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フリーランスライター妖精社のブログ

薄くない本を出し、図鑑や美術書まみれの書斎を作る

お仕事のご相談・ご依頼についてのご案内

お仕事のご相談・ご依頼についてのご案内です。

基本的に私は多ジャンルライターということで、

  • ブログ記事
  • webコンテンツの文章・記事
  • 文章校正・編集・リライト・添削
  • 小説・シナリオ・出版物
  • 取材・インタビュー
  • キャッチコピー・ネーミング

などなどライティングに関するご相談・ご依頼であればジャンルを問わずにお受けしています。

現在、メインで活動しているのはココナラですが、クラウドワークスとランサーズのほうにも登録しています。

 

ココナラからのご相談・ご依頼

ココナラでのプロフィールはこちら↓

coconala.com

ココナラで出品しているサービスはこちら↓ 

ココナラでは他にも取材・インタビュー記事の作成、キャッチコピーやネーミングなどの相談も承っております。

ココナラのPRO認定ライターでもありますので、実績もココナラが一番詳しく掲載されているかと思います。

※ココナラは規約の関係でいわゆるエロ同人や官能小説などの成人向けコンテンツやアダルトなジャンルはNGとなっているのですが、妖精社としては対応可能なジャンルです。

これらのジャンルについてはクラウドワークスやランサーズから、もしくは直接ご相談・ご依頼ください。

 

クラウドワークスからのご相談・ご依頼

クラウドワークスでのプロフィールはこちら↓

crowdworks.jp

ライターとして最初に登録したのがクラウドワークスで、当時は「かみ」というペンネームで執筆をおこなっていました。

その後、ココナラがメインになってしまったため、最近では放置気味です。

ただ、ご相談やご依頼はいつでも受け付けております。

※ココナラでのNGジャンルや判断が難しいジャンルはこちらよりどうぞ。

 

ランサーズからのご相談・ご依頼

ランサーズでのプロフィールはこちら↓

www.lancers.jp

ランサーズで出品しているサービスはこちら↓

www.lancers.jp

ココナラの後に登録しました。

ココナラと比べると実績は少ないのですが、こちらもいつでもご相談・ご依頼を受け付けております。

※ココナラでのNGジャンルや判断が難しいジャンルはこちらよりどうぞ。

 

直接のご相談・ご依頼

初めての方はできればココナラ、クラウドワークス、ランサーズのいずれかからご相談・ご依頼をいただきたいと思っています。

ただ、各種サイトに登録をされていない方もいらっしゃるかと思いますので、メールから直接ご相談・ご依頼をいただく形でも問題はありません。

その際には、こちらのメールアドレスまでどうぞ。

↓ ↓ ↓

youseisha☆ymail.ne.jp

メールの際には、☆を@に変えてください。

※メインで使っているサイトでは1000文字ごとに3000円~(文字単価3円~)となっております。この単価を大きく下回るようなご相談・ご依頼はご遠慮ください。

羊と狸

羊が増えました。

ええ色や……。

 

そして、いただきもののたぬきケーキ

菓子工房シマヤさんの。

たぬきケーキ、もう何年も前から気になってたの!

バタークリームは幸せの味やでぇ……。

 

ケーキはやっぱりたまに食べたくなっちゃうね。

最近はいろんなお店で米粉と豆乳クリームみたいな組み合わせもあって、そういうのも大好きなんだけど、個人的には米粉の生地で作られたバタークリームのケーキが食べてみたい。

誰か情報あったら教えてくだされ~。

 

さて、そんな本日の1曲はOoochie Koochieで「GOLD」です。

吉川晃司さんは神奈月さんのモノマネきっかけで好きになったけど、かっこよさが異次元。

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おパンツの話

たぶんニッセンだったと思うんだけど、ちょっと前に「パンツ総選挙」なるものの結果発表がなされておりましてね。

私、ちょうどパンツを探してたので「あらやだっ、タイミングばっちりじゃないの」って思って見たら、ボトムスの特集でした。

聖徳なぞなぞ風に言うと「おズボン」ですわ。

あたしゃあねぇ、下着のほうのおパンツを探してるんだよっ!

