vector は vector に対して特殊化されていて、領域を無駄にしないように、ビット単位で格納されるようになっています。 これは使用する領域が少なくなる反面、 &v[0]+i == &v[i] であるという、vector としての特徴の一つを満たさなくなってしまいます。 他にもいくつか、bool 以外の vector と異なる動作をする箇所があります。 そのため、Twitter や掲示板等で vector の話が出るたびに必ずといっていいほど「あれは使うな。失敗作だ」とか「あれはもう忘れろ」という趣旨の発言が見られます。 そういった場面に遭遇するたびに自分は微妙な気分になります。 実際のところ、「大量のビットを格納したいけれどもメモリを無駄にしたくない」という状況がある*1とき、vector 以外の選択肢はどの程度あるんでしょうか? まず自分で作るという選択肢、これはほとんどの場合は
C++0x の std::vector には、新しく shrink_to_fit() メンバ関数が用意されています。 これは「 vector の確保しているメモリ領域を、その大きさに見合ったサイズまで縮小する」関数で、 典型的な使い方は、以下のような感じになります: // std::vector に格納される要素数の見当がつけられない // が、「上限」は分かる。このとき余計な領域の再確保を避けたい std::size_t const limit = 〜〜; // vector に格納される要素の上限 std::vector<T> vec; // まず上限までメモリ領域を確保する vec.reserve( limit ); // vec に格納していく // ... // 格納終了。しかし、 // このままだと巨大なメモリ領域を占有してしまうので、 // vec の確保している領域を「 s
1985年、AT&TのBjarne StroustrupがC++をこの世に送り出しました。その後C++は様々な拡張を繰り返しながら進化してきました。 1991年、ISOはC++の国際標準(standard C++)を定める作業を開始しました。標準C++の最終草案は1997年にISO C++標準化委員会に承認されました。 標準C++が規定するのは言語仕様だけなく、C++標準ライブラリも規格の中で明確に定められています。それまでC++のライブラリといえばiostreamぐらいのものでしたし、それもあくまで"事実上の標準"でしかありませんでした。 そしてそのC++標準ライブラリの一部として組み入れられたのがSTL(Standard Template Library)です。すなわちSTLは標準C++の仕様の一部ということです。 僕がSTLを知ったのは1995年、いくつかのコンパイラがtemplat
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以下のコードのように、コピー(Move)するauto_ptrのelement_typeが異なるとoperator auto_ptr_ref<_Other>()が無限に再帰してスタックがとぶ どうもauto_ptr_refのコピーコンストラクタを呼ぶために再びこれが呼ばれるようだ コンパイラのバグではなくSTLのバグと思われる VC8付属のものは直っている []#include[] []<memory>[] []// auto_ptr[] []std[][]::[][]auto_ptr[][]<[][]int[][]> [][]new_int[][]()[] []{[] []return[] []std[][]::[][]auto_ptr[][]<[][]int[][]>([][]new[] []int[][]());[] []}[] []void[] []test[][]()[] []{[
はじめに この記事の目的は、「C++のSTLにはデータをソートする方法がいくつか存在するが、ソート処理を簡単に、かつ効率のよいコードはどれか…」を調べることです。 ここでは、自前のソートアルゴリズムを作って速度を比較したり、既存のソートアルゴリズムを最適化するといったことは目的としません。公開されているSTLをありのままの姿で計測します。コードの保守性や移植性、可読性を考慮して「いたって普通」な書き方が一番メリットが受けられると考えていますし、より多くの人に恩恵をもたらすと考えるからです。 自前のソートアルゴリズムの構築や、既存のアルゴリズムの最適化は、可読性や移植性を悪くするため、得られるメリット(高速処理による時間)よりもデメリットが大きいと考えているのです。よって、ここで検証するコードは「いたって普通」な書き方であり、可読性を重視した書き方になります。 自前でソートアルゴリズムの構築
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1985年、AT&TのBjarne StroustrupがC++をこの世に送り出しました。その後C++は様々な拡張を繰り返しながら進化してきました。 1991年、ISOはC++の国際標準(standard C++)を定める作業を開始しました。標準C++の最終草案は1997年にISO C++標準化委員会に承認されました。 標準C++が規定するのは言語仕様だけなく、C++標準ライブラリも規格の中で明確に定められています。それまでC++のライブラリといえばiostreamぐらいのものでしたし、それもあくまで"事実上の標準"でしかありませんでした。 そしてそのC++標準ライブラリの一部として組み入れられたのがSTL(Standard Template Library)です。すなわちSTLは標準C++の仕様の一部ということです。 僕がSTLを知ったのは1995年、いくつかのコンパイラがtemplat
インターネット上には、無数に本が落ちている!!タダで読めるのだ!! ..と言っても違法なものではなく、絶版になった本を出版社の許可を得て著者が公開しているようなケースだ。それらを散在しておくのはもったいない。ここに書いてみんなで共有しようではないか! と思い、こんなコーナーを作ってみた。そんなわけで、掲示板のほうでも情報提供等、お待ちしてます → やねうBBS web bookスレ プログラミング Windows/C/C++ ■ Standard Template Library プログラミング/秀和システム[日本語] επιστημη氏のSTL本。 ■ Win32サブルーチンズ,Win32サブルーチンズ2,実例で学ぶ Win32 API活用術/CQ出版社[日本語] 常岡 伸二氏の名著。 ■ Cプログラミング診断室/技術評論社[日本語] ■ (コ)の業界のオキテ/技術評論社[日本語]
角のページへ戻る STL(Standard Template Library) C++の標準テンプレートライブラリ、STLのページです。 2003/6/7 コンテナ全ページ標準に合わせて修正 目次(と予定) 更新履歴 はじめに STLとは? '99 11/07 作成 その前にC++で知っておかなければならないこと 馴染みがない(かもしれない)単語 '99 9/23 わずかに修正 テンプレート(template<>) 2001 1/31 更新 環境 '99 2/20 VCでSGI_STLを使う、BeOS、egcs等 使い方 イテレータ(反復子)の使い方 '99 6/19 更新 関数オブジェクトの使い方 '99 7/4 mem_fun()の使い方追加 早見表 STLで使う主なクラス '99 6/13 各クラスの説明、ヘッダをまとめた STLで使われる名前 '99 6/13 微妙に更
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