry App World」を含む「BlackBerry」の記事については、「BlackBerry」の概要を参照ください。
「BlackBerry App World」の例文・使い方・用例・文例
- あなたの請求が確定し次第App Codeをメールで送信いたします。
- は Apple の A.
- 同社は1977年に史上初の個人用コンピュータ「Apple Ⅱ」を発表した。
- ソフトバンクモバイルとタカラトミーエンタメディアはスマートフォン用の無料アプリ「Family Apps(ファミリーアップス)」を共同開発し,提供している。
- Family Appsは,さまざまなゲームや活動を通して言葉や数字を学ぶ機会を子どもたちに与えている。
- 子どもたちはまた,Family Appsで仕事について学ぶこともできる。
- Family Appsに協賛している企業の1つ,日本ケンタッキー・フライド・チキンは,このアプリによって自社の食品に対する認識が高まることを期待している。
- Apple Japan(アップルジャパン)は,ますます多くの子ども向けアプリが市場に登場するだろうと予想している。
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