JavaScriptにもクラスがやってきた!JavaScriptの新しいclass構文をマスターしよう 高津戸壮(株式会社ピクセルグリッド) ECMAScript 2015(ECMAScript 6)で新たに追加された待望のclass構文について、その概要をサンプルコードを交えて紹介します。 これまでのJavaScriptにおけるクラス 多くのプログラミング言語はクラスを作れる機能を持っていますが、JavaScriptにその機能は用意されていませんでした。しかし、JavaScriptにはprototypeという柔軟な仕組みが存在しており、このprototypeを利用することで、他の言語で表現されている「クラス」と似たような振る舞いを再現することが可能でした。 それは例えば、こんなふうにです。 /* Cat雛形の作成 */ function Cat(name) { this.setName(
目次 2019年追記 はじめに クラス実現のために必要な JavaScript の言語仕様 function this call new 演算子 prototype チェーン プロパティ: prototype Google Closure 流のクラスの実現方法の概要 クラスの宣言とコンストラクタの定義 メンバ変数 (インスタンス変数) メソッド定義と呼び出し private, protected 継承 プロトタイプチェーンを利用してメソッドを親クラスから引き継ぐ 親クラスのコンストラクタの呼び出し メソッドオーバーライドと親クラスのメソッドの呼び出し 多重継承 abstract, interface inherits の実際のコード 良くないクラス実現方法 ES6 のクラス 2019年追記 この記事ではclassが導入されたES6以前のJavaScriptでどのようにクラスに相当するものを
クラスの落とし穴1 - プロパティの初期化 (この投稿) クラスの落とし穴2 - メソッドとクロージャ クラスの落とし穴3 - 継承 クラスの落とし穴4 - プライベート変数の実装 はじめに javascriptでもクラスを作成する事が多くなってきました。 しかし、「javascriptにはクラスがない」とよく言われ、実装側が擬似的にクラスを定義しています。 クライアントサイドで大規模開発が増えてきたため、オブジェクト指向の概念で実装したいと思っているのでしょう。 javascriptでは安易な疑似クラスの作成によって見事落とし穴にはまる事があります。 ここでは、本来javascriptにはないクラスをうまく実装する方法を順に追って説明します。 "落とし穴とは、 うまく動いているけど気がついていないだけで実はマズい実装の事 とします 簡単なクラスの実装 クラスの定義には幾つかの方法がありま
こんにちは、太田です。前回は総集編的な内容でしたが、今回は一転して基礎編に戻ります。JavaScriptにおける継承の