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P-47 ACESとは? わかりやすく解説

P-47 ACES

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/20 07:49 UTC 版)

P-47 ACES
ジャンル 横スクロールシューティング
対応機種 アーケードゲーム
開発元 NMK
発売元 ジャレコ
音楽 秀谷和則[1]
並木学[1]
A.H(広上晃)[1]
人数 1 - 2人(同時プレイ)
メディア 業務用基板
発売日 1995年
デバイス 8方向レバー
2ボタン
システム基板 メガシステム32
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P-47 ACES』(ピーよんじゅうなな - エイセス)[2][3]は、ジャレコより1995年に稼働されたアーケード横スクロールシューティングゲーム。開発はNMK

概要

P-47』の続編[3]の横スクロールシューティングゲーム。使用できる機体は1種類から4種類へとなり[3][4]、それぞれの機体にアニメ調の絵のパイロットのキャラクターが設定された。全8ステージ。難易度は高く、書籍『ジャレコ・アーカイブズ』では「難易度は極めて高い」「当時進行していたシューティングゲームの高難易度化を象徴するような作品」[4]、『シューティングゲームサイド Vol.8』ではライターの大瀬子ヤエは「ステージ1の序盤から敵の猛攻に戸惑うことだろう」「のっけから激ムズ」[3]と、それぞれ評している。

アイテム

AアイテムとSアイテムは一定時間ごとに交互に切り替わる。

A(アンチエアー)
対空攻撃をパワーアップさせる。最大5段階までパワーアップし、最大パワー時に取ると1万点のボーナス。
S(アンチサーフェイス)
対地攻撃をパワーアップさせる。最大5段階までパワーアップし、最大パワー時に取ると1万点のボーナス。
B(ボム)
ボムを1個追加させる。AアイテムまたはSアイテムを6個取るごとに1個出現する。
1UP
残機が1つ増える。スコアが50万点に到達した際に1個出現する。
ハイパー
対空対地攻撃を最大までパワーアップさせる。

ステージ構成

指令1:前線部隊からの要請

山岳地に隠れて味方に攻撃を行う敵重自走砲を破壊する。
ボス:LOKI

指令2:工場の人々を救え

工業地帯への爆撃を止めるべく、敵戦略爆撃機を撃墜する。
ボス:GIGAH

指令3:新兵器の脅威

新兵器の重砲を搭載し、研究所から量産のため工場へ出発した敵大型ヘリを撃墜する。
ボス:FA223

指令4:海軍の援助

味方機動艦隊を脅かす、敵主力戦艦とその駆逐艦を撃沈させる。
ボス:B−SHIP

指令5:情報戦争

敵に奪われた暗号文書を消滅させるべく、文書がある敵水上機を撃墜する。
ボス:HE813

指令6:人道を無視した兵器

砂漠に集結した細菌兵器を搭載するグライダー5機を撃墜し、同時に敵重戦車を破壊する。
ボス:E-1000

指令7:首都突入

敵国首都突入を妨害する敵陸上戦艦を破壊する。
ボス:RAGNA313

最後の指令:責任を取らせろ

爆撃隊を引き連れ、首都から脱走した最重要戦犯となる敵国元首を追う。
ボス:SHETLAND

登場機体

THUNDERBOLT
  • パイロット:SERGEANT JODY S.
  • AGE:21
BLACKWIDOW
  • パイロット:SERGEANT KIM BLAIR
  • AGE:28
SWORDFISH
  • パイロット:CAPTAIN UNCLE
  • AGE:52
SPITFIRE
  • パイロット:SERGEANT HARRY B.
  • AGE:24

評価

評価
受賞
媒体受賞
第9回ゲーメスト大賞ベストシューティング賞 8位[5]

ゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第9回ゲーメスト大賞」(1995年度)で、読者投票によりベストシューティング賞8位を獲得している[5]

ゲーム雑誌『シューティングゲームサイド Vol.8』にてライターの大瀬子ヤエは、自機がパワーアップをするほどに敵同様の豪快な攻撃を繰り出せ、デカキャラをガシガシと撃ちまくる快感と、大量のオブジェクトで表現される破壊エフェクトが心地よいと評価し、また改めてこのゲームをプレイすると、このゲームチューニングの過激さは時代の要請に応じてリアルタイムに変化し続けた「望ましいシューティング像」のあるいっときの証しではないかとし、前作とは「全く別もの」、「難しい」の2点だけでネガティブな評価を下すのなら、ちょっと待って欲しいとしている[3]

P-47 ACES改

exA-Arcadiaにてリリースされた『P-47 ACES』にアレンジを加え移植した作品。2022年9月29日稼働開始[6]。原作に忠実な移植に加えて4つの新機体、アレンジBGM、描きおろしグラフィックが追加された「P-47 ACES」、ワイド画面で原作の追加要素に加えて4人同時プレイが可能になりそれに伴うバランス調整を行った「P-47 ACES WIDE」、ハイパーシステムの実装やステージの拡張と敵の追加などワイドモードを大きくアレンジした「P-47 ACES改」の3つのモードを収録[6]。追加された4つの機体の内2つは『プラスアルファ』よりセリアとルゥミィがゲスト出演している。

関連項目

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c サウンドトラック『Arcade Disc In JALECO -SHOOTING-』付属ブックレット、2頁。
  2. ^ 読み方はインストラクションカードを参照。
  3. ^ a b c d e 『シューティングゲームサイド Vol.8』 マイクロマガジン社、2013年10月3日、28頁。ISBN 978-4-89637-439-1
  4. ^ a b シティコネクション編著 『ジャレコ・アーカイブズ』 実業之日本社、2016年12月1日、136頁。ISBN 978-4-408-11203-9
  5. ^ a b 『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』 新声社、1998年1月17日、8-9頁。ISBN 4-88199-429-8
  6. ^ a b 杉浦 諒 (2022年8月25日). “「P-47 ACES改」は9月29日に稼働へ。最新PVが公開され,第2回ロケーションテストの詳細が発表”. 4Gamer.net. Aetas. 2023年2月20日閲覧。

外部リンク


P-47 ACES

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 06:16 UTC 版)

P-47 (ゲーム)」の記事における「P-47 ACES」の解説

1995年続編としてジャレコメガシステム32リリース本作サンダーボルト加えブラックウィドウソードフィッシュスピットファイアの全4機体中から選べるまた、アニメ調の絵のパイロットキャラクターそれぞれの機体設定された。グラフィック大幅に進化したものの、ゲームバランス前作比べると非常に難易度が高い。

※この「P-47 ACES」の解説は、「P-47 (ゲーム)」の解説の一部です。
「P-47 ACES」を含む「P-47 (ゲーム)」の記事については、「P-47 (ゲーム)」の概要を参照ください。

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