 

ただねぇ、最近はなかなか良きおパンツに出会えなくなりました。

私はアトピー持ちなので基本的に綿100%、お腹を締め付けたくないので股上は浅めで探すんだけど、本当にない。

昔は出かけたときにたまたま入ったお店でいいのを見つけて買っとくかみたいなことができたけど、それがもう本当になくなりましたな。

下着屋さん行っても化学繊維祭りだし、綿100%だとお腹まですっぽりのゆるゆるタイプばっかり。

学生の頃はちょっとした雑貨屋さんでも綿100%で女性用のお洒落なボクサーブリーフなんかもあったんですけどねぇ。

 

そして、良きおパンツとの新しき出会いがないというのに、使ってるおパンツは順調に寿命を迎えていくわけですよ。

ちなみに、私は上げ下げするときにつかむところに盛大に穴が開こうが、その子がパンツとしての機能を果たす限りは使い続けます。

それでもおパンツが減ってきて、とうとう備蓄パンツに手を出すことになりました。

大昔に買って可愛いからもったいないと大切に備蓄していたおパンツたち。

さすがにゴムが伸びきってダメになってるのもありましたが、無事な子もおりました。

下着に限ったことじゃないんだけど、正直なところ、昔のもののほうが生地も丈夫で質も良い気がする……。

なので、この備蓄パンツたちがすべて尽きたときのことを考えると自分のおパンツ事情が不安になります。

 

備蓄パンツの放出にあたって下着類を入れてるボックスを整理してたんですけど、そこからブラのパッドが出てきましてね。

もともと取り外しのできるパッド類は全部取り外して別々にしてて、1個だけ大昔のやつをそのままにして忘れてたのですよ。

パッドにもシリコンやら低反発ウレタンやらジェルやらいろいろありますが、それがどうやらオイルが入ってるタイプのパッドだったみたいでね。

触った瞬間に爆ぜました。

もうね、本当に下着たちに被害がなくてよかった。

自分の手がオイルまみれになっただけで済みました。

たぶん20年もの?くらいのオイルパッド。

私が触るその瞬間まで持ちこたえてくれてありがとう……。

おパンツの話で書いてたのに、ブラの話もしちゃったよ。

 

さて、そんな本日の1曲は安達祐実さんで「ボクってまんまる」です。

アニメ「忍ペンまん丸」のオープニング曲です。

唐突に頭の中に流れてきたとです。

自分の中の記憶ではもうちょっとキーが高くて、まん丸くんももっと踊ってた気がするんだけど、人の記憶ってあてにならないわ。

それにしてもまん丸くんかわええ……。

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新美南吉さんの「手袋を買いに」を妖精社がちょこちょこいじったら

もう何年も前になりますが、「子ども向けに有名な童話をショートアニメにするので原作をものすごくコンパクトにまとめてくれ」といった依頼を受けたことがありました。
著作権の切れた作品のみのラインナップだったんですが、そこに新美南吉さんの「手袋を買いに」がラインナップに入っておりまして、1000文字くらいだったかな?
とにかく短くまとめたのですよ。
そのときに逆にボリューム出すほうで作業もしてみたいなぁ~なんて思ってましてて、今回、唐突にそれを実行に移しました。
理由は特になく、強いて言えばふと「子狐ちゃんのお手々って肉球ぷにぷにで可愛いやろなぁ~」って思ったから。

作業内容としてはリライトになるのか、加筆になるのか、自分でも表現のしようがない感じでちょこちょこいじってます。
加筆もしてるし、表現を変えてるところもあるし、そのままの表現がいいなってそのまま残してるところもあるし。
お暇なときにでもどうぞ~。

 

「手袋を買いに」

 

