Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                

ハチャプリとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ハチャプリの意味・解説 

ハチャプリ

(Khachapuri から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/29 06:04 UTC 版)

ハチャプリ
種類 パイ
発祥地 ジョージア
主な材料 チーズ
テンプレートを表示
アジャリア地区のハチャプリは、舟形をしていて、中央の生卵を付けて食べる。

ハチャプリグルジア語: ხაჭაპური 発音 英語: Khachapuri)は、南コーカサスにあるジョージアに伝わるジョージア料理チーズ入りパンである。パンは発酵後にさまざまな形に成形される。フィリングにはチーズや卵などの材料が使われる。チーズにはフレッシュチーズも発酵チーズもともに使われるが、最も一般的なのはスルグニ英語版と呼ばれるチーズである[1]

ハチャプリには、ジョージアの地方によって次のような種類に区分される。

  • イメレティ(イメルリ)のハチャプリ。円形で、最も一般的なタイプである。
  • アジャリア(アチャルリ/アジャルリ)のハチャプリ。開いたブーツのような形に成形され、熱いパイの上に生卵とバターを乗せて食べる。
  • サメグレロ(メグルリ)のハチャプリ。イメレティのものに似ているが、上にさらにチーズをかける。
  • アブハジア(アチュマ)のハチャプリ。複数の層にチーズをはさんで作る。ソースのないラザニアのように似ている。アチュマという名前は、このタイプのハチャプリの一般的な名称である。「アブハジアハチャプリ」('Abkhazian Khachapuri')という名前は使用されない。
  • グリア(グルリ)のハチャプリ。生地の中にゆで卵が入っており、カルツォーネに似ている。おそらく、これはハチャプリの一種ではない。グリアはクリスマスに作られ、単に「クリスマスパイ」と呼ばれている。また、ジョージアの他の地方では、「グリア・パイ」(Gurian pie)と呼ばれている。
  • オセチア(オスリ)のハチャプリ。フィリングの中にチーズだけでなくじゃがいもも入っている。普通、ハビジニ(Khabizgini)と呼ばれる。
  • スヴァネティのハチャプリ
  • ラチュリのハチャプリ
  • ペノヴァニのハチャプリ

ハチャプリの食材原価は、ジョージアの主要生産品とともに、トビリシ国立大学国際経済学校が開発した「ハチャプリ指標」によって、国内の各都市間のインフレーション指標として使われている[2][3]

日本における展開

フジパンから「ハチャプリ~たまご~」の名で惣菜パンが発売され、駐日ジョージア臨時代理大使のティムラズ・レジャバに好意的な評価をうけた[4]

脚注

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ハチャプリ」の関連用語

ハチャプリのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ハチャプリのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのハチャプリ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS