Intel AVX-512
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 05:57 UTC 版)
「ストリーミングSIMD拡張命令」の記事における「Intel AVX-512」の解説
詳細は「en:AVX-512」を参照 ZMMレジスタを512ビット長とし、レジスタ数も16から32に増やした。 2012年、第1世代Xeon Phiに初めて搭載。 2015年、Xeonプロセッサ(Skylakeマイクロアーキテクチャ)から一部の命令を搭載した。 2018年、AVX512 VNNI(AVX-512 Vector Neural Network Instructions)が機能拡張としてIntel, IEEE Hot Chips 30 Symposium (HCS) 2018で発表した。 2019年、Intelの10nm世代CPUで(Sunny Coveコア)、AVX-512 を標準搭載とした。 2020年、Cooper Lakeマイクロアーキテクチャにて、bfloat16(AVX512_BF16)に対応した。 2022年、AMDは「Zen 4」コアでのAVX-512対応を表明した。 発表されている命令群には、扱うデータや処理の差によって、AVX512F, AVX512CD, AVX512DQ, AVX512PF, AVX512ER, AVX512VL, AVX512BW, AVX512IFMA, AVX512VBMI, AVX512VBMI2, AVX512VAES, AVX512BITALG, AVX5124FMAPS, AVX512VPCLMULQDQ, AVX512GFNI, AVX512_VNNI, AVX5124VNNIW, AVX512VPOPCNTDQ, AVX512_BF16といった分類がされる命令群があり、どれをどこまで実装しているかは、製品によって異なる。一部は命令の仕様だけ公開されていてまだ製品に実装されていないものもある。このように実装レベルが異なるものが複数存在していることもあり、AVX-512に対応しているといっても、何をどこまで実装されているのか確認が必要な状況になっている。
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