寒い寒い冬が北のほうから、狐の親子の暮らす森へもやってきました。

狐の親子は山の斜面に穴を掘って、そこをお家にしています。

ある朝、子狐ちゃんが穴から顔を出そうとしたのですが、その瞬間、子狐ちゃんは「あっ」と短く叫んで小さな目を押さえました。

そのまま後ろに倒れてコロコロとでんぐり返しをするように、お母さん狐のところへと転がっていきました。

「お母さん、目に何か刺さったみたい。抜いて抜いて。早く早く」

びっくりしたお母さん狐は慌てて、まだ目を押さえている子狐ちゃんの手を取り除けて、その目を見てみました。

しかし、そこには何も刺さってはいませんでした。

ほっと胸を撫でおろしたお母さん狐は外に出てみて、そのわけがわかりました。

昨夜のうちに、真白な雪がどっさりと降っていたのです。

透き通った冬空からお陽様が燦々と照らしていたので、その光が雪に反射してキラキラと輝いていました。

子狐ちゃんが雪を見るのは初めてです。

あまりにもキラキラと輝くものだから、その眩しさに目に何かが刺さったと思ってしまったのでした。

何もないのだとわかると、子狐ちゃんは外へと飛び出しました。

真綿よりも柔かく儚い雪の上を駆け回ると、雪の粉がまるでしぶきのように舞います。

そこには小さな虹が浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返していました。

すると突然、後ろから「どさどさーっ」とものすごい音がして、ふわふわの粉雪が子狐ちゃんの頭の上からたくさん落ちてきました。

びっくりした子狐ちゃんは落ちてきた雪の中から飛び出して、ぴょんぴょんぴょんぴょん、自分でもよくわからなくなるくらいに逃げ回りました。

振り返ってみても、そこには何もありません。

ぱらぱらと残りの雪が落ちてきたのを見て、ようやくモミの枝に積もった雪が落ちてきたのだとわかりました。

よく見てみると他の枝からも雪がこぼれて、キラキラと輝く光の道を作っていました。

思う存分、雪の世界を楽しんだ子狐ちゃんはお家に戻りました。

ただ、お家に帰ってから自分の手がいつもとは違うことに気づきます。

「お母さん、お手々が冷たい。お手々がちんちんする」

そう言って差し出した子狐ちゃんの手は、すっかり雪で濡れて牡丹色になっていました。

お母さん狐は、その手に「はーっ」と息を吹きかけて、温かくて大きな手でやんわりと包んであげました。

「大丈夫大丈夫。すぐに温かくなるよ。雪を触るとちんちんするけど、その後すぐにほかほかしてくるよ」

そうは言ったものの、可愛い子狐ちゃんの手に霜焼ができては大変です。

夜になったら町まで行って、子狐ちゃんのお手々に合うような毛糸の手袋を買ってやろうとお母さん狐は思ったのでした。

 

