アルバム【album】
( )
『( )』 | ||||
---|---|---|---|---|
シガー・ロス の スタジオアルバム | ||||
リリース | ||||
時間 | ||||
レーベル | ファットキャット・レコーズ バッド・テイスト | |||
プロデュース | ケン・トーマス | |||
シガー・ロス アルバム 年表 | ||||
| ||||
ミュージックビデオ | ||||
「Untitled」 - YouTube |
『( )』は、2002年に発表されたアイスランドのポストロックバンド、シガー・ロスの3rdアルバム。
概要
アルバムタイトルの「括弧」はタイトルがないことを表し、解釈はリスナーに委ねられている。メンバーはスヴィガプラタンと呼び、'The Bracket Album'と訳されている[1]。彼らのライブツアー・ドキュメンタリー『ヘイマ』では、'The Untitled Album'と呼ばれている[2]。
「無題」と題された8曲で構成され、それぞれに副題がついている。2つのパートに分かれ、前半と後半の間(4曲目の終わり)には、36秒の無音が挟まれている。前半の4曲は温かみのあるサウンドだが、後半の4曲はメランコリックなサウンドで曲が進むにつれ激しく壮大になっていく[3]。
ボーカルのヨンシーは、アルバム全曲を「Hopelandic」という彼独自の言語で歌った。ドラマーは、前作のアウグスト・グナルソンからオーリー・ディラソンに変わった。
『( )』は、ビルボード200で51位にランクインしたが、賛否が分かれ、音楽評論家から絶賛された一方、リスナーの中には前作『アゲイティス・ビリュン』の方が良いという声もあった[4]。
1曲目の「Untitled」のミュージックビデオは、黒い雪と赤い空の中でガスマスクを着けた子供たちが遊んでいるディストピアを描いている。2003年11月、このビデオはスコットランドのエジンバラで開催されたMTVヨーロッパ・ミュージック・アワードで、最優秀ビデオ賞を受賞した[5]。
評価
ダステッド・マガジンは、「この見事な音楽は、広大なサウンドスケープであり、時に不愉快にさせるものであっても、リスナーがそれを受け入れるならば、鮮やかで力強いものに変わっていく。レディオヘッドのより素晴らしい瞬間と、モグワイ、ゴッドスピード・ユー!・ブラック・エンペラーの穏やかな要素を彷彿とさせ、映画的なカタルシスをもたらす」と記している[6]。
音楽サイト DROWNED IN SOUNDは、「先駆的で不穏、魂を鼓舞し、混沌として叙情的なアナーキー...なぜ音楽を愛するのか、なぜ芸術が存在するのか、その理由を発見させてくれるだろう」と述べている[7]。
音楽誌ピッチフォークは、「ピーテル・ブリューゲルの風景画の深み、共鳴、人間性をすべて備えており、現実のものであれ想像上のものであれ、風景のサウンドトラックのようだ」と評している[3]。また、同誌が発表した2002年のアルバム・ベスト50で29位[8]、2000年代のアルバム・ベスト200では135位に選出された[9]。
2004年の第46回グラミー賞で、最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞、最優秀レコーディング・パッケージ賞にノミネートされた[10]。
収録曲(アイスランド語)
- Untitled ("Vaka") - 6:38
- Untitled ("Fyrsta") - 7:33
- Untitled ("Samskeyti") - 6:33
- Untitled ("Njósnavélin") - 7:33
- Untitled ("Álafoss") - 9:57
- Untitled ("E-Bow") - 8:48
- Untitled ("Dauðalagið") - 13:00
- Untitled ("Popplagið") - 11:44
メンバー
- ヨンシー - ボーカル、ギター、キーボード、ハーモニカ
- ゲオルグ・ホルム - ベース、グロッケンシュピール
- キャータン・スヴェインソン - ギター、シンセサイザー、ピアノ、オルガン、フルート、ティン・ホイッスル、オーボエ、バンジョー
- オーリー・ディラソン - ドラムス、キーボード
脚注
- ^ “Sigur Rós’s ( ) Turns 10”. Stereogum (2012年10月30日). 2022年8月1日閲覧。
- ^ “Sigur Rós: Heima”. IMDb. 2022年8月1日閲覧。
- ^ a b “Sigur Rós ( )”. Pitchfork (2002年11月3日). 2022年8月1日閲覧。
- ^ “シガー・ロスの軌跡”. Guide to Iceland. 2022年8月1日閲覧。
- ^ “World's pop stars descend on Edinburgh for awards”. The Guardian (2003年11月7日). 2022年8月1日閲覧。
- ^ “Sigur Rós ( )”. Dusted Magazine (2002年12月8日). 2022年8月1日閲覧。
- ^ “Sigur Rós ( )”. DROWNED IN SOUND (28/10/2002-10-28). 2022年8月1日閲覧。
- ^ “Top 50 Albums of 2002”. Pitchfork. 2022年8月1日閲覧。
- ^ “The 200 Best Albums of the 2000s”. Pitchfork. 2022年8月1日閲覧。
- ^ “Complete list of 46th annual Grammy winners and nominees”. Chicago Tribune (2003年12月5日). 2022年8月2日閲覧。
外部リンク
ALBUM.
