基本、毎週楽しみにしている番組なのだが、実は当たり外れの結構激しい番組でもある。
この番組の面白さは、
① しゃべくりメンバーの際どい質問にゲストがどれだけ答えられるか
② しゃべくりメンバーのアドリブ、即興コントがどれだけハマルか
② しゃべくりメンバーのアドリブ、即興コントがどれだけハマルか
にかかっている。
そして今回のスペシャルは両方がうまくハマったゲストと、両方が見事に滑ったゲストがいた。
両方が見事にはまったのが、最初のゲスト、ベッキー
そして見事に滑ったのが、最後のゲスト、中島知子であった。
僕は土曜の朝「知っとこ!」と、日曜夜の「ブラックバラエティ」を毎週見ているので
中島知ちゃんにはお世話になっている(?)。
が、正直、僕は2度目の「トモちゃんウザ期」に入っている。
確かに、芸人といってもオセロのネタなんて見たことないし、気づいたらあの二人は司会席に立っていた。
で、5年ぐらい前までは、とにかく邪魔臭い司会者だった。
昔はよく司会進行をしながらVTR終わりなどにウケ狙いのぼやきを放っていた。
が、あまりにキレが悪く、「なんだあの女」と思いながら僕はテレビを見ていた記憶がある。
基本、中島知子は「おもしろくない」のである。
そもそも面白さを買われて世に出てきたわけではない(松島のほうはなかなかの天然さんだが・・・)
「芸人の割りにきれい」
そう事務所がプッシュしたから今の地位があるのである。
で、最近はそれを自覚してか、ウケ狙いのぼやきを言わずに、たんたんと司会進行をするようになったので普通にテレビを見れていた。
が、今回の「しゃべくり007」を見て、また嫌な感じがぶり返してきた。
特に名倉とはリアルな関西人のカップルを演じていて、息もぴったりだった。
くりぃむともほぼ同期なので、非常にリラックスしていたのがはじめからわかった。
まず中島の登場シーン。
セットの扉が開くと中島は後ろ向きで登場
本人曰く「以前、今田さんが出たときテンパってたから私は後ろ向きで出たろと思った」としてやったりの顔
しかし哀しいかな、実は中島の前のゲスト、唐沢寿明が既に後ろ向きで登場していたのだ。
さらに「マツコデラックスさんのぶつかり稽古がおもしろかったわ~」と、
ここでもベッキーとかぶるコメント
残念!
ツカミで失敗した中島知子
トークで挽回するためか、番組は「激太りの真相は?」「相方との不仲説は?」と際どい質問を連発
しかし中島は「単に食べすぎで太っただけ」「ストレスなんてない。恋人もいるから」「恋人は海外赴任するから結婚もまだ」「相方とは仲がいい」「相方の結婚はとてもうれしい」
と、無難な答えを連発
お前は本当に芸人か!?
ま、事実はそうなのかもしれんが、うそでもいいからもっと盛り上げんかい!!
ベッキーに負けとるやないか!!
思うに、中島知子は「自分は司会をする人間。他の人をいじる側の人間」という意識が強いのではないか。
だからこそ、自分に振られた質問には適当に答え、身を削って笑いを取ろうとしない。
そして隙を見て仕切ろう、笑いを振ろうとする。
また、「自分は女芸人の中の”きれいどころ”」「自分は上沼恵美子級の女性司会者」という思い込みも大きい。
だからなんとなく他の芸人に対して見下しているような感じが見て取れる。
理由が「おもしろいから」って・・・・・・・・完璧見下してるよな
さらには「番組を仕切るのは私!私がおらんと、おっさんタレントは収集がつかなくなるからな」と考えているような気がする。
だから中島はいつもちょっと人を見下したような薄笑いを浮かべている。
そして太ってふてぶてしさが倍増している。
その地位は自分でもぎとったものというより、事務所が用意したものなのに
いつのまにか中島知子は「司会業」の免罪符を手に入れてしまったような気がする。
が、改めて言うが中島は自らが笑いを生み出せるわけでも、番組を仕切れるわけでもない。
「しゃべくり007」では自分がはまっている70年代のダンスを披露(あまり盛り上がらない)
そして「みんなで踊りましょう」としゃべくりメンバーを誘うのだが・・・・笑いがとれない
さらにはかつて阿吽の呼吸でコントをしていた名倉と絡んでみても・・・・・笑いがとれない
意外に盛り上がらないトークに、しゃべくりメンバーもアドリブや無計画なしゃべりでがんばってみるのだが、
びっくりするぐらいアドリブコントが滑りまくり、スタジオがシラ~っとした空気になってコントが終わる
もう最悪の悪循環である。
結局、番組は最初のベッキーの部分がMAXであった。
いま、改めて「中島知子」を問う時期が来ているのかもしれない。