車が売れないのはゲームのせい by トヨタ幹部
2009年10月22日 ゲーム全般
何か悪いことが起きるたびに、「悪いのはゲームのせい」と言われ続ける、かわいそうなゲーム業界。
さて、日本一の自動車メーカーであるトヨタ自動車の幹部によると、車が売れなくなったのもゲームのせいだそうです。
トヨタ自動車の幹部は「家庭用ゲーム機がいけない。あんなリアルな遊びがあったら、車なんか要らなくなっちゃう」と嘆いた。ひどい話ですね。
憂楽帳:デートカー - 毎日jp(毎日新聞)
一方、未成年が事件を起こすと「残虐なゲームに影響を受けた」と報道します。トヨタ自動車幹部の人の理論が合っているとすると、
「家庭用ゲーム機がいけない。あんなリアルな遊びがあったら、殺人なんかしなくなっちゃう」になってもおかしくないはずです。
先月グランツーリスモ最新版を買った身から言わせてもらうと、車の運転体験ゲームをプレイしたところで、車が欲しくなることはあっても、車がいらないと思うことはありえません。
車が欲しくなっても実際に車を買わないのは、買わないのではなく、買えないからです。
お金がないからですね。
車の必要性と財布の中身を見比べれば、車を買わないという結論にすぐ至ります。
また、ゾンビを殺すなど残虐なゲームをしても実際に人を殺したりしないのは、街中にゾンビなど徘徊していないし、人を殺してはいけないという当たり前のことがわかっているからです。
ゲームをしているからと言っても、99.9%以上の人は常識的な考え方を持ち合わせています。
もういい加減なんでもかんでもゲームのせいにするのは終わりにした方がいいですね。