Intro Web の https 化が進み、それに伴って https を前提とする API も増えてきた。 そうした API を用いた開発をローカルで行う場合、 localhost という特別なホストを用いることもできるが、それだけでは間に合わないケースも少なからずある。 localhost を https にするという方法もあるが、そのように紹介されている方法には、いくつか注意すべき点もある。 この辺りの話を、直近 1 ヶ月で 3 回くらいしたので、筆者が普段使っている方法や注意点についてまとめる。 特に推奨するつもりはない。 Update chrome の --host-rules について追記 localhost での開発の注意点 例として https://example.com にデプロイする予定の ServiceWorker を用いたアプリがあったとする。 開発をローカルで行う
おはようございます。しなもんです。 今回はセキュリティ調査に使える便利なブラウザの拡張機能 (アドオン・エクステンション) をご紹介します。 こうした拡張機能の多くはこの世で唯一無二の機能を持っているわけではありませんが、普段から一番よく使う調査ツールである「Web ブラウザ」に直結するため、手間の節減や各種オンラインサービスへのアクセシビリティ向上に大きな効果を発揮する場合があります。 前提 Mitaka IP Address and Domain information Link Redirect Trace User-Agent Switcher Flagfox IP Domain Country Flag Wappalyser anonymoX Wayback Machine Exif Viewer/EXIF Viewer Pro Simple Translate Mouse Di
202012_smooz.md Smoozサービス終了に寄せて 前置き この文章と、それに含まれる考察や各サービスへの脆弱性報告などはmala個人の活動であり、所属している企業とは関係ありません。 一方で私は、企業が閲覧履歴を収集して何をしたいのか、所属してる企業や他社事例について、ある程度詳しい当事者でもあります。 一般論として書けることは書けるが、(業務上知り得た知識で開示されてないものなど)個別具体的なことは書けないこともあり、また観測範囲に偏りがある可能性もあります。 Smoozに報告した脆弱性2件 最近、Smoozというスマホ向けのブラウザアプリに2件脆弱性の報告をした。 この記事を書いている時点で、Smoozの配布が停止されていて、修正バージョンの入手が出来ない。 2件目についてはまだ返事が来ていない。 脆弱性情報の開示にあたって特段の許可は得ていないが、開発元からも利用停止す
この記事は過去2回にわたる検証記事の続きとなります。 国産ブラウザアプリSmoozはあなたの閲覧情報をすべて外部送信している 続・国産ブラウザアプリSmoozはあなたの閲覧情報をすべて外部送信している 前回の記事では、おすすめ記事機能を有効にしていると、Smoozがユーザーの閲覧しているURL情報を送信してしまうことについて解説しました。 ユーザーID、URLと共に送信されているbc、bt、bdという項目の内容がわからないままでしたが、これもユーザーの情報であるはずだと思い、調査を続けてきました。 ▼これがおすすめ記事のために送信される内容 (この内容は記事の最後にテキスト情報としても掲載しておきます) URL情報に関連するもので 『c、t、d』 と呼ばれそうなものは何か。 ・cのデータ量は飛び抜けて多い ・cとdは一致が見られることがある ・一部が一致しながらもcのほうが長かったりもする
Firefox / Safari 先日Appleが、Safariは幾つかのWebAPIに対応しないと公言しました。 日本語記事も幾つか出ています。 しかし、どのサイトも対応しないAPIの一覧を並べてはいるのですが、それぞれのAPIが具体的にどのようなものなのかを記載した記事が見当たらなかったので、以下はそれらについて調べてみたものです。 対応しない理由 a threat to user privacy、すなわち、あくまでブラウザフィンガープリントなどの手段によって個人を特定・追跡できてしまうからという理由です。 セキュリティ的にも問題なAPIが並んでいるのですが、そちらは理由ではありません。 対応しないWeb API Web Bluetooth caniuse RFC 非公式日本語訳 解説 ブラウザからBluetoothを通して接続先のデバイスにアクセスすることができます。 データ転送形式
by iphonedigital IT系ニュースメディアのZDNetが、Appleが16種類のウェブAPIのSafariへの実装を拒否したと報じています。Appleは拒否した理由について「プライバシー上の懸念があるため」と説明しています。 Apple declined to implement 16 Web APIs in Safari due to privacy concerns | ZDNet https://www.zdnet.com/article/apple-declined-to-implement-16-web-apis-in-safari-due-to-privacy-concerns/ ZDNetによると、AppleがSafariへの実装を拒否したウェブAPIは以下の通り。 ・Web Bluetooth ・Web MIDI API ・Magnetometer API ・
今年もChrome開発者の集まりChrome Dev Summit 2019 (CDS) がサンフランシスコで開催されました。 今回、私が Chrome Customer Advisory Board (CAB) に選出していただいたこともあり、CDSに初めて参加しました。 これは、CDS終了後のCAB meetingで頂いたChrome Dinosaurフィギュアです。ちなみにゲームはできません。 タイトルの「なぜChromeはURLを殺そうとするのか?」は、2日目Chrome Leadsのパネルセッションで司会のGooglerが、Chrome UX担当のProduct Managerに対して一番最初に投げかけた問いです。 PMは直ちに「そんなことはしない」と即答しました。しかしChromeは、URLの表示領域からHTTPSの緑色表示の廃止・EV表示場所の移動・wwwサブドメイン表示の削
