u-Japan
別名:u-Japan政策,u-Japan構想,u-Japan戦略,u-Japan Policy
u-Japanとは、ユビキタスネットワーク社会の実現を目指して総務省が2006年から2010年にかけて実施している、ICT(情報通信技術)を推進するための政策である。
「u-Japan」の「u」には、「Ubiquitous」(ユビキタス)という意味に加えて、「Universal」(ユニバーサル)、「User-oriented」(ユーザーへの親和性が高い)、そして「Unique」(ユニーク)、という意味が込められている。政策では、ユビキタス社会に応じたネットワーク環境の整備や、ICTを活用する利用度の向上、ならびにICTを利用できる環境の整備などが計画されている。具体的には、通信インフラの整備、システムやコンテンツの充実、あるいはセキュリティ対策の充実などがu-Japan政策として推進される見込みである。
u-Japanの前身として、2000年の森内閣で提唱された「e-Japan」がある。e-Japanは、IT(情報技術)に関して、主にインフラの充実に重点を置いて政策が進められた。総務省によれば、e-Japanは情報通信網の整備から利用・活用までをコンセプトとしていたもので、u-Japanは、利用・活用から新しい価値創造へ飛躍するためのものであるという。
参照リンク
総務省 u-Japan計画
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u-Japan
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 00:23 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動u-Japan(ユー・ジャパン)は、総務省が実施するユビキタスネット社会実現に向けた政策。2009年10月終了。
概要
2004年7月、内閣官房で主導する「e-Japan戦略」の後継戦略として、総務省がユビキタスネット社会実現に向けた政策として発表した。 第2次小泉内閣の総務大臣である麻生太郎の提案により具体化した。
e-JapanがIT(情報技術)戦略であるのに対し、u-Japanではこれに「Communication」(通信)を加え、ICT(情報通信技術)の構築を打ち出しており、韓国のICT戦略であるu-Koreaからの影響を強く受けた内容になっている。
u-Japanは、「ユビキタスネットワーク整備」、「ICT 利活用の高度化」、「安心·安全な利用環境の整備」という3つの方向性で議論および検討がなされている。
2008年7月3日には、u-Japan政策を一部見直し、ICTを徹底活用することで地域格差の是正や国際競争力強化を図るため、総務省の懇談会である「ICT成長力懇談会」がその最終報告書として「“xICT”ビジョン」を取りまとめている。
関連項目
外部リンク
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