みなさん、突然ですが質問です。
「7年後の2032年12月22日に、地球に小惑星が衝突するかもしれない」
というニュースを聞いたら、どう感じますか?
実は先日、NASA(アメリカ航空宇宙局)とESA(欧州宇宙機関)から、まさにそんな発表がありました。
今回は、この話題について詳しく見ていきましょう。
小惑星2024YR4とは何か
この小惑星はに発見されました。
発見したのは、チリにある特別な望遠鏡「ATLAS」です。
名前は「2024YR4」。
大きさは野球場くらい(約40~100メートル)で、現在は地球から4500万キロメートルも離れたところを飛んでいます。
「4500万キロメートルって、どのくらい遠いの?」
って思いますよね。
🚅 簡単に例えると...
新幹線で約51年かかる距離です
(もし新幹線が宇宙を走れたら、という仮定ですが😊)
ものすごく遠いところにある、というイメージがつかめたのではないでしょうか。
1.2%という確率は高いの?低いの?
「1.2%なんて、すごく低そう!」
そう思った人も多いはずです。でも実は、この数字には重要な意味があるんです。
⚠️ 重要ポイント
現在、科学者たちが把握している小惑星の中で、地球との衝突確率が1%を超えるものは、この2024YR4だけなんです。
これは、科学者たちが特に注目している理由の一つです。
📌 過去の事例:
過去には2.7%という、もっと高い衝突確率と予測された小惑星がありました。
でも、詳しく観測を続けた結果、実は地球にぶつかる心配はほとんどない、ということがわかったんです。
もし衝突したらどうなるの?
🌍 科学者たちの分析によると...
この大きさの小惑星は「数千年に一度」くらいの頻度で地球に衝突する可能性があります。
もし衝突した場合、周辺地域にかなりの被害が出る可能性があります。
ただし、人類が絶滅するような規模ではありません。
でも、心配しすぎる必要はありません。というのも...
科学者たちはどんな対策をしているの?
🔬 世界中の科学者たちが、私たちの地球を守るために動いています。
現在、主に次のような取り組みが行われています:
- 継続的な観測:
- 2024年4月まで詳しく観測を続けます
- その後いったん見えなくなりますが、2028年には再び観測できるようになります
- 2024年4月まで詳しく観測を続けます
- 国際的な協力:
- IAWNが小惑星の詳しい情報を追跡しています
- SMPAGが対策を検討しています
- IAWNが小惑星の詳しい情報を追跡しています
- 軌道の計算:
- より正確な衝突確率を計算するため、常に新しいデータを集めています
- より正確な衝突確率を計算するため、常に新しいデータを集めています
科学者たちは「現時点で一番大切なのは、しっかり観測を続けること」と言っています。
より多くのデータを集めることで、より正確な予測ができるようになるからです。