楽天グループは2022年4月19日、ユーザーの属性情報や行動情報などを分析するデータベース(DB)である「楽天スーパーDB」の稼働環境に、米Google(グーグル)のクラウドサービス「BigQuery」を採用したと発表した。これまでオンプレミス環境のデータウエアハウス(DWH)で管理していた数ペタバイト級のデータを、クラウド上のDWHサービスであるBigQueryに移行する。 楽天スーパーDBとは、同社が世界中で展開する70以上のサービスを使うユーザーの情報を分析する巨大なDBだ。グループ共通IDである「楽天ID」のアカウント数は、日本国内で1億を超える。蓄積した情報は、サービスのパーソナライズ機能やレコメンデーション機能、行動ターゲティング広告機能などに使用している。 日経クロステックの取材に応じた楽天グループのロヒット・デワン執行役員Cloud Platform Supervisory