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YU想

あなたを想い、あなたに想いを伝えられる、私でありたい。特撮感想や、自作小説、体験談などを、投稿しています。楽しんでいただけたら、幸いです。        無断転載、厳禁です。

仮面ライダーカブト 第七・八話感想

天の道を行き、総てを司る

仮面ライダーカブト・第二巻、表紙を飾るわ、仮面ライダーザビー

 

7 2号新登場


ザビー、華やかに登場 ザビーの資格者は、この後何人か出てくるけど、一番ザビーの性能を活かしていたのは、矢車さんだと思う。率いている、ゼクトルーパー達も、生き生きしていますし。

矢車想、ザビーの有資格者で、元々精鋭部隊「シャドウ」でも、リーダーとして活躍していたエリート。無謀な行動を取った加賀美の勇気を、賞賛しながらも諫めたり、下っ端で、しかも見習いの加賀美に対等に接し、下で動いている人達の努力を評価している、正に理想の上司。「踊る大走査線」の室井さんを、思い浮かべてしまった。

「ザビーの資格者は誰だ?中和だか、調和だかが好きな男じゃないのか?」

加賀美の想いが、揺れ動く。彼こそ、ライダーに相応しいと思える男・矢車が現れたことにより、加賀美の気持ちは揺らぎます。一般人であり、ゼクトとなんら関わりのない天道が戦わなくても、矢車がザビーとなって戦えば、それだけで済むはずだと。

加賀美は、クビ…天道か矢車が、店で働き始めたら、ひよりは加賀美をクビにするらしい。んまぁ、遅刻は多いし、いつもテンション高いし、料理もしないから、仕方ないね。

最強タッグ、ザビーの一言で、すぐさま共闘し幼体ワームを蹴散らすカブト。

「我々は、人類の平和の為に、ワームと戦っている。君にも、行動を共にして欲しい」と手を差し出すザビー。こうして、最強タッグが誕生する。かと思いきや
「そんなくだらないことよりも、ワームが一匹逃げたぞ。そいつを倒す方が先決だ。」
と受け付けないカブト。交渉決裂と判断した矢車は、任務を開始する。

資格者は、巡り合う…両者その癖の強さから、仮面をかぶっていても、それとなく正体に気付いたようです。

ライダーバトル

カブト・ザビー(ゼクトルーパー
共闘からの、バトル。今回は、ザビーの手を、カブトが防いで幕を閉じる。やっぱり、カブトは、他ライダーが出て来てから、物凄く面白くなる。

☆料理

*料理対決、一つの「絹ごし豆腐」を賭け、可愛い妹を想う天道と、愛する部下を想う矢車は、ひよりのまかない用の豆腐を使って、豆腐料理対決を行う。

その豆腐を貰えばいいんじゃね?は、禁句で「あの店の豆腐」だからいいのかも知れないし、「木綿豆腐」だったのかもしれない。

・麻婆豆腐、麻婆というお婆さんが作ったから、という説がある、中華の代表料理の一つ。辛い味わいの中にある肉やネギの旨み、豆腐の甘味、にんにくや香辛料、油の風味が合わさり…ご飯が止まらない。

矢車さんは、豆腐は切らずに鍋の中で崩す、作り方をするようだ。天道には、まとまり過ぎていて、素材の個性が出ていないと、不評だった。ひよりは、天道が口を付けたレンゲを、丁寧に拭いた。

・中華風冷ややっこ、対する天道の料理。刻んだザーサイや薬味を、調味料と合わせ、熱してから冷やす等、手間がかかっている。ひより、弓子さんの反応を見るに、味が劣っていた理由ではないようだ。

結果発表!!!ひよりは、温かい料理が好きという理由で、麻婆豆腐に軍配を上げた。この出来事から、天道は麻婆豆腐に対し、強いこだわりを持つようになる。

・湯豆腐、出汁を利かせた湯の中で、豆腐を煮込む、シンプルイズベストな料理。樹花の好物だそう。ポン酢に浸して食べるのが、たまらない!

天道語録

「二兎を追う者は二兎とも取れ」


「二兎を追う者は一兎も得ず」ということわざに、対する格言。豆腐屋の親父も笑っていた。その後、器の大きさ(豆腐を入れる器、とかけた)の違いも語り、また親父を笑わせた。勝負に負けた天道に、自分の提案通り半分に分けようとする、矢車に対し「決して妥協するな」という意味だ、と補足し豆腐を持って行くように促した。

☆ワーム

ベルバーワーム

ウデ虫の特性を持つワーム。緑色の毒液を、口から放出する。花嫁や花婿を襲う、習性があると、矢車や加賀美達、ゼクト勢は警戒していたが、実は「白い服を着た人間」という、とてもシンプルな標的であった。天道も、「変わった趣味だ」と発した。

亜種が存在し、この名前では髑髏のような顔をした方を指す。

カブトと交戦し、毒液をクナイガンで相殺され、不利を悟りクロックアップで逃走するも、追いかけられる。クロックアップの中、走行中の車の上で交戦するなど、火花を散らすが、ザビー達が交戦する場に逃げ込むと、混乱に乗じて逃走する。

