FCS-2-12
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 11:11 UTC 版)
ミサイル射撃指揮装置2型-12は、試作機の設計を基本として、ミサイル制御部を付加した。ミサイル誘導用の送信機にはNATO型の連続波(CW)送信機であるMk.73を装備し砲と艦対空ミサイル(シースパロー)の管制を可能としており、「Highタイプ」と呼ばれる。 方位盤はDIR-2-12、光学照準器はOPT-2-12と称される。光学照準器にはレーザー測距儀が追加されたほか、後述のFCS-2-21と同様に、テレビ画像の自動追尾機能も付与された。なお電子計算機については、新しい標準となっていたAN/UYK-20電子計算機に変更された。 デジタル連接化も配慮されており、艦の戦術情報処理装置や、併載されるFCS-2-21からも目標探知情報を得られるようになっている。 搭載艦艇 はつゆき型護衛艦(52DD - 57DD)- FCS-2-12 - 12A あさぎり型護衛艦(58DD - 61DD) - FCS-2-12E - 12G たかつき型護衛艦(1,2番艦のみFRAM後装備) - FCS-2-12B,12D はるな型護衛艦(FRAM後装備)- FCS-2-12F しらね型護衛艦(「たかつき」、「きくづき」が廃艦後移載)
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