BL小説「傭兵の男が女神と呼ばれる世界」感想 [野原耳子(ノハラ ミミコ)]
2021-08-15更新
野原耳子さん作のBL小説「傭兵の男が女神と呼ばれる世界」の感想です。
2020.9月発売
(出版社:アルファポリス
アンダルシュノベルズ)
野原耳子さん、初読み作家さんです。
kindle unlimited にたくさん作品があって
面白いというレビューを見てはいましたが
読むのは今回が初です。
購入のきっかけは購入記事に書きましたが
大好きな暮田マキネ先生が本作を
「面白かった!」とおっしゃられていたから。
この本、なかなかなお値段なのですが
ちょうど半額クーポンがもらえたのもあり
購入にいたりました。
タイトルからもわかるように異世界転生もの。
傭兵の雄一郎が戦闘中に
手りゅう弾の爆撃を間近に受けて意識を失い
気づいた時には「ジュエルド」という未知の国に現れていたところから始まるお話です。
37歳のおっさんで傭兵稼業の雄一郎が
「女神」として召喚されたという
なかなか噴飯ものの設定なのですが
内容はコメディではなく、全くのシリアスです。
「ジュエルド」は
王様や貴族、騎士が出てくる中世西洋風な世界。
BL小説ではファンタジーものは
ほとんど読まない私ですが
グインサーガ愛読者ですのでね、
こういった感じには慣れています。
読み始めてすぐに思ったのですが
野原耳子さん、文章が少々独特と言いますか、
私にはなんとなく読みづらさがあって。
もちろんあくまで個人的感覚なので
そんな風に感じる人は少数派かもですが・・・
なので、読み始めてしばらくは
なかなか世界観に没頭できないし
痛々しい表現が多かったり
えろは濃厚だけど、甘い感じはなくて
いわゆる古のヤオイっぽい雰囲気で
「これ面白くなるんかな…?」
と思いながら読んでました。
しかしですね、読み進めるうちに
どうにも先が気になってしょうがなくなり、
どんどん読んでしまいました。
読んだのはこのお盆期間中で、
家族がみんな一日家にいる状態では
さすがに一気読みはできず、
途中何度も中断しつつ読んでいたわけですが
読んでいない間も
「ジュエルド」の世界が頭から離れず、
寝ているときには夢にまで出てくる始末。
はじめは没頭できないとか思っていたくせに
物語の中盤ごろにはその世界観にどっぷり。
正直ね、私の好きなBL的萌え要素は
ほとんどないんですよ。
オッサン傭兵の雄一郎が受けるのですが
( ↑ 女神ですからね)
全っ然かわいくないし(笑
あ、でも、超絶美形の2人に
ガチムチなオッサンがむにゃむにゃされちゃう
3Pってのはちょっと萌えたかな…w
今のところ恋愛のキュンがあるわけでもないし
BがLするところ以外でも
ちょっと気になる部分がいくつかあったりで
「う~~?」となったりもしたのですが
しかし、物語としてはめっちゃくちゃ面白くて
なにより先が気になりすぎる!!!
とりあえずこの1冊である程度の決着というか
着地点があるのかと勝手に思っていたのですが
読んでいる途中(全体の2/3あたり)で、
あれ、これ、この残りページ数じゃ
全っ然終わらなくないか?と気づいて、
あわてて最近発売されたばかりの
2巻のあらすじを確認しに行ったら
2巻でも完結してるわけじゃないのね!?
結局、1巻読み終わった時点では
途中も途中、全体の3割くらい…??(勝手な推測
という感じで・・・
ヤダーーーー!
やばいものにハマってしまった
野原耳子さんさんのツイッターを確認したら
3巻が出るのは1~2巻の売り上げ次第、
とのことで
ヤダヤダ、この物語の終着を見るまでは
絶対に出版してもらわなければ!
ということで、
売り上げに微力ながらでも貢献できれば、と
この感想記事を慌ててあげることにしました。
いや私、まだ2巻買ってないんですけどね(笑
ラノベ・小説20%OFFクーポンで買うか、
もうちょっと割引率の高いクーポンを待つか
でも買うなら早い方が効果あるよね…とか
うんうん悩みつつ。
なんだかんだ言いましたが
すっごく面白いので!
ぜひ皆さんも買って読んでみてほしい。
一緒にこのやばい物語にハマってください!
ちなみに初読時に感じた読みづらさは、
再読時には全然大丈夫になってました。
たぶんだけど、読点多めな部分が少し気になったのかな…という気がする。
・・・こんな感想記事で
購買意欲が湧く人いるのかな・・・
ちょっと正直に書きすぎたかしら・・・
でも間違いなく面白いので!
あと、えろが毎度濃厚です!(大事なとこw
2021.8.19まで1巻が立ち読み増量してます。
1回目のえろまで読めますよ。
・・・3Pですよ・・・
甘い雰囲気は何もないけど
この試し読みの先からどんどん面白くなります。
雄一郎の行く末が気になったらぜひ!
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