glide
「glide」とは、物理的または抽象的に「滑る」「滑走する」「滑空する」「滑らかに進む」「楽に進む」という意味の英語表現である。
「glide」とは・「glide」の意味
「glide」は、滑る、滑走する、滑空する、滑らかに進む、といった意味の動詞である。川や水が音もなく流れることも意味する。時間や季節などが次第に移り変わることを表す際にも用いられる。物理的な意味だけでなく抽象的な意味もあり、たとえば、うまく進む、楽に進む、という意味でも用いられる。そのほか、音楽用語としては、音符が滑らかに移動するように演奏することを指す。「glide」の三人称単数形は「glides」である。現在進行形と現在分詞形は「gliding」、過去形と過去分詞形は「gilided」か、あるいは「glid」である。また、「glide」は名詞としても用いられる。その際の意味は、ダンスにおける足を滑らせるようなステップや足を滑らせるような動き、滑唱、川などの静かな流れである。
「glide(ノーコードツール)」とは
「glide(ノーコードツール)」は、Googleのスプレッドシートを使ってWebアプリをつくることができるノーコードツールのことを指す。データベースをスプレッドシートで管理できること、プログラミング言語やデータベースの知識がなくても利用できることが大きな特徴である。
「glide」の語源
「glide」の語源は、古英語で滑ることを意味する「glidan」である。この言葉が中英語で「gliden」になり、現代英語の「glide」へと変化したと考えられる。「glide」の発音・読み方
「glide」の発音記号は「ɡlaɪd」である。カタカナ読みだと「グライド」になる。「glide」を含む英熟語・英語表現
「glide」を含む英熟語・英語表現としては、つぎのようなものがあげられる。「glide path」とは
「glide path」は、航空用語や軍事用語で、飛行機が降下する際の安定した経路を指す。経済用語や投資用語としては、資産の価値が徐々に低下する状態を意味する。
「glide on」とは
「glide on」は、スムーズに進む、軽やかに滑る、という意味の表現である。また、簡単に成功する、という意味でも用いられる。
「glide through」とは
「glide through」は、物事を簡単に、あるいは易々とやり遂げる様子を指す。また、無抵抗て進むことを意味する場合もある。
「glide away」とは
「glide away」は、滑らかに移動することを意味する。特に、静かで優雅な方法で去る、離れる、といった場面で用いられる。
「glide by」とは
「glide by」は、時間などが滑らかに過ぎ去ることを指す。また、音楽が滑らかに流れるように演奏される、という意味でも用いられる。
「hang gliding」とは
「hang gliding」は、ハンググライダーを意味する。空を飛ぶスポーツの一種である。パイロットは特殊な三角形の形をしたフレームに身体を吊るし、羽布を張った翼を操作して飛行する。
「gliding flight」とは
「gliding flight」は、空気の力だけで滑空する飛行のことである。翼をもった生物の飛行やグライダーによる飛行などが「gliding flight」に相当する。
「gliding scale」とは
「gliding scale」は、ある基準に応じて変動する尺度を意味する。たとえば、賃金が経験年数に応じて段階的に上がる場合、その段階ごとの賃金を決める尺度を「gliding scale」という。「sliding scale」という場合もある。
「glide」の使い方・例文
「glide」を用いた例文としては、次のようなものが挙げられる。「The skater glided on the ice with ease.(スケーターは氷の上を滑らかに進んでいった)」
「She's so talented that she could just glide on to the next round of the tournament.(彼女はとても才能があるので、トーナメントの次のラウンドに楽々と進むことができた)」
「The children are fascinated as hang gliders glide through the air.(ハンググライダーが空中を滑空する様子に、子どもたちは見入っている)」
「The swans glided away from the shore.(ハクチョウたちは岸から滑らかに去っていった)」
