The Pitch
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 15:39 UTC 版)
製作・監督:ピーター・ファレリー 脚本:ロッキー・ルッソ(英語版)、ジェレミー・ソセンコ(英語版)、リッキー・ブリット 本作は14篇のスケッチによって構成されている。それらのスケッチを一本にまとめる役割を果たしているのが『The Pitch』と題されたセグメントであり、このセグメントはいわば本作の狂言廻しに該当する。 狂気じみた映画脚本家のチャーリー・ウェスラー(英語版)(デニス・クエイド)は、自らの執筆した脚本を映画会社幹部のグリフィン・シュレーダー(グレッグ・キニア)に売り込もう(pitch)としていた。シュレーダーが奇想天外な脚本の購入を拒否すると、ウェスラーは逆上して銃を取り出し、脚本を購入するよう脅迫する。やむなくシュレーダーはマネージャーのボブ・モン(コモン)のもとへ相談に行くが、モンは不遜な態度でシュレーダーを追い返す。モンの態度に激昂したシュレーダーは、赤字を出してモンを困らせるため、ウェスラーの劣悪な脚本を映画化して『ハワード・ザ・ダック』以来の「大作映画」を作ることを決意する。 シュレーダーがどのように映画を作ろうかと事務所で思案していると、悩み一つなさそうな表情で外を歩いているモンの姿が事務所の窓から見えた。怒りを高まらせたシュレーダーはウェスラーの銃で脅しながらモンを駐車場に向かわせ、「もし映画を作らないなら、そこにいる警備員(ウィル・サッソー)のペニスをしゃぶらせてからお前を殺すぞ!」と脅迫する。この様子を傍で見ていたウェスラーは逆に狼狽してしまい、別の物語のアイデアを提示することでシュレーダーを落ち着かせようとする。シュレーダーが隙を見せたところでモンは自らの銃を取り出し、シュレーダーを撃ち殺すが、なぜか身体から血がなかなか出てこない。そう、このセグメントはフィクションとして撮影されているドラマであったのだ。
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