LCC
【英】:Life Cycle Cost
購入者の立場としては、製品を購入してから使用を中止、あるいは廃却するまで、製造者の立場では、企画・研究開発から廃棄、処分に至るまでの資産の全生涯で発生するコストをいう。
製造者側のライフサイクル段階で発生するコストには、研究・開発コスト、生産・構築コスト、使用者側のライフサイクル段階で発生するコストには、運用・支援コスト、廃棄コストなども含まれる。
この場合、仮に購入価格が安くても使用段階で高い維持費、修理費等が発生すれば、かえって高い買い物になってしまう。
そこで、購入から使用中止に至るまでにかかる総費用を計算する必要がでてくるのである。
これらのコストを見積もる方法としては、パラメータ法やIE法などがある。また、コストのほとんどは企画・開発設計段階で決定されることや、各段階で発生するコスト間にはトレードオフの関係があるということに留意する必要がある。
昨今では、環境問題、エコロジーといった側面からも、企業は単に開発コスト、生産コスト、流通コストだけを考えるのではなく、商品の運用コスト、廃却コストも含めたトータルコスト(=ライフサイクルコスト)の最適化を求められている。
ライフサイクル・コスト
LCC
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