2015/4/16(木):ページの一番下に追記を記述しました。 その昔、なんとかキャンプというセキュリティのイベントに参加した時「アウトプットが大事」と言われたのを思い出しました。 でも、普通自分の見つけた知識は後生大事に抱えておきたいもんだと思います。 そこで今回はそういった何かしょーもないものを捨てるべく、溜め込んだ色んなXSSのPoCを少し書き出してまとめました。 今まで自分で見つけたものや海外のSecurity Researcher達から収集したものもあります。 さて、今回リストアップしたPoCの見方ですがいくつかの項目があります。 一番上の「手法」はタイトルみたいなものだと思って下さい。 二番目の「PoC」はスクリプトを実行する為のコードです。殆どがアラートが出るだけのスクリプトの為危険なコードは無いつもりですがご自分のブラウザで実行する際は自己責任でお願いします。リンクをクリッ
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
ChromeやSafariにはXSS Auditor、IE 8以上にはXSSフィルターという、XSSを検知してブロックする機能がそれぞれあります。 今回は、これを回避してみた記録です。 ・Chromeでバイパス はい!ついおととい報告したやつです! XSS Auditor bypass with U+2028/2029 https://bugs.webkit.org/show_bug.cgi?id=78732 なぜかSafariではブロックされる(中の人も理由がわからないと言っていた)んだけど、Chromeでは動きます。以下で試してみてください。 http://vulnerabledoma.in/char_test?charset=utf-8&xss=1&body=%3Cscript%3E//%E2%80%A8alert(1)%3C/script%3E http://vulnerabled
重要度の区分け: 最高: 任意のコードを実行したり、ソフトウェアをインストールすることが可能な脆弱性で、通常のブラウジングの範囲を超えるユーザの操作を必要としないもの 高: ユーザが訪れた他のサイトから機密データを集めたり、それらのサイトにデータやコードを注入することが可能な脆弱性で、通常のブラウジングの範囲を超えるユーザの操作を必要としないもの 中: デフォルトではない特殊な設定を行った場合のみ攻撃可能であったり、複雑な操作や思いも寄らない手順を必要とする点を除けば、「高」または「最高」に分類されるであろう脆弱性 低: サービス妨害 (DoS) 攻撃、少量のデータの漏えい、なりすましなど、比較的重要でないセキュリティ脆弱性 (SSL 利用サイトの検知不可能な偽装は、たいていの場合、他のサイトで入力されるはずの機密データを盗み取るために利用されるため、「高」に分類されます) Firefox
Web開発者のためのサードパーティCookieやらトラッキングやらの問題点について三回ぐらいに分けて書きます。 この文章は個人的に書いていますので、おい、お前のところのサービスがサードパーティCookieに依存してるじゃねーかというツッコミがあるかもしれないが、そういうことを気にしているといつまで経っても公開できないという問題が出てしまうので、そんなことはお構いなしに書く。ちなみに例外なく自社サービスに対してもサードパーティCookieに依存するな死ねと言っている。これはWebプログラマー観点で、自分がサービス開発に関わる上で知っておかねばならないだろう知識として十数年間だらだらとWebを見ていて自然に知っていたものと、あるいは興味を持って率先して調べたものが含まれている。ググッて直ぐに分かる程度の用語の定義的なことは書かない。あくまでWebサイト制作者側からの観点なので、ブラウザ開発関係
Facebookにポルノや動物虐待などの画像が相次いで掲載された問題は、Webブラウザの脆弱性を突いた攻撃によるものではないかとの見方が浮上している。 Facebookのウォールにユーザー本人の許可なくポルノや動物虐待などの画像が掲載される被害が続出した問題をめぐり、Webブラウザの脆弱性を突いた攻撃が仕掛けられたのではないかとの見方が浮上している。 この問題ではユーザー本人が知らないうちにニュースフィードに画像が掲載され、Facebookには暴力シーンや有名人のアダルトシーンなどの問題画像があふれ返った。Facebookはメディアに寄せたコメントで、この攻撃にはWebブラウザの「self-XSS」の脆弱性が悪用されたとの見方を明らかにした。 セキュリティ企業Sophosの11月16日のブログによれば、XSS(クロスサイトスクリプティング)とは、攻撃者がWebブラウザ上でJavaScrip
JPRSからのプレスリリース『JPRSが、地域に根ざした新たなドメイン名空間「都道府県型JPドメイン名」の新設を決定』や報道などで「都道府県型JPドメイン」というものが新設されることを知りました。 都道府県型JPドメインとは、現在活発に使われていない地域型ドメインを活性化する目的で、地域型ドメインの制約(ドメイン名が長い、一人・一団体あたり1つまで)を簡略化しようというもののようです。 しかし、現在の地域型ドメインは、ブラウザにとって処理がややこしいもので、IEなどは昔からまともに対応していません。このため、Cookie Monster Bugという脆弱性になっているという経緯があります。このルールをさらに複雑にすることになるということから、ブラウザセキュリティに関心の高い人たちが騒ぎ始めています。 そこで、高木浩光氏の日記「JPRSに対する都道府県型JPドメイン名新設に係る公開質問」の以
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
ローカルのHTMLファイルからどこまで読み取れるか選手権 2011 - 金利0無利息キャッシング – キャッシングできます - subtech を読んでの補足。 IE9 on Windows 7 においてXHRを使ってローカルファイルを読み取る場合について、「許可するとやりたい放題」と書かれているとおり、IEが表示する警告をいったん「許可する」側に選択するとhtml内の JavaScript (あるいはVBScript)において通常のローカルのプログラムと同様にあらゆる操作が可能になります。(写真は英語版IE9) これは、IE6 / XP SP2 以降で導入された「ローカルコンピュータのロックダウン」が解除された状態になり、WSHやHTAと同様に、ローカルリソースへのアクセスや任意のActiveX Objectの生成を含め任意のコード実行が可能な状態になったということです。 ローカルに置い
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