有給休暇(ゆうきゅうきゅうか)(paid vacation)
有給休暇を取ったとき、会社を休んでも所定の賃金の支給が保証される。勤続年数や出勤日数に応じて、年間で最大20日の有給休暇が与えられる。法的根拠は労働基準法。
通常の場合、会社に6か月以上勤務し、全労働日の8割以上出勤していれば、10日の有給休暇が与えられる。その後、1年ごとに1日(または2日)ずつの有給休暇が上乗せされ、最大で20日まで貯めることができる。
有給休暇は、事業の正常な運営を妨げる場合を除き、原則としていつでも使うことができる。使い切れずに残った有給休暇は、翌年以降に繰り越し、法律で定められた日数を上回る有給休暇が設定されている場合、例外的に、会社に買い取ってもらうことができる。
一般に、会社が有給休暇の買い上げ予約を定めて休暇の取得を制限するのは労働基準法に違反するが、現実に有給休暇を消化できなかった分について、事後に何らかの名目で金銭を支払うことは差し支えない。
有給休暇を消化すると、旅行などのレジャー産業が潤うと同時に、産業全体で新規雇用が生まれると考えられている。経済産業省と国土交通省の報告によると、日本のサラリーマンがすべての有給休暇を使い切った場合、12兆円の経済波及効果と150万人の雇用創出が期待できるとしている。
(2002.06.21更新)
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