ピー‐ケー‐オー【PKO】
読み方:ぴーけーおー
《peacekeeping operations》国連が、受け入れ国の同意を得た上で、PKF(国連平和維持軍)や人員を現地に派遣して行う活動。紛争の拡大の防止、休戦・停戦の監視、治安維持、選挙監視などにあたる。国際連合平和維持活動。国連平和維持活動。
ピー‐ケー‐オー【PKO】
PKO(ぴーけーおー)
紛争地域における停戦状態の維持、紛争拡大の防止、公正な選挙の確保などを行う国際連合の活動を指す。安全保障理事会の決議で、紛争当事者の許可を得たうえで、国連加盟国が自発的に要員を提供する。
日本では、1992年にPKO協力法が成立し、自衛隊の海外派遣を可能にする道を開いた。ちょうど、湾岸戦争を契機に日本の国際貢献のありかたが問われた時期のことだ。以後、カンボジアやモザンビーク、ゴラン高原などのPKOに自衛隊が派遣された。
自衛隊がPKO要員として派遣されるのは、PKO参加5原則が守られている場合に限られる。すなわち、
(1) | 停戦の合意 |
---|---|
(2) | 紛争当事者の受け入れ同意 |
(3) | 中立的な立場の維持 |
(4) | 自衛隊独自の判断による撤退 |
(5) | 隊員の防護に必要最低限の武器使用 |
自衛隊の海外派遣は、戦争の放棄を定めた憲法9条との兼ね合いから、問題となる場合が多い。そこで、より軍事色の強いPKF(平和維持部隊)の本体業務への参加は凍結されてきた。しかし、独立後の東ティモールに自衛隊を派遣するタイミングで、PKF本体業務への参加を解禁しようとする法改正の動きが出てきた。
(2001.09.12更新)
PKO Peace Keeping Operation
(1)武力紛争の停止の遵守状況の監視または紛争当事者間で合意された軍隊の再配置、武装解除等の履行の監視
(2)緩衝地帯等における駐留および巡回
(3)車両等または通行人による武器の搬入または搬出の有無の検査等
(4)放棄された武器の収集等
(5)紛争当事者が行う停戦線等の設定の援助
(6)紛争当事者間の捕虜の交換の援助
(7)選挙、住民投票等の公正な執行の監視またはこれらの管理
(8)警察行政業務に関する助言または警察行政事務の監視
(9)(8)に掲げるもののほか、行政事務に関する助言等等にいたるまで業務の内容を明らかにしています。
平和維持活動 PKO
56年には最初の平和維持軍UNEFがスエズ地域に派遣されました。こうして軍事監視団と平和維持軍は、集団安全保障を発動できない国連の介在(UN Presence)によって紛争の悪化を防止するという新たな役割を担ってきました。憲章に根拠をもたないPKOは、冷戦による安保理の機能麻痺という当時の状況から生まれた現実的な策でした。冷戦期のPKOは40年間で13件にのぼりますが、そのなかで同意、中立、武力不行使というPKO三原則が醸成されてきました。
98年にはノーベル平和賞を受賞。従来型と比べて、冷戦後のPKOは、活動が単なる休戦の維持・監視から選挙監視、人権保護、人道援助などに広がり、また内戦に介入するようになりました。
PKOは同意・中立・武力不行使の伝統的三原則に回帰しつつ、さらに選挙監視、国内秩序安定化や人道援助等の広範な行動範囲をもった活動になりつつあります。
PKO (曖昧さ回避)
(PKO から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/06/23 06:00 UTC 版)
PKO
- 国際連合平和維持活動(Peacekeeping Operation)
- 株価維持政策(Price Keeping Operation)
- 1992年の阪神タイガース三大強打者、ジム・パチョレック、亀山努、トーマス・オマリーの三名を示す略称(もしくは翌年の郭李建夫、パチョレック、オマリーの外国人選手三名)。→JFK (阪神タイガース)#JFKの源流
- テキサス州サンアントニオ出身のギャングスタラップグループ。→PKO (音楽グループ)
- 『デ・ジ・キャラット』に登場する架空の団体、及びそれから派生した声優ユニット。→P・K・O