それから暗い暗い夜が舞台の幕のような影を引き連れて、森へとやってきました。

しかし、少しだけの月明かりでさえキラキラの雪が反射させるので、森は夜になっても柔らかく光を放っていました。

狐の親子はお家から出て、子狐ちゃんはお母さん狐のお腹の下へとすぐに入り込みました。

お母さん狐が1歩進むのに子狐ちゃんは2歩3歩と進まなければならないので、母さん狐はゆっくりとゆっくりと歩みを進めました。

子狐ちゃんはお母さん狐のお腹の下からつぶらな瞳をぱちぱちさせながら、あっちを見てみたり、こっちを見てみたり。

やがて先のほうに、ぽっつりと灯りがひとつ見え始めました。

子狐ちゃんは嬉しそうに言いました。

「お母さん、お星様はあんな低いところにも落ちてるのねぇ」

「ああ、あれはお星様じゃないのよ」

そう言いながら、お母さん狐の足はすくんでいました。

「……あれは町の灯りなんだよ」

お母さん狐は絞り出すような声で、そう言いました。

町の灯りを見ていると、ある出来事を嫌でも思い出してしまいます。

それは少し前のことでした。

お母さん狐はお友達と町へ出かけて、とんだ目に遭ったのです。

「およしなさい」

あのとき、そう言ったのにお友達の狐はとあるお家から家鴨を盗もうとして、家主に見つかってしまったのでした。

さんざ追いかけられて、命からがらどうにか逃げ延びたのです。

「……さん……母さん……お母さん」

子狐ちゃんの声でお母さん狐は、はっと我に返りました。

「お母さん、何してるの。早く行こうよう」

お腹の下から顔をのぞかせる子狐ちゃんは光に照らされた雪と同じくらいキラキラとした瞳をしています。

しかし、お母さん狐はどうしても足が進みません。

ただ、ここまで来て「やっぱり帰ろう」と言っても、きっと子狐ちゃんは駄々をこねるでしょう。

駄々をこね終えたら、そのままひとりで飛び出していってしまうかもしれません。

お母さん狐はうんうん唸りながら悩みに悩み抜いて、それならばと子狐ちゃんをひとりで町まで行かせることにしました。

いずれは子狐ちゃんも大人になるのです。

少し早めに練習をしておくのもいいでしょう。

「お手々を出してごらん」

お母さん狐にそう言われて、子狐ちゃんは両方の手を出しました。

その片方を母さん狐が優しく握っていると、なんと子狐ちゃんの手が可愛らしい人間の子どもの手に変わったではありませんか。

子狐ちゃんは目を大きく見開いて、その手をぐーぱーぐーぱーしてみたり、ちょこっとつねってみたり、くんくん嗅いでみたりしました。

「うーん? なんか変だよ、お母さん。これなぁに?」

子狐ちゃんは月の光が反射する雪の上で、人間の手を不思議そうに見つめています。

「それは人間の手よ。いいかい? 町へ行ったらね、たくさん人間の家があるからね、まずは表にまん丸帽子の看板がある家を探すんだよ。それが見つかったらね、トントンと戸を叩いて『こんばんは』って言うんだよ。そうするとね、中から人間が少ぉーしだけ戸を開けるからね、その戸の隙間から、こっちの手……ほら、この人間の手を差し入れてね、『この手にちょうどいい手袋をくださいな』って言うんだよ。わかったね? 決して、こっちのお手々を出しちゃ駄目よ」

お母さん狐は子狐ちゃんにしっかりと言い聞かせました。

ですが、子狐ちゃんはすぐに「どうして?」と聞き返しました。

「……人間はね、相手が狐だとわかると手袋を売ってくれないんだよ。それどころか、つかまえて檻の中へ入れちゃうんだよ。人間は本当に怖い生き物なんだよ」

「ふーん」

「いいね? 決して、こっちのお手々を出しちゃいけないよ。こっちの、人間の手のほうを差し出すんだよ」

そう言うと、お母さん狐は持ってきた小銭を子狐ちゃんの人間の手のほうへと握らせてやりました。

子狐ちゃんは町の灯りを目印にしながら、雪明かりの原っぱを進んでいきました。

お母さん狐のお腹の下に入っていたときにはさくさくと進めたのに、ひとりだと雪に足を取られてよちよち歩きになってしまいます。

それでもどうにか進んでいくと、初めのうちはひとつきりだった灯りがふたつになり、みっつになり、最後には子狐ちゃんの両の手では足りないくらいの数になりました。

子狐ちゃんはそれを見て、灯りには星と同じように、赤いのや黄色いのや青いのがあるんだなと思いました。

やがて町に入りましたが、通りの家々はもうみんな戸を閉めてしまって、高い窓から暖かそうな光が道の雪の上に落ちているばかりでした。

けれど、表の看板の上にはたいていは小さな電燈が灯っていましたので、子狐ちゃんはそれを見ながら、まん丸帽子の看板を探しました。

町には自転車の看板や眼鏡の看板、その他にもいろんな看板がありました。

あるものは新しいペンキで描かれ、あるものは古い壁のように剥がれ落ちています。

ただ、町に初めて出てきた子狐ちゃんにはそれらのものがいったい何であるかわからないのでした。

そして、とうとう帽子屋さんが見つかりました。

お母さん狐が教えてくれた、まん丸帽子の看板です。

大きくて丸っこい黒い帽子が青い電燈に照されています。

子狐ちゃんは教えられた通り、トントンと戸を叩きました。

「こんばんは」

中では何かコトコトと音がしていましたが、しばらくするとゴロゴロという音とともに戸が少しだけ開きました。

そこから明かりが漏れて、光の帯が白い雪の上に長く伸びました。

子狐ちゃんはその光がまばゆかったので、面食らって、間違ったほうの手を、お母さん狐が出しちゃいけないよと言ってよく聞かせたほうの手を隙間から差し込んでしまいました。

