Dasher
Dasherとは、コンピューターワームの一種で、Windowsを標的としてパソコンにスパイウェアを設置するワームのことである。2005年12月半ばに登場した。
DasherはWindows、特にWindows 2000を標的とする。Microsoftがパッチとして公開したMSDTC(Microsoft Distributed Transaction Coordinator)と呼ばれる実証コードをベースとしてプログラムされている。MSDTCはデータベースソフトにおけるトランザクションの管理に用いられるOSコンポーネントであり、Dasherはその脆弱性を突く。
Dasherが蔓延した前後一昼夜のうちに、Microsoft製品を侵す不正コードは3つ発見されたという。そのひとつがDasherであり、ほかの2つはIE(Internet Explorer)を標的としてクラッシュさせる。
ウィルス・ワーム: | Crowti CryptXXX Code Red Dasher DroidDream ExploreZip Facebookワーム |
Dasher
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/26 20:25 UTC 版)
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Dasher スクリーンショット | |
開発元 | The Dasher Project |
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最新版 | 4.11 / 2010年3月14日 |
最新評価版 | 5.0 beta / 2016年4月9日 |
対応OS | クロスプラットフォーム |
種別 | コンピュータアクセシビリティ |
ライセンス | GNU GPL |
公式サイト | www |
Dasher(ダッシャー)は、キーボードを使うことなく文書を入力することを可能にするコンピュータアクセシビリティツールである。テキストを入力する際には、マウスやトラックパッド、タッチスクリーン、ローラーボール、ジョイスティックなどのポインティングデバイス、もしくはフット・ヘッドマウスを使うことが出来る。これらの装置は、標準的なキーボードを使うことが困難な人にとって義肢デバイスとして働く。
書き手が何をポインターに使おうとも、確率の科学的モデルに基づき、文章中どの組み合わせで書き手が次の文字を選択するのかシステムが予想し、またこの予想に基づいてその組み合わせが強調され表示される。その中からユーザーは画面に表示される文字を選択する。このシステムにより、ユーザーは次に選択する文字を選ぶ時間と手間を省くことが出来る。テキストの作成プロセスは、ユーザーがテキストを入力する際に文字が画面を飛び回ることからあたかもアーケードゲームのように見える。システムは、経験を通してどの文字の組み合わせが最も多いか学習し、またこれを反映して文字表示の手順を変化させる。
DasherはGPLの下で配布されている。Linux、Mac OS、Microsoft Windows、Pocket PCなどのプラットフォームで使用可能。
DasherはDavid J.C. MacKayにより発明され、David WardとMackeyの研究グループにより開発された。現在DasherプロジェクトはGatsby Charitable Foundationによりサポートされている。
また、DasherはUnixシステム用のGNOMEデスクトップソフトウェアの一部である。
関連項目
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- David J.C. MacKay (2003) Information theory, inference and learning algorithms, CUP, ISBN 0-521-64298-1, (オンラインでも参照可。)
固有名詞の分類
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