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P・K・O
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/15 09:49 UTC 版)
P・K・O(ピーケーオー)は、アニメーションを中心にしたメディアミックス作品『デ・ジ・キャラット』シリーズに登場する架空の悪の組織 ブラックゲマゲマ団(通称:BG、BG団、ブゲ団、以後 BG団と略)の幹部の三人組を指す名称[1]と、その役を演じる声優の鳥海浩輔、鈴木千尋、サエキトモによるユニット[1]。ラジオ、CD、コンサートイベント等、幅広く活躍した。
注釈
- ^ a b 『フロムゲーマーズ2001年7月号』、2001年当時のブロッコリー公式ホームページのユニット名決定ニュース、『でじこん2002 Di Gi Charat Complete』では「ピョコラ様 かいがいしく お世話し隊」[2][1]、『でじこかふぇBOOK』では「ピョコラ様・かいがいしく・お世話し隊」[4]、『でじこ★あどべんちゃー2巻』、ブラックゲマゲマ団公式Twitterでは「ピョコラ様を かいがいしく お世話し隊」[5][3]、『月刊ニュータイプ2003年5月号』別冊付録「Nyotypeでじこすぺしゃる」では「ピョコラ様、かいがいしく、お世話し隊」[6]となっており、表記が微妙に異なる。
出典
- ^ a b c d e f g h i j 『でじこん2002 Di Gi Charat Complete 2002』ブロッコリー、2002年6月15、ISBN 4938867842、22頁 - 25頁、28頁
- ^ a b c 「今月のでじこ」『フロムゲーマーズ2001年7月号』ブロッコリー、平成13年5月13日発行と記載されているが6月発行だと思われる、15頁
- ^ a b c ブラックゲマゲマ団(公式)による2022年8月20日14:05の発言
- ^ 『コンプティーク 13年10月号増刊 ブロッコリー120% でじこかふぇBOOK』角川書店、2001年9月13日、雑誌1397810、42頁
- ^ a b 『でじこ★あどべんちゃー2巻』角川書店、2001年10月30日、ISBN 4-04-712281-5、117頁
- ^ 『月刊ニュータイプ2003年5月号』別冊付録「Nyotype(ニョータイプ)でじこすぺしゃる」KADOKAWA、2003年4月、9頁
- ^ その後、リク役の鳥海浩輔は大半のアニメ・ゲーム等で引き続き出演している。
- 1 P・K・Oとは
- 2 P・K・Oの概要
- 3 概要
- 4 CD
- 5 ラジオ
国際連合平和維持活動
(PKO から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/04 22:28 UTC 版)
国際連合平和維持活動(こくさいれんごうへいわいじかつどう、英: United Nations Peacekeeping Operations)は、国連憲章でうたわれた集団安全保障を実現し[1]、紛争において平和的解決の基盤を築くことにより、紛争当事者に間接的に平和的解決を促す国際連合の活動である。日本ではPKOと称されることが多い。PKOに基づき派遣される各国軍部隊を、国際連合平和維持軍(こくさいれんごうへいわいじぐん、英語: United Nations Peacekeeping Force)という。日本ではPKFとも略される。6章半活動とも呼ばれる。
- ^ 川原崎剛雄、比留間淳一『図説 日本史なるほど辞典』2002年、321ページ。
- ^ 国連PKOの現状 外務省
- ^ 2008-10年国連平和維持活動(PKO)予算分担率・分担金 2011年11月 外務省
- ^ a b 防衛大学校・防衛学研究会編『軍事学入門』(かや書房、2000年)295 - 296頁
- ^ 人道法とは内閣府
- ^ a b c 南スーダン 国連PKOの課題NHK
- ^ a b 「海外派遣、各国の経験 様々な国情・問題点」朝日新聞
- ^ 山下光「MONUSCO 介入旅団と現代の平和維持活動」防衛省防衛研究所