「このお手々にちょうどいい手袋をくださいな」

帽子屋さんは、おやおや……とその手をよく見てみました。

小さな小さな狐の手です。

その狐の手が手袋をくれと言っているのです。

これはきっと木の葉で買いに来たに違いないと思いました。

そこで帽子屋さんは「先にお金をくださいな」と言いました。

子狐ちゃんは素直に握ってきた小銭を帽子屋さんに渡しました。

帽子屋さんはそれを手のひらに乗っけて、指先でつついてみました。

しっかりと硬く、手のひらの上で小銭同士がぶつかるとチャリチャリとよい音がしました。

「ふむふむ、これは木の葉じゃないな。本物のお金だな」と思いましたので、棚から子ども用の毛糸の手袋を取り出して、子狐ちゃんの手に持たせてやりました。

そこで初めて子狐ちゃんは自分が間違ったほうの手を出していたことに気づきました。

子狐ちゃんはきちんとお礼を言ってから、もと来た道を帰り始めました。

「お母さんは人間は怖い生き物だって言ってたけど、ちっとも怖くないや。だって、僕の手を見てもどうもしなかったもの」と、子狐ちゃんは思いました。

そう思うと、今度は「いったい人間ってどんな生き物なんだろう」と気になってきました。

ちょうどある窓の下を通りかかったとき、人間の声がしてきました。

なんと優しく、なんと美しく、なんとおっとりとした声なのでしょう。

「ねむれ ねむれ 母のむねに ねむれ ねむれ 母の手に……」

この唄声はきっと人間のお母さんの声に違いないと、子狐ちゃんは思いました。

なぜなら、子狐ちゃんが眠るときにもお母さん狐は優しい声で唄いながら体をゆらゆらと揺らしてくれるからです。

すると、今度は子どもの声がしてきました。

「お母さん、こんな寒い夜は森の子狐も寒い寒いって鳴いてるんだろうね」

すぐに、お母さんの声が答えました。

「森の子狐もお母さん狐のお唄を聴いて、穴の中で眠ろうとしているでしょうね。さぁさぁ、坊やも早くねんねしなさい。森の子狐と坊やとどっちが早くねんねするか、きっと坊やのほうが早くねんねしますよ」

それを聞いて、子狐ちゃんの胸はきゅっとなり、お母さん狐が恋しくなりました。

すぐさま、お母さん狐の待っているほうへと駆けていきました。

お母さん狐は子狐ちゃんを心配して、無事に帰ってくるのを今か今かと震えながら待っていました。

子狐ちゃんが戻ってくると、温かい胸に抱きしめて泣きたいほど喜びました。

そのまま狐の親子は森のほうへと帰っていきました。

ちょうど雲に隠れていたお月様がまた顔を出したので、狐の毛並みが銀色に光り、その足跡にはコバルトの影がたまりました。

「お母さん、人間ってちっとも怖くなかったよ」

「どうして?」

「僕、間違えて本当のお手々出しちゃったの。でも帽子屋さん、つかまえやしなかったもの。ちゃんとこんなあったかい手袋くれたもの」

そう言って、子狐ちゃんは手袋のはまった両手をパンパンやって見せました。

お母さん狐は「まぁ!」と呆れましたが、「本当に人間はいいものかしら、本当に人間はいいものかしら……」とつぶやいたのでした。

福岡市南区大橋駅近くにあるカーペット屋さん「ツジオリカーペット」

今回のブログ、めっちゃ福岡のお店の話です。

私のブログを読んでくれてる人の中で福岡の人ってほとんどいないと思うので、先に謝っておきます。

ごめんねごめんね~っ!(U字工事

でも絨毯とかカーペットとかに興味ある人や福岡に興味ある人はお店のHPをチェックしてみたり、グーグルマップでオンライン散策を楽しんでみたりしてくだされ。

 

