米国では、圧倒的なシェアを誇るAWSがパブリッククラウド市場のマーケットを独占する懸念が広がり、RackSpaceやGoGridなどのクラウド事業者が、オープンな「クラウド・エコシステム」と称して、複数の事業者を呼び込み、AWSの包囲網を展開しています。 その代表的なエコシステムの動きが、OpenStackとCloudStackプロジェクトです。 多くの事業者がこれらの開発プロジェクトに参加し、オープンなコミュニティなどを通じて、コード改善などの貢献(Contribution)や、商用サービスとしての採用、サービス連携などといったエコシステムを形成しています。 OpenStackとCloudStackは、オープンソースのクラウド基盤ソフトウェアで、サーバー、ネットワーク、ストレージなどを統合的に管理し、ユーザーの要求に応じてオンデマンドで指定されたスペックの仮想サーバー(VM)やストレージ