ベルバーワーム・ロタ
ウデ虫の能力を持つ。頭部や爪に、黄色い装飾があるのが特徴である亜種。ザビーと激しい戦いを繰り広げ、待機させた幼体ワームを、敵の後方から加勢させるなど、知恵も効く。

部下に指示を送りながらも、戦闘の手を緩めないザビーに苦戦し、カブトの加勢で、幼体ワームが蹴散らされた後。クロックアップの中、ライダースティングを受け爆散した。

ウデ虫、長く大きな前足(人間でいう腕?)が特徴の、蜘蛛の仲間。三大奇虫の一匹で、ゲジゲジ同様に不気味だからと、殺されてしまう可哀想な益虫。見かけたら、逃がすなり、そっとしといてあげてください。

☆コーディネート

真っ白コーデ、変わった趣味のワームを、誘い出す為に天道は、上着から靴まで、真っ白な服装を披露。花婿花嫁姿の、加賀美・岬もいいけど、こちらも素敵だ。

8 怒れる豆腐    

影山、まだ可愛い後輩だった頃…矢車を心から尊敬し、その教えを大事にしている。矢車が作る、麻婆豆腐が食べたいと頼んだ。この頃から、加賀美のことは気に食わないようだ。

乱れる完全調和(パーフェクトハーモニー)、部下を引き連れ、策を練り、調和を持って戦っているのに、スタンドプレーでゼクトを出し抜く天道に、矢車のプライドは乱されてしまう。

カブトに嫉妬の炎を見せる矢車に、加賀美は自分の考えが、間違っていたのではないかと、思うようになった。

☆料理

豆腐のフルコース、作風が違えば、矢車や影山を招き、みんなでパーティーする展開に、なっていたかもしれない。

朝食、いつもの定食風。詳細は不明だが、焼いた魚がメインのようだ。

「豆腐」、完璧な四角形でありながら、簡単に崩れてしまう豆腐は、正に矢車の精神の崩壊を、意味していたのだろう。いくら怒ってても、食べ物に八つ当たりしてはいけません。

 

☆コーディネート


神父姿、結婚式の参列者を探しても、ワームが見つけられなかった加賀美達だったが、天道は、聖歌隊にワームが紛れるのでは、と考えこの役職を務めた。神父自体はバイトがやるところも、あるそうなので、なんら不思議はない。

「神は言いました。天の青空に光ありて、昼と夜とを分かち、また、印のため、時のため、陽のため、歳のためになるべし。神は言いました。汝、天の青空にありて、地を照らす光となるべし」

ライダーバトル

カブト・ザビー(ゼクトルーパー

この時のカブトは、「戦う理由がない」と、消極的であり、ザビーの攻撃を受け止めたり、躱すことに徹している。ゼクトルーパー(影山)のゼクトマシンガンをクナイで攻撃し、ザビーがその補助に向かったところで、逃走し戦闘は終了する。

カブト・ザビー

夕日を背に、シルエットで戦う姿が印象深い。ゼクターの激しい空中での、一騎打ちからの戦闘、最強対最強の戦いが熱い。

「星がどれだけ輝いても、太陽には勝てないぞ」

「太陽は、俺だ」

☆ワーム

ベルバーワーム
髑髏の顔が特徴の個体。姿が似ている為、矢車は「もう一体のワーム」を、カブトが逃げる為についた嘘と考え、調査しなかった為、被害が増えてしまった。ヤンキーや医者も襲い、ゼクト報道規制が間に合わないほどの被害をもたらした。


聖歌隊に化けていたこと看破され、逃走。電車が迫る線路の中、クロックアップを使用し、カブトに圧倒され、牽制に毒液を放つも、全て躱され接近を許してしまう。背を向けたところに、飛び掛かるも、ライダーキックを受け爆散した。

 

マスクドライダー計画

仮面ライダーザビー
スズメバチがモチーフだが、名前の由来は、ミツバチの英名「ザ・ビー」ゼクトの犬であり、汚れ仕事や、打倒カブトなんて無茶ぶりも押し付けられちゃう、苦労人。周りが自由に好き勝手すると、埋め合わせをする人が困るという、分かりやすい例。


特徴的な能力がない故に、資格者を選ばないことが魅力なのだろうか。矢車さんは、キックとパンチを織り交ぜた、バランスが良いキックボクシングスタイル。


・マスクドフォーム
パワーと耐久力に奏でた形態。武器を使用しないが、パンチ力、キック力が高く、変身者の特徴が出やすい。


・ライダーフォーム
スピードに優れた形態。苦戦描写が多く、やられ役なイメージが強いが、相手も相応なので、弱いというわけではない。

 

ライダースティング
針を突き刺し、毒液を注入し爆殺する必殺技。威力は17t。ザビーの出番が多い為、使用頻度も多い。変身者によって、構えや用法が異なる。矢車さんは、飛び掛かって来た相手にカウンターとして、針を突き刺すスタイル。

 

閃光弾

ゼクトルーパー達が使用した。脱皮寸前のワーム達の注意を逸らし、脱皮を防ぐ。