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【神旅① 】ふたつの大震災と義父からのメッセージ〈わたしのスピリチュアルヒストリー〉

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この『神旅』では、わたしの人生におとずれた神秘的な出会いや出来事を綴っています。目まぐるしく過ぎた日々の中で見た景色はどれも宝石のように輝き、今も心に鮮やかに残っています。すべての出会いに心から感謝を込めて。


《ふたつの大震災と義父からのメッセージ》


1971年5月21日、深夜。私は横浜市中区の国際親善病院で、四人兄弟の三番目として生まれました。1歳になる頃、父の転勤でニューヨーク郊外へ移り住むことに。


アメリカでの幼少期、絵本に登場するネイティブアメリカンを見て「家族のようだ」と感じたことが、心に強く残っています。当時は、周囲の子どもたちが肌や髪の色がそれぞれ異なる中、彼らの姿に親近感を覚えたのだと思っていました。しかし、数年前にヒプノセラピーを受けた際、その感覚が過去生の記憶に由来していることを知り、不思議な縁を感じています。


子どもの頃の私は物静かで、自分の中の世界にいることが多く、大人たちをじっと観察するのが好きでした。夢の中でふわりと意識が離れ、母が台所でお気に入りの白雪姫のカップを割る様子を「見ている」ような、不思議な体験をすることもしばしばありました。それは今振り返れば、幼い頃から直感や感覚が鋭かった証なのかもしれません。


穏やかで静かな日々の中にも、特別な記憶がたくさん詰まっています。


5歳で日本に帰国した後、日本の幼稚園や学校に通い始めると、統一感が強く、多様性に乏しい雰囲気に少し戸惑いを覚えました。それでも、学業や日々の課題を淡々とこなし、比較的どれもそつなくこなしていたため、小・中・高校時代は「真面目」「優秀」「良い子」と評価される典型的な優等生タイプとして過ごしました。


大学進学を前に、芸術方面への道に進みたいと思ったものの、両親から「絵では食べていけない」と反対されます。その頃、高校で地球温暖化や環境問題についての講演を聞いたことや、ちょうど祖母が脳梗塞で倒れた経験が重なり、「これからの社会や環境の変化で、心や体を病む人が増えるかもしれない」と感じました。そして、自分にできることを考えた結果、看護の道を選び、癒しに携わる仕事を目指すことにしました。


しかし、看護学校の病院実習中に、霊媒体質の影響から体調を崩してしまい、一度休学。1年留年した後、ようやく復学して卒業しました。卒業後は、できるだけ影響を受けにくい手術室で働くことを選び、キャリアをスタートさせました。その後も1999年から2016年までの間、三人の子どもを出産・育児しながら、訪問看護の仕事を続けました。


当時はまだ自分が霊媒体質であることを知らず、看護や育児をする中で時折訪れる体調不良の原因がわからずに悩むこともありました。そのような中で、スピリチュアルな世界に引き込まれるきっかけとなった出来事が、1995年の阪神淡路大震災でした。


1995年1月17日早朝、淡路島を震源とする大地震が発生したその日、私は高熱で横浜の実家で静養していました。明け方、当時大阪に住んでいた兄から突然電話がかかってきて、「大丈夫か!」と強い口調で声をかけられました。熱でぼんやりしていた私は、なぜ兄が私の体調を知っているのかと不思議に思いましたが、兄は「何を言ってるんだ?すごい地震があったんだぞ!」と動揺していました。


その後も東日本大震災をはじめ、大きな出来事が起こるたびに高熱を出すことがありました。その経験から、空間のエネルギーの変化や魂の影響が体の変化として現れることを、少しずつ実感するようになったのです。


阪神淡路大震災から5年が経った頃、元夫の父(義父)は食品メーカーの工場長として、震災で被害を受けた神戸の工場を再建するために赴任していました。当時、私は神奈川県茅ヶ崎の海辺の家で、長男と次男の子育てに忙しい日々を送っていましたが、夫の両親が住む神戸には、孫たちを連れてよく遊びに行っていました。


2006年の夏も、いつものように家族で神戸を訪れた際、観光で異人館を訪れる機会がありました。しかしその時、不思議な体験をすることになります。異人館で何かに憑依されたようで、高熱を出し、右目にぶどう膜炎という病気を発症。緊急搬送され、神戸芦屋の甲南病院に入院することになりました。


