ThinkPad SL
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/15 02:47 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ThinkPad SLシリーズ(シンクパッド エスエル - )はレノボ社のノートパソコン、ThinkPadブランドの一シリーズ。
概要・コンセプト
先行販売していた、Lenovo3000シリーズの後継機として販売された。
ThinkPadとしては初めてintel Centrino2を搭載して投入されたモデルであり、形、色ともThinkPad だが、随所にLenovo3000シリーズを引き継いできた部分を持ち、従来のThinkPadとの違いがある。特徴として、s30シリーズにも使われていたミラージュブラックを採用。そして、ThinkPad では初めてグラフィックチップにGeForce(NVIDIA社製GPU)を採用するなど、単なるビジネス向けではなく、コンシューマ向けパソコンとして意識させているようである。実際、家電量販店でも、他メーカーのコンシューマー向けパソコンと並べて販売されている。現在ではレノボGシリーズが多く取り扱われている。なお、キャッチコピーは「高いビジネスにも応える、スタイリッシュモデル」である。
特徴
- ThinkVantageボタンが、Lenovo Careボタンになっている
- キーボード配列が6列になっている(他のモデルは7列)
- ThinkPad初の光沢感の高いグレア液晶を採用(アンチグレア液晶も選択可能)
- AV機能には欠かせないHDMIポートを採用(他の新シリーズは「DisplayPort」と呼ばれる次世代のデジタルディスプレーインターフェースを搭載)
- 従来のThinkPadにある、ウルトラベイ・ドッキングステーション・ThinkLight(キーボードライト)は搭載しない
- いずれのモデルもDVDドライブが標準搭載であり、ウルトラベイシリーズ専用端子では無い一般的なSATA端子に変更された
モデル紹介
SL3xx系統
Centrino2タイプ(Intel Core 2 Duoプロセッサー搭載)2008年8月下旬登場、13.3インチワイド光沢ありのLEDバックライトを搭載するスリムサイズのノートブックであり、将来的にはブルーレイディスクドライブ搭載モデルも登場予定であり、ThinkPad X300を意識したモデルと思われる。CPUはCeleron575(2Ghz)とCore2Duo P8400(2.26Ghz)、P8600(2.4Ghz)の3種類。基本はチップセット内蔵グラフィックスであるが、P8600搭載時はGeForce 9300M Gを選択可能、VRAM容量は128MBである。重量はX300より少し重いものの(2.05kg~2.07kg)、高性能でありながら13万円~18万円と低コストのため、リーズナブルなモデルである。
- SL300 (モバイル インテル PM45 Express および GM45 Express チップセット)
SL4xx系統
Centrino2タイプ(Intel Core 2 Duoプロセッサー搭載)。14.1インチワイド液晶搭載のスタンダードノートブックとして、2008年7月に販売が開始された。特徴は、光沢のある天板とThinkPad の文字("i"の"・")部分が赤く光ることである。また、形が逆台座になっており、机に置いたときにマシンが小さく見える効果があるという。チップセットは2種類(GM45 Express、PM45 Express)あり、購入時はCPUやグラフィックスチップのカスタマイズが可能である(BDドライブ搭載モデルは未発表のため不明)。
- SL400(GM45 Express または PM45 Expressチップセット、Core 2 Duoプロセッサー)
SL5xx系統
Centrino2タイプ (Intel Core 2 Duoプロセッサー搭載)。15.4インチワイド液晶搭載のオールインワンモバイルノートとして、2008年7月に販売が開始された。内容は上記の記事と同様である。後継機種としてSL510が発表され、15.6インチLEDワイド液晶搭載のオールインワンモバイルノートとして、2009年10月に販売が開始された。
- SL500
- SL510
外部リンク
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「ThinkPad SL」の例文・使い方・用例・文例
- SL理論とは、どのようなリーダシップを取るのが望ましいかは、部下が仕事や人間関係をどのように考えているかに応じて適切なものが異なるという考え方だ。
- QSLカードという,アマチュア無線家の交信記念カード
- 次世代の超高速船であるテクノスーパーライナー(TSL)が,2005年春に東京-小笠原航路に導入されることになった。
- 政府と民間が共同でTSLを開発している。
- TSLは空気圧で浮上する双胴船である。
- TSLは,現在の高速船では小さすぎて載せることのできなかった大型トラックも載せることができる。
- 1万4500トンのアルミ船体のTSLは,東京と小笠原諸島の父島を約16時間で結ぶと期待される。
- それらの模型には蒸気機関車(SL)や特急「サンダーバード」がある。
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