国内外問わず、どのような撮影でもビハインド・ザ・カメラのエピソードの一つや二つはつきものだ。撮影中に何か面白い事件が起こると、「この話、映画のPRの時のために覚えておこう」なんて思っていても、ハリウッドの作品だと撮影終了からオンエアになるまで一年以上かかったりするので、ほとんどの場合忘れてしまうか、自分の中で消化されて面白くなくなってしまう。今回の「レンタル・ファミリー」公開にあたり、ロンドン映画祭、ロサンゼルスでのプレミア、そして日本プレミアに備えて沢山のインタビューに応えてきた。インタビューアーさんに「何か面白いエピソードありますか?」と聞かれるたびに、一つ是非話したいエピソードがあったが、今の時代、この話は不適切なのではないかと心配して話さなかったことがある。今回はその話。 映画「レンタル・ファミリー」の撮影が始まったのは一昨年の3月ごろ、ちょうど桜が咲きかけていた頃だったか。映画を