入院中、義父はとても心配してくれ、毎日のように見舞いに来ては「かわいそうに、替わってやりたいもんだ」と私の頭をそっと撫でてくれたことが、今でも心に残っています。10日間の入院生活では、同じ病院にいる患者さんたちと交流する機会も多く、それぞれの経験や思いを聞かせてもらいました。多くの方が「震災がきっかけで病気になったり、人生が大きく変わった」と話しており、震災がもたらした影響の大きさを改めて実感しました。


その中でも特に印象的だったのが、あるがん患者の男性が話してくれた体験です。「夜中、病院の窓の外に美しい花畑が見えた」という彼の言葉に、不思議だなと思いながら耳を傾けていましたが、ある晩、私自身も同じような花畑を見ることになります。普段は窓のない場所に突然窓が現れ、そこから広がる見事な花畑が見えました。その景色は、二十歳の頃、看護学校を休学していた時に夢で見たお花畑とまったく同じものでした。宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を思わせる列車が、花畑の中を勢いよく走る様子も鮮明でした。


その夜を境に高熱は下がり、失明の可能性があると言われていた右目も奇跡的に回復。それどころか、以前よりも視力が向上しているという結果に、眼科の先生たちも首をかしげていました。この不思議な体験は、私にとって『未知なる癒しの力』を確信するきっかけとなり、その後スピリチュアルな世界を探究する大きな原動力となりました。


退院から3か月後の2006年11月、アメリカに住む妹の案内で、ネイティブアメリカンの聖地であるアリゾナ州セドナを訪れる機会がありました。赤い岩山と広がる谷に立つと、ボルテックスと呼ばれるエネルギーを感じる場所で、不思議な高音に包まれました。その時、「帰ってきた」という懐かしい感覚と「何か新しいことが始まる」という予感が心に湧き上がったのを、今でも鮮明に覚えています。


ちょうどその頃、日本にいる夫から「父が病気で入院した」との連絡が入りました。義父は、夏に私が病気で入院した際、「替わってやりたい」と優しい言葉をかけてくれた人です。しかし、その年の暮れ、義父は悪性リンパ腫で静かに旅立ちました。


義父の死を受け入れるのはとても辛く、私は「自分の身代わりになってくれたのではないか」という思いに囚われ、申し訳なさと悲しみで涙が止まらない日々を過ごしていました。そんな中、義父が亡くなってから2週間後、末娘を身ごもったことがわかりました。


義父は生前、「女の子の孫がいたら嬉しいなあ」とよく話していました。そのことを思い出し、この新しい命は義父からの贈り物なのだと感じました。この出来事は、深い悲しみの中にいた私の心を大きく癒し、穏やかさを取り戻すきっかけとなったのです。


それから8年後の2014年、私の人生は大きな変化の中にありました。2011年の東日本大震災をきっかけに夫婦関係がぎくしゃくし始め、その頃にはすでに別居していました。三人の子どもたちは不登校になり、サドベリースクールというフリースクールに通っていました。私は訪問看護の仕事を続けていましたが、忙しさと心の疲れからうつ状態に陥り、何とか心の平穏を取り戻そうと天外伺朗さんの本をきっかけに瞑想を始めていました。


天外さんの本には「瞑想を3か月続けると大きな変化が訪れる」と書かれており、ちょうど瞑想を始めて3か月が経った2014年12月14日の夜、子どもたちと茅ヶ崎の海辺の家のベランダで双子座流星群を眺めていました。その空を見上げながら、ふと2年前、2012年12月にヘルニアの手術で入院した時のことを思い出しました。


手術前夜、病室の窓から同じように双子座流星群が空を駆け抜けるのを見ていました。その夜、星を見ながら「人生が大きく動き出す」という感覚を強く覚え、翌日、手術後の麻酔から目覚めた時には、不思議なほどの勇気と決意が湧いていました。そしてその瞬間に「離婚しよう」と心に決めたのです。


その出来事から2年後、同じように流星群を眺めていたその夜、サドベリースクールで知り合ったママ友のAさんから一通のメッセージが届きました。


「こういう話が苦手だったら無視してね。でも最近、陽子ちゃんの顔が頭に浮かぶの。それでね、『幸せになっていいんだよ。幸せになりたいって思っていいんだよ』っていうメッセージを伝えなさい、って誰か(霊)が言っているの。」


