人気サイト「クレイグズリスト」創設者、クレイグ・ニューマーク氏に聞く (上)「利用者の声を聞く。それが一番大切なことだ」 「肩書?カスタマー・サービス係だ。朝から晩までそれしかやってない」と「クレイグズリストのクレイグ」は言う。米サンフランシスコを中心に、5カ国57都市向けに広がるコミュニティーサイト「クレイグズリスト」は、求人、アパート探しからデートの相手探しまで、利用者からの投稿を掲載して月間約10億超のページビューを集める。サンフランシスコ市と郡が「クレイグズリストの日」を制定するほど、地域で愛されているサービスだ。一部の求人広告の掲載以外はすべて無料、情報の項目だけを羅列した「世界一退屈なデザイン」と言われるこの巨大サイトが、一方では大手求人サイトやネットワーキング・サイトのビジネスをも脅かす。これまで一切の出資・買収話を断ってきたが今年8月、インターネット・オークション最大手「イ