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 09:19 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2020年7月) ( |
『ALBUM.』 | ||||
---|---|---|---|---|
和田唱 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
レーベル | TRYNITY ARTIST | |||
プロデュース | 和田唱 | |||
和田唱 アルバム 年表 | ||||
| ||||
リリックビデオ | ||||
「アイ」 - YouTube |
『ALBUM.』(アルバム)は、和田唱の2作目のオリジナル・アルバム。2020年4月22日にTRYNITY ARTISTより発売。
概要
前作より約1年半ぶりとなる2作目のソロ・アルバム。今作も収録曲の全ての楽器の演奏(「ココロ」のストリングスを除く)を和田が1人でレコーディングした。自身初のライブBlu-ray『一人宇宙旅行~ライヴ・イン・ブリッツ~』、同じくTRICERATOPSのメンバーである吉田佳史のソロ・アルバム『CHARGE』と同時リリース。
ジャケット写真は、父・和田誠が1978年に撮影した、唱と母・平野レミが写った写真である。前作同様、ジャケット写真は発売日まで未公表であった。当初はCDを店頭に並べて初公開という形になる予定だったが、発売時は新型コロナウイルスの影響により全国のCDショップの多くが閉店していたため、発売日に合わせてインターネット上で公開された。
収録曲
全作詞・作曲・編曲:和田唱
- ココロ
- シャンデリア
- ライブ会場限定シングル「さよならじゃなかった」カップリング曲
- 世界が変わったアフターヌーン
- Game E
- さよならじゃなかった
- 今作発売の前年に開催されたソロツアー「一人宇宙旅行~アイ ココロ 経由編」のライブ会場限定で先行シングルとして発売された。
- ドルフィン
- 薔薇のつぼみ
- Once Upon A Time
- アイ
- リリックビデオが作成された。
- Heiki Heiki
- 笑顔でいるのが僕の役割り
脚注
外部リンク
album
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/23 18:09 UTC 版)
「THE HOT CREWS」の記事における「album」の解説
『VISION』(2005年11月11日発売。)SBIX-20311.GO 2.vibration 3.風 4.SEE 5.inside outside 『明日へ 未来へ』(2007年6月20日発売。)SBIX-20321.It's over 2.Make me high! 3.1 4.LOOP A to A 5.種 6.I don't know 7.正夢 8.光 『3』(2010年6月4日発売。)DAFR-10011.おぼろ月 2.nano second 3.未知への道 4.caravan 5.大きな声 『ボクラノショウメイ』(2011年9月9日発売。)DAFR-10021.煌めきの中で 2.手と手をとって 3.morning sun 4.nobody knows 5.凛と咲け
※この「album」の解説は、「THE HOT CREWS」の解説の一部です。
「album」を含む「THE HOT CREWS」の記事については、「THE HOT CREWS」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
- albumのページへのリンク