中国江蘇(Jiangsu)省南京(Nanjing)で、化学物質メラミンに汚染された三鹿集団(Sanlu Group)の粉ミルクを飲んだ乳児の健診のため病院を訪れた親たち(2008年9月14日撮影)。(c)AFP 【9月15日 AFP】中国で化学物質メラミンに汚染された粉ミルクを飲んだ乳児が相次いで腎臓結石を発症している問題で、新華社通信(Xinhua)は15日、甘粛(Gansu)省で新たに乳児1人が死亡したと報じた。この問題での死者は2人となった。 また、中国衛生省は同日、問題の粉ミルクが原因で腎臓結石を発症した乳児は1253人に上り、うち53人が重症だと発表した。粉ミルクは1万人近くの乳児が飲んだ可能性があるという。 捜査当局は、メラミンの混入は搾乳業者から牛乳を収集する施設で起きた可能性が高いとみており、新華社によればこれまでに身柄を拘束した19人のうち、河北(Hebei)省の2人の兄