DG細胞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 08:10 UTC 版)
元はU細胞と呼ばれていた本機のテクノロジーの一つ。元々は長期のガンダムファイトを進行するうえで、機体のメンテナンスフリーを目的として開発された。本機の構成材は未来世紀において普及したディマリウム合金の作用を拠り所としており、あらゆる環境下での活動が可能な生物的要素を備えた構造をなしている。本来ならば、その性質を応用して汚染物質の分子レベルでの除去などを行うことで地球環境の浄化に大いに役立つことも期待されていた。しかし、前述の通りデビルガンダムと化したことで、あらゆる構成物を自身の支配下に置き際限なく増殖していく「DG細胞(デビルガンダム細胞)」に変質してしまった。 このDG細胞(U細胞)は無機物・有機物を問わず入り込む性質を持ち、機体のエネルギーや構造材を生産する事さえも可能としている。また、生物の細胞組織に入り込むことが可能であるため、その形質を掌握する事さえ可能となる。ただし、この技術は人間の精神に反応するディマリウム合金の特性を利用しているため、デビルガンダムは生体ユニットとして人間を取り込む必要がある。またその動作には基本的に哺乳類以上の精神体がいなければ機能することはなく、対象が複数いた場合はより強い精神力の持ち主側に影響を受ける。 ウォン・ユンファは、生体ユニットにもっとも適しているとされているのは「次世代の生命を生み出す力を持つ者・女性」であると結論付け、女性ファイターのアレンビー・ビアズリーを生体ユニットにしようとしていたが果たせず、代わりにウルベ・イシカワの手でレイン・ミカムラが生体ユニットにされた。生体ユニットにされた際のレインは裸体の銅像のような銀色の鉄人状態と化した。 関連作品におけるDG細胞 本作の内容を包括するさらに未来世界を描いた作品『∀ガンダム』の書籍『∀ガンダム記録全集2』(講談社)によれば、かつて発生したDG細胞災害のため地球全土で禁止されていたナノマシン研究がムーンレィス移住前に解禁され、ナノマシンを駆使した工法による月面都市が成立。医療用のナノマシンも発明されたとされている。
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