Plate Discipline
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/29 03:49 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動Plate Disciplineとは、投手の投球内容や打者の選球眼について統計的にまとめられたデータである。ストライクゾーン内外でのスイングや見逃しの割合などを計測する。セイバーメトリクスの分析で活用されている。
概要
ストライクカウントが増えれば投手有利に、ボールカウントが増えれば打者有利になるため、ストライクゾーンの攻防は野球において重要な要素である。Plate Disciplineは打者のスイングや見極め、バットに当てる能力などを計測し、公式記録だけではわからない選手の性質を知る手助けとなる。
算出にあたって投球を一つ一つ確認する必要があり、膨大なデータ量となるため個人で収集するのは難しい。FanGraphsではBaseball Info. Solutions (BIS)のデータやPITCHf/xのデータから集計している[1]。日本ではデータスタジアム社、DELTA社等が計測し一部公開している。
主なデータ
指標 | O-Swing% | Z-Swing% | Swing% | O-Contact% | Z-Contact% | Contact% |
---|---|---|---|---|---|---|
和訳 | ボールゾーン スイング率 |
ストライクゾーン スイング率 |
スイング率 | ボールゾーン コンタクト率 |
ストライクゾーン コンタクト率 |
コンタクト率 |
計算 | スイング÷ ボール |
スイング÷ ストライク |
スイング÷ 投球数 |
バット接触数÷ ボールゾーンスイング |
バット接触数÷ ストライクゾーンスイング |
バット接触数÷ スイング |
この他にF-Strike%=初球ストライク率、SwStr%=空振り率などが存在する。
脚注
- ^ “Plate Discipline (O-Swing%, Z-Swing%, etc.)”. FanGraphs. 2013年12月6日閲覧。
関連項目
外部リンク
- FanGraphs
- 選手個人のページでPlate Disciplineデータを確認できる。
- Baseball LAB Archives
- 2010年NPBのPlate Disciplineデータが掲載されている
- Plate Disciplineのページへのリンク