さっそくですが、私は絨毯とかカーペットとかが好きです。

ただし、コレクターとかでは全然なくて、どっちかというと美術品みたいな感じで見るのが好きって感じ。

たぶん今は新聞とってる人は少ないと思うんですけど、新聞の折り込みチラシとかでたまに絨毯とかカーペットとかの専門店のチラシが入るんですよ。

でもどこも遠いのっ!

県外のチラシ入れられても行けないのっ!

ちなみに、絨毯やカーペットにもいろいろあるけど、私が一番気になってたのが「ギャベ(ギャッベ)」っていうイランの遊牧民が手織りする絨毯。

で、一度でいいからその実物が見てみたかったのね。

前に百貨店に見に行ってみたけど、量産品?なのかネットでよく見る系のやつばっかりだったし、何よりも店員さんの目が怖い。

「いつか本物見たいなー」「触ってみたいなー」って思ってたら、この記事を見つけましてね。

 

fukuokaminami.goguynet.jp

 

ここやったら行けるやんっ!となりまして、行きました。

ツジオリカーペットさん!

 

www.tsujiori.co.jp

 

記事にもありましたが、博多区から大橋に移転したそうな。

お店に行ってみると、とにかく商品が多い。

たぶんもともとお店の面積はそれなりにあると思うんだけど、商品みっちりなので狭く感じるかも。

でもお手頃価格のウィルトン織とかもあったし、何よりもギャベがあるっ!

それもいっぱいっ!!

本物初めて見たし、初めて触ったよ~。

実物はめちゃくちゃ分厚くて、触り心地も良くて、味わいがあって、もう本当に羊と職人さんありがとうって感じですよ。

「これが生命の木で、ここが砂漠で~」って商品の説明も詳しくしてくれて、社長さんと女性スタッフの方もめちゃくちゃ感じが良かったです。

職人の一点物みたいなのってすごい惹かれるよね……。

絨毯やらカーペットやらが必要になったら是非どうぞ~。

私がお店に行ったときはちょこっとだけどグラスとかの小物もありましたぜ。

「すこし・ふしぎ」でSFって可愛くなぁい?

SFはいいですなぁ。

それはさておき、気づいたらもう2週間経ってたよ。

なんか……先週から今週にかけてものすごく疲れましてね。

でかい口内炎がなかなか治らないってのがすさまじい疲労をこれ以上ないほどに物語ってたね。

最初はね、1か所だけ小さめの口内炎ができたの。

それが治ってきて「おー、よしよし……」と思ってたら、その真下のところを犬歯でまぁ綺麗に噛みましてね。

上下の犬歯で綺麗に噛んでるから傷が2か所あるわけですよ。

元気なときは口内炎にならんと終わるんですが、疲れ切ってたのでこれがんまぁでかい口内炎に成長して治らない治らない。

ぷっくり腫れてるから寝てる間も甘噛みしちゃって、治りが悪いったらありゃしない。

朝起きるたびに絶望するレベルの口内炎

大昔に耳鼻科でデキサルチン軟膏をもらっててそれがよく効いてたんですけど、それも今はもうなくてですね。

家にあった市販のやつを申し訳程度に塗ってもまったく効かぬのですよ。

もう諦めて歯医者に行けばと母に言われたので、もう諦めて歯医者に行きました。

アフタゾロンという軟膏をもらいまった。

先生に「2、3日塗って治らなかったらレーザーで焼き切るね、痛いけど^^」と言われたので、痛いのが嫌な私は絶対に3日で治すという強い意志のもと3日で治しました。

ありがとう薬、ありがとう私の体。

ただ、口内炎が治っても気温差での体のだるさはどうにもならんねぇ。

 

さて、そんな本日の1曲はちのはじめさんで「やつらの足音のバラード」です。

はじめ人間ギャートルズ」のエンディングね。

この時代の人も口内炎、なっとったんやろか……。

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「発掘された日本列島2024」に行ってきたとです

タイトル通りです。

行ってきたとです。

福岡県大野城市にある「大野城心のふるさと館」ってところでやってます。

もうね、これで観覧料400円でいいのかってくらい充実してた。

400円ってちょっとお高いガチャ1回分よ?

