Deleteキー
別名:Delキー,デルキー
【英】Delete key, Del key
Deleteキーとは、DOS/V機、および、Macintoshにおけるキーボード上にある特殊キーの1つで、キートップに「Delete」や「[Del」と刻印されたキーのことである。
Deleteキーは、文字を消去したり、選択したものを削除したりする機能を持っている。ちなみに、「delete」とは、書いたものや印刷したものを削除したり抹消したりするという意味を持っている。
文字を消去する機能については、DOS/V機用とMacintosh用とでは、消去する文字の位置が異なる。DOS/V機用のキーボードにおいては、Deleteキーは、カーソルの直後にある文字を1文字消去する役割を持っている。また、DOS/V機用のキーボードには、Deleteキーと同じような動作を行うキーとして、BSキーがある。BSキーは、カーソルの直前にある文字を1文字消去する役割を持っている。ただし、文字列を範囲選択した場合には、BSキーもDeleteキーも共に選択対象を消去する動作を行う。
Macintosh用のキーボードにおいては、Deleteキーは、カーソルの直前にある文字を1文字消去する役割を持っている。なお、Macintosh用のキーボードには、文字を消去するためのキーはDeleteキーのみで、カーソルの直後にある文字を消去するためのキーは配置されていない。カーソルの直後にある文字を消去するには、範囲選択してからDeleteキーを押すか、Fnキーを押しながらDeleteキーを押す方法がある。
選択したものを削除する機能については、例えば、Windowsのパソコンにおいては、ファイルを削除するために用いられる。方法としては、ファイルを選択した状態でDeleteキーを押すと、ファイルをごみ箱に移すことができる。また、Shiftキーを押しながらDeleteキーを押すと、ごみ箱を介さずにハードディスクから直接ファイルを削除することができる。他にも、Deleteキーは強制終了する際のショートカットに割り当てられており、CtrlキーとAltキーを押しながらDeleteキーを押すと、強制終了が実行される。
キーの種類: | BackSpaceキー Caps Lockキー Ctrlキー Deleteキー Endキー Enterキー Escキー |
削除キー
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2023年2月) |
削除キー(デリートキー、DELキー、英: Delete key)は、ワードプロセッサーやコンピュータ用のキーボードのキーの一つ。
PC/AT互換機のキーボードでは「Delete」、もしくは「Del」、「削除」などと刻印され、文章やコマンドの入力中の文字間にカーソルが位置する場合に、その直後の方の文字の削除などに使用される。文字が削除されることにより、その位置以降のテキストを前にずらし、「先方向の削除」などとも言われる。これに対し、バックスペースキーはカーソルの直前にある文字を削除する。
ただし、Macintoshの場合には、「delete」キー、「del」および右方向削除をイメージした図が刻印されたキーの2種類があり、それぞれ機能が異なる[1]。「delete」キーがPC/AT互換機でのバックスペースキーと同じ働きを行う (backward delete key) のに対し、「del」および右方向をイメージした図が刻印されたキーは、PC/AT互換機のキーとほぼ同じ働きをする (forward delete key) 。
またUNIX用のキーボードでは時期にもより「Del」と「Backspace」の両方があるもの、片方だけのものなど、様々である。
歴史
削除キーはASCIIの削除文字コード(7F hex、127 decimal)を生成する。この由来は7ビットの紙テープである。紙テープを間違って穴あけ(パンチ)した場合、その文字の箇所の7ビット全部の穴をあければ、その文字は無視される設計になっていた。つまり該当の文字が削除されたことになる。
初期のパーソナルコンピュータのキーボードでは、削除キーは存在しないもの、テンキー側にしか無いものもある。PC/AT互換機で現在の位置(逆T字カーソルの上の、6個のキーのうちの左下)となったのは、101キーボード以降である[2]。
詳細
ノートパソコンでの削除キーの位置は、バックスペースの上、ファンクションキーの更に上など、色々である。ノートパソコンのキーボードでも通常は「Delete」、「Del」などと刻印されているが、中には「Delete」と「Backspace」が同じキーに刻印されていてバックスペースと同じ働きをするものもある。
環境によっては削除キーを押すと「^H」などの文字が表示される事がある(端末エミュレータなど)。これはASCIIコードのBS(バックスペース)やDEL(削除)が表示されたものである。
また削除キーは、例えばファイルマネージャなどでのオブジェクトの削除にも使われる他、PC/AT互換機ではコンピュータ起動時のBIOS画面の呼び出しにも使われることがある。
用途
冒頭の説明のように、基本的にはカーソル位置にある文字の削除や、選択したオブジェクトの削除に使用する。
なお、Windowsでは、削除キーを使用した以下のショートカットキーが使用できる。
- Shift + 削除(Del)
- 完全に削除、または切り取り
- WindowsのWindows Explorerやコモンダイアログなどでは「完全に削除」の動作となり、通常の「削除」と異なり削除されたオブジェクトは「ごみ箱」に残らない。なお、通常はマニュアルに明記されないため非公式ではあるが、いくつかのエディタやオフィスソフトでは、このショートカットキーは「切り取り」(Ctrl+X と同じ)として動作し、Shift + 挿入(Ins)は「貼り付け」(Ctrl+V と同じ)として動作する[注 1]。この動作はSAAのCUAに由来している(WindowsはWindows 3.0まではCUA準拠だったが、Windows 3.1からMacintosh風のショートカットキーを主流に変更された)。
脚注
注釈
- ^ 2009年11月現在では、Windows 7標準のメモ帳やワードパッド、Microsoft Office 2007のWordやExcel、OpenOffice.org 3.1のWriterやCalc、Lotus Notes 8など。
出典
- ^ MacintoshのApple Extended Keyboard IIのキー配列(従来からのdeleteキー(後退キー)と、delキー(PC/AT互換機と同様の削除キー)が搭載されている)
- ^ PFU キーボードコレクション
関連項目
- キーボード (コンピュータ)
- キー配列
- バックスペースキー
- 挿入キー
- Control-Alt-Delete Deleteキーを含むキーシーケンス。
注 : 図は109キーボードのもの。106の場合は「Win」記載のWindowsキー2つと、「Appl.」記載のアプリケーションキーが無い。なお各キートップの印字は、Windowsキーは「田」に似た形のWindowsロゴマーク、アプリケーションキーは「≣」(4つの横線)に似た形のコンテキストメニューのマークが多く使用されている。 |
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