- ^ 「南スーダンPKO、住民助けず」 7月の戦闘、人権団体が報告書朝日新聞デジタル
- ^ 南スーダンPKOは「機能不全」、ケニアが国連批判で部隊撤退ニューズウィーク
- ^ http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/pub/pamph/heiwa.html 外務省: パンフレット「平和の定着に向けた日本の取り組み」
- ^ http://www.mofa.go.jp/Mofaj/comment/q_a/topic_6.html 外務省: PKO政策Q&A
- ^ (株)扶桑社 出版 小笠原理恵 著 自衛隊員は基地のトイレットペーパーを自腹で買う86頁、87頁
- ^ [1] |国連 PKO 主要軍事・警察要員派遣国の変遷
- ^ [2] |国連PKO・政治ミッションへの派遣
- ^ 松村劭『PKOのためのマニュアル 国際平和維持活動』(ダイヤモンド社、1992年)14頁を参考
- ^ 松村劭『PKOのためのマニュアル 国際平和維持活動』(ダイヤモンド社、1992年)14 - 15頁
- ^ クリス・マクナブ、小路浩史訳『SAS知的戦闘マニュアル』(原書房、2002年)244 - 245頁
- ^ 松村劭『PKOのためのマニュアル 国際平和維持活動』(ダイヤモンド社、1992年)105 - 112頁
- ^ 松村劭『PKOのためのマニュアル 国際平和維持活動』(ダイヤモンド社、1992年)115 - 117頁
- ^ 松村劭『PKOのためのマニュアル 国際平和維持活動』(ダイヤモンド社、1992年)121 - 123頁
- ^ 松村劭『PKOのためのマニュアル 国際平和維持活動』(ダイヤモンド社、1992年)125 - 129頁
- ^ 松村劭『PKOのためのマニュアル 国際平和維持活動』(ダイヤモンド社、1992年)155 - 160頁
- ^ 松村劭『PKOのためのマニュアル 国際平和維持活動』(ダイヤモンド社、1992年)163 - 164頁
- ^ 松村劭『PKOのためのマニュアル 国際平和維持活動』(ダイヤモンド社、1992年)167 - 173頁
- ^ 297 - 298頁
- ^ 松村劭『PKOのためのマニュアル 国際平和維持活動』(ダイヤモンド社、1992年)
- ^ a b 防衛大学校・防衛学研究会編『軍事学入門』(かや書房、2000年)304頁
- ^ 広瀬隆『地球のゆくえ』 集英社 1994年7月 系図16 国連に仕組まれたPKO
- ^ 防衛大学校・防衛学研究会編『軍事学入門』(かや書房、2000年)298 - 299頁
- ^ 299 - 300頁
- ^ ブルー・ヘルメット ~平和維持部隊の女たち~ - NHKBS世界のドキュメンタリー
- ^ “国連PKO隊員、物資の見返りに“性交渉”か”. TBS. (2015年6月12日) 2015年6月12日閲覧。[リンク切れ]
- ^ PKO隊員41人が中央アフリカで性的虐待、国連調査AFP通信(2016年12月6日)
- ^ ハイチでのコレラ流行、国連が責任認め謝罪CNN(2016年12月2日)
- 1 国際連合平和維持活動とは
- 2 国際連合平和維持活動の概要
- 3 主要軍事・警察要員派遣国
- 4 後方支援
- 5 課題
- 6 現在活動中のPKO
PKO
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 06:45 UTC 版)
イタリア共和国は、海外での平和維持活動(PKO)にも積極的にカラビニエリを派遣しており、主として当時ユーゴスラビア(現在のセルビア)のコソボ(コソボ・メトヒヤ自治州)、アフガニスタン、イラク等で活動を展開させている。2003年のイラク駐留ではテロ攻撃によって19人の隊員が殉職している。
※この「PKO」の解説は、「カラビニエリ」の解説の一部です。
「PKO」を含む「カラビニエリ」の記事については、「カラビニエリ」の概要を参照ください。
「PKO」の例文・使い方・用例・文例
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