これでもかっていうほど楽しんできちゃった。

 

↓ 最初のフロアでぐっときた水鳥形埴輪と人面付円筒埴輪。

 

↓ 次のフロアの一部。

 

↓ 土器がいっぱいでドキドキ!

 

 

↓ こんな近くで見れる。

 

↓ 個人的にはこの一角だけで400円の元が取れる。

 

↓ 馬の尻の穴を写したかっただけなのに、結果的に「すれ違う2人」みたいな写真になった。

 

↓ 猫がほぼ犬張子

 

 

↓ 今回の展示品で一番見たかった梟。人を信用していない目をしている……気がする。この子は本当にレプリカがほしい。ちんまくて可愛い。

 

展示品、ぜーんぶ撮影OKで大満足でした。

人も少なくて、フロア独り占めになる時間もあって最高だったね。

下にあったカフェで米粉のドーナツも見つけて超ラッキー。

普段は外に出るって言ったら整骨院か病院かの私にしては遠出だったけど、大野城とかあのあたりは実にいいですなぁ。

 

展示品の梟が可愛すぎたので、人を信用していない梟をテーマに絵本の話を書こうと思う。

ちょうど今「えほん大賞」やっとるからね。

ちなみに、文芸社はえほん大賞も含めて今までいろいろ応募しとりますが、見事に全滅なんだぜぇ~。

ワイルドだろぉ~。

 

さて、そんな本日の1曲はThe Righteous Brothersさんで「Unchained Melody」です。

ちょっと前に夢の中で空耳アワーよろしく「おぉ~、らぁ~めぇん~」という洋楽らしきものが流れてきて、それに一番近かったのがこの曲でした。

映画「ゴースト/ニューヨークの幻」の主題歌。

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冷たい水での洗顔はいつまで続くか

お水の冷たさがどんどん増しますなぁ。

普通に手を洗うだけでも手が痛くなるくらいなんですが、今季はまだ洗顔だけのときはお水を使ってます。

手も痛いし、なんなら鼻先まで痛くなるくらいなんだけど、まだいける。

ガス代がもったいないのもあるけど、どこまでこの冷たさに耐えられるか勝手に勝負しとります。

 

それはさておきですね。

先日、パソコンを触れない時間ができてしまったので、その間に読めてなかった本を一気に読みました。

「お梅は呪いたい(著者:藤崎翔)」と「おんびんたれの禍夢(著者:岩井志麻子)」ね。

「お梅は呪いたい」は整骨院の待ち時間でちまちま読んでたので読めてなかった範囲は少なかったけど、面白かった。

アニメか、実写映画にしたら絶対に面白いと思うけど、面白いからこそ難しいだろうねぇ~。

「おんびんたれの禍夢」は自分で選んで買ったわけじゃないんだけど、これもすんごい面白かった。

岩井志麻子さんの本は初めてだけど、他のホラーのやつも全部読みたい。

「おんびんたれの禍夢」には楠子っていう両性具有のキャラが出てきましてね、その楠子がもうなんかすごい好き。

我ながら不純すぎる感想だとは思うが、ヒモになりたい……。

「生活は全部面倒見てあげるから、あんたは好きなだけ小説を書きな」みたいな展開、私の人生にも起こってほしい……。

 

さて、そんな本日の1曲は姫神さんで「神々の詩」です。

「なんか昔の番組で使われてた民謡みたいな曲」という曖昧すぎる記憶でも探せば見つかるものねぇ。

縄文語をイメージした歌詞なんですってよ。

いいわねぇ、縄文。

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