S0トラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/10 04:39 UTC 版)
S0トラスは、ISS の中心となる重要なトラスである。2002年4月の STS-110 でデスティニー実験モジュールの上に取り付けられたが、ドッキング機構などで結合されているわけではなく、4基のモジュール・トラス接続システム(Module to Truss Structure:MTS)ストラットと呼ばれる支柱により取り付けられている。S0トラスは、与圧モジュールへの送電のための電力の整流、与圧モジュールからP1トラスやS1トラスへの放熱のための熱制御ループの通路として使用されるほか、カナダアーム2を載せたモービルベースシステム/モービルトランスポータ(Mobile Base System/Mobile Transporter:MBS/MT)や宇宙飛行士をISS上の作業場所へ運搬するための手動式の台車(CETAカート)(MTはトラス上を移動でき、停止して作業できる場所は10カ所あるが、S0トラスが通常の停止位置(ホームポジション)となる)、4基のGPSアンテナなどが取り付けられている。
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