鎌倉市内で出現が予想される地上デジタル放送の難視聴地域対策について、放送事業者側が11日夜、住民向けの説明会を同市内で開いた。対策では市役所屋上に中継局を新設する案がすでに示されており、放送事業者側は計画の詳細を説明。ただ、これらの対策を施しても、なお千世帯余りで難視聴地域が残るとする検討結果も示された。 対策後も想定される難視聴地区は、▽極楽寺周辺▽長谷大谷戸周辺▽佐助・扇ガ谷周辺▽西御門・二階堂北部▽大町3・4丁目―の5カ所。地区内でも地形によって条件が異なるため、実際、難視聴になる世帯とならない世帯の区別は、電波を飛ばしてみないと分からないという。 さらなる対策としては、高性能アンテナの設置やケーブルテレビなどへの加入を挙げた。この場合、(地デジ受信のため全世帯が等しく負担する)標準的なUHFアンテナ設置料金相当分として、3万5千円は各世帯の負担となるが、それ以上の経費については