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PC-8001mkIIとは? わかりやすく解説

PC-8001mkII

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 00:32 UTC 版)

PC-8000シリーズ」の記事における「PC-8001mkII」の解説

1983年1月発表同年3月発売された、PC-8001後継機希望小売価格123,000円。 PC-8001では別売であったシリアルインターフェースRS-232C)、5インチFDDインターフェース拡張スロット(2スロット)を標準搭載させ、FGU-8200を参考(メモリマップも同じ)にした640×200ドットのグラフィックプレーンを追加する事で漢字表示を可能とし、オプション漢字ROM漢字BASICサポートした実用本位強化特化しているのが特徴で、同クラスの他機種オプションシリアル(RS232C)が標準搭載モデム等の通信機器直接接続できたり、制御ボード増設が簡単であったりと業務(研究)向けな仕様であったメインRAMは64KBとなり、CP/Mなどの汎用OS標準動作するようになった反面AV面では、ハイレゾグラフィックがモノクロ解像度落として4色)、サウンドPC-8001同様のビープ音のみという寂しいものとなったキーボードは、TABキー追加されESCキー位置変わっているBASICは、N-BASICの24KBのROMに8KBを継ぎ足して拡張したN80-BASICを搭載。主にグラフィック関係命令追加されている(N-BASIC未使用予約語CMD使用)。PC-8001 (N-BASIC) 用のソフトはN80-BASICでも基本的に動作するが、フリーエリアなどの関係で完全な互換性が必要とされる場合には、N-BASICモード切り替えるともできる切り替えリセット時のディップスイッチまたはキー操作よる。 また、本体背面にはアタリ規格同形状の台形型Dsub-9ピン汎用I/Oポート設けられたが、ピンアサインをアタリ規格合わせなかったため、アタリ規格準拠のジョイスティックポートとしては機能せず、バーコードリーダ等の業務用機器接続ポートとして使われた。 グラフィックモードは、ゲームでは主にスクリーン2320×200ドット、黒+赤+緑+選択色)が使用され選択色に青を指定してタイルパターンでデジタル8色を表現する手法多用された(ただし白を鮮明に表示させたい場合は青の代わりに白が指定された)。またカラーを必要としないボードゲーム麻雀など)では、スクリーン0/1(640×200ドット、黒+指定色)が使用された。スクリーン3320×200ドット、青+マゼンタ+シアン+選択色)は殆ど使用されることがなかったが、ポートピア連続殺人事件ナッツ&ミルクなどで使用された。拡張手段は、のちに発売されPC-8801用のビデオアートボード以外にはなかった(当然、ソフトは無いので付属説明書によるアクセス方法従ったソフトを自作することになる)。音楽機能も、PC-8801mkIIの様な強化(CMD SING)はされず、PC-8001のままでソフトウェアによる工夫に頼ることになったこの頃各社から同じよう価格スペック8ビットPC続々発売されたが、それらの機種ではホビーユースでは不要なインターフェース部分をオプション扱いにしたり省略させる代わりにグラフィックサウンド機能充実図った。それに対し本機ではインターフェース拡張重視させたため、AV面の拡張中途半端なものとなり、AV面だけで比較すると他の機種比べ大きく見劣りするとなったその結果本機は前モデルPC-8001用の豊富な資源安価拡張できるというメリットがあったものの、競合機種見栄え大きくあけられるものとなった。さらに、上位機種PC-8800シリーズPC-8801mkIIでホビーユースについて強化される一方下位機種PC-6000シリーズもPC-6001mkII/6601で大幅に機能拡張され、本機位置付け微妙なものとなってしまった。 640×200ドットの8色グラフィックは、コスト問題とFGU-8200用のアプリケーション対応させるため、サウンド機能は、コスト問題拡張スロット使えば容易に搭載できることから、それぞれ見送られ経緯がある。このクラスでは、珍しくワープロソフト等の業務用ソフトが多数存在する

※この「PC-8001mkII」の解説は、「PC-8000シリーズ」の解説の一部です。
「PC-8001mkII」を含む「PC-8000シリーズ」の記事については、「PC-8000シリーズ」の概要を参照ください。

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Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのPC-8000シリーズ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

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