京都大学が暗室で57年間、約1,400世代にわたって飼育しているショウジョウバエ(「暗黒バエ)の全遺伝子情報を解読したところ、嗅覚や視覚、解毒作用などに関する遺伝子が変異していたという(PLoS ONE掲載論文、 京都新聞の記事、 時事ドットコムの記事)。 暗黒バエは、当時の森主一教授が1954年から遺伝学の実験用に暗室での飼育を始めたもの(/.J記事)。外観に大きな違いは見られないが、241個の遺伝子で変異が代々受け継がれているとみられており、通常のショウジョウバエと比べて解毒酵素関連の遺伝子が9個多かったという。また、暗黒バエは通常よりも多産で、長寿の傾向があるそうだ。 仮に、人間の1世代の発生に 20年が必要とすれば、1,400世代は28,000年。さあ、どのような形質的変化に繋がる変化が確認されるのでしょうか。興味は尽きません。
マレーシア・クアラルンプール(Kuala Lumpur)のバーで提供されるビール(2010年7月20日撮影、資料写真)。(c)AFP/Saeed KHAN 【3月16日 AFP】メスに交尾を断られ欲求不満になったオスのハエは、悲しみを紛らわすため酒に逃げる――。米大研究チームが15日、ハエと人間の意外な共通点を明らかにする実験結果を科学誌サイエンス(Science)に発表した。 カリフォルニア大学サンフランシスコ校(University of California, San Francisco、UCSF)のウルリケ・へーベルライン(Ulrike Heberlein)教授(解剖学・神経学)率いるチームは、オスのショウジョウバエを交尾経験のあるメスおよび未経験のメスと一緒に容器に入れ、行動を観察した。 ■「ふられる」と求愛行動やめる すると未経験のメスはオスの求愛を受け入れすぐに交尾をしたが、
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