「The dancer's movements were smooth and seemed to glide across the stage.(ダンサーの動きはなめらかで、まるで舞台を滑りながら進んでいるように見えた)」
「The eagle effortlessly glides through the sky, searching for prey.(鷲は獲物を探しながら、空を楽々と滑空する)」
グライド基金
Glide
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/24 01:46 UTC 版)
3dfxの提供していた3Dゲーム専用API。ライブラリは商用提供されていたが、1999年にオープンソース化されている。当時の他のAPIに比べて扱いやすく、高速に動作し、優れた3Dゲームが多数生まれる原動力にもなった。 この当時の3Dゲームの多くは画質が悪く描画が遅い「ソフトウェアレンダリングモード」、標準的なハードウェアアクセラレーションにより画質を向上させた「Direct3Dモード」、アーケードゲーム並みの最高峰の画質と高速描画ができる「Glideモード」が搭載されているものが多かった。 「ソフトウェアレンダリングモード」は文字通りビデオカードの3D性能を使えない環境のユーザー向けの救済措置であり、かろうじて描画できるといったもので、画質、描画スピードともに最低であった。 「Direct3D」はMicrosoftの開発したマルチメディアAPI「DirectX」のうちのひとつであり、現在[いつ?]では主流のAPIである。しかし、当時はその3D描画性能はGlideに遠く及ばず、かつ、ビデオカードへの負担も大きく、高解像度には向かなかった。 「Glide」は3dfxの開発したAPIであり、その高速性、描画の美しさは圧倒的であった。「Quake」「Tomb Raider」などに代表される3Dゲームの発展は「Glide」と「Voodoo」の存在があってこそであり、実際に「Quake」の開発は3dfxの協力があったため可能となったのである。 実際、当時のゲームをGlideとDirect3Dで描画し比べれば、その画質と高速性ははっきり体感できるほど、Voodoo+Glideの性能差は抜きん出ていた。 他のメーカーのビデオカードはDirect3Dのみの対応だが、3dfxのVoodooシリーズだけはGlideとDirect3D両方に対応しており、Glide対応のゲームでは自動的にGlideモードで描画されるようになっていた。 GlideとVoodooの組み合わせは非常に描画スピードが速く、NVIDIAやS3、Matrox、ATIなど他社のビデオチップの性能では描画できない表現でも容易く描画できたため、ゲーム開発者が存分に腕を振るいたい場合はGlideモードは必ず搭載していたのである。「Glideモード」による高速描画と高画質はVoodooシリーズ所有者のみの特権であったが、Voodoo Bansheeの時代には、世界中の多くのビデオカードメーカーがVoodooシリーズのチップを購入、生産していた。このため優れたゲームをプレイしたいユーザーは容易く、安価に様々なメーカーのVoodooビデオカードを購入でき、初代Voodoo以来の絶大なシェアもあり、安心して開発できたという事情もあった。 しかし、1998年に3dfxがVoodoo3を自社生産のビデオカードのみで使用し、他のビデオカードメーカーに供給しないという路線変更を発表したことから、世界中のビデオカードメーカーがDirect3Dしか対応できないNVIDIA、S3のビデオチップを採用するしかなくなるという事態になった。3dfxが自ら明け渡した市場シェアをGlideに対応しない他のメーカーの製品が埋めていくに従い、絶対数が多くなっていったそれらのチップを搭載するビデオカードのユーザーに配慮して、3Dゲームの開発メーカー各社もGlide依存を止め、Direct3DでもGlide程ではないものの相応の画質で遊べるゲームを開発するようになった。 3dfxの戦略転換は、単にVoodooという商品の販売シェアばかりではなく、それまで市場を支配していたGlideというゲーム用3DグラフィックAPIのシェアまでDirect3Dに明け渡していく結果となった。 そして、当初はGlideに比べ画質面や性能全般で劣っていたDirect3Dも、市場からの要求に従ってMicrosoftがDirectXのバージョンを上げる度にGlideとの性能差や機能差を急速に縮め、DirectX7のハードウェアT&L対応でGlideを追い越すに至った。
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