その不思議なメッセージを読んでいると、夜空に流れる無数の星々が、まるでたくさんの魂の光のように見えました。その夜は、星々が私に「新しい幸せを信じていい」と語りかけてくれているように感じられ、心の中に静かな希望が灯ったのを覚えています。


数日後、Aさんと二人でお茶をしながらこれまでの人生について話していると、突然彼女が何かに導かれるように話し始めました。


「あ!このメッセージを送っているのは神戸のお義父さんだね。お義父さんともっとちゃんと話せる場所があるよ。急な坂を登った先に、高い木々の間から木漏れ日が揺れていて、広い景色が見える場所……」


その言葉を聞いた瞬間、私は8年前、義父が亡くなる前年のお正月に親族みんなで初詣に訪れた神戸の保久良神社のことを思い出しました。そしてさらに驚いたことに、その日は義父の命日だったのです。


後からAさんが教えてくれたのですが、彼女が家に帰ると次女さんがこう言ったそうです。「あ、お母さんの肩にいたおじいちゃんがいなくなったよ」。


翌日、私はいてもたってもいられず、新幹線に飛び乗り神戸の保久良神社へ向かいました。岡本駅から急な坂を登る道中、涙が止まらず、「よく来たね」という温かな光に包まれるような感覚を覚えました。


神社の磐座の前に立ち、大きな木の前で私は義父に心の中で語りかけました。「ごめんなさい。そして、ありがとう。」 夫との関係が悪くなったこと、子どもたちに苦しい思いをさせていることなど、胸の中に溜まっていた思いを次々に打ち明け、泣きながら長い時間を過ごしました。


その時、光の中の義父からこんなメッセージを感じました。「君は最初からすべてにおいて許されているのに、自分自身を許せていなかっただけだよ。」


その言葉に心がほどけるような安堵を覚え、私は自分自身を少しずつ受け入れていく第一歩を踏み出すことができたのです。

 

〈神旅②へつづく〉

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【神旅① 】ふたつの大震災と義父からのメッセージ〈わたしのスピリチュアルヒストリー〉

https://yoomayu.hatenablog.com/entry/2024/12/13/223211

【神旅②】カタカムナ理論物理学者保江先生の愛魂〈わたしのスピリチュアルヒストリー〉

https://yoomayu.hatenablog.com/entry/2024/12/14/170018

【神旅③】蒜山高原のUFOとサムハラの大樹〈わたしのスピリチュアルヒストリー〉

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【神旅④ 】フラワー・オブ・ライフとエノクの鍵に描かれる創造の仕組み〈わたしのスピリチュアルヒストリー〉

https://yoomayu.hatenablog.com/entry/2024/12/16/203935

【神旅⑤】22を超えてゆけによる実践〈わたしのスピリチュアルヒストリー〉

https://yoomayu.hatenablog.com/entry/2024/12/17/233428

【神旅⑥】生命の樹と宇宙地図〈わたしのスピリチュアルヒストリー〉

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【神旅⑦】海の別荘で紡がれた物語〈わたしのスピリチュアルヒストリー〉

https://yoomayu.hatenablog.com/entry/2024/12/20/144555

【神旅⑧】2020年の冬至からの三重のダーチャでの学びと新たな旅立ち〈わたしのスピリチュアルヒストリー〉

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□真弓陽子

〈ホリスティック・ケアリング・ナース〉

□1971年横浜生まれ牡牛座

東京女子医科大学附属青山病院手術室・心臓カテーテル検査室看護看護師、日本航空保健室、ナースケアー湘南にて在宅医療看護師

□2001年より神奈川茅ヶ崎にて2男1女の育児

□2014年の冬至に亡義父の霊に導かれ精神世界の探求をはじめる

□2016年より古代の秘法イヤーコーニングをもちいたユニバーサルトーラスヒーリングの儀式を延べ300人に施行

□2016年より看護、子育て、性の問題、離婚からシングルマザーなどの体験を通して、生物学・幾何学・神秘学・占星学等幅広い分野に触れながら宇宙の仕組み、社会のありかた、新しい時代の医療や子育てなどについて、SNS、ブログ、YouTubeにて発信

占星学・幾何学やタロットや夢など潜在意識からの空間情報をもちいたカウンセリングや講座を主催する

□ PRA(Proton Royale Akadēmeia)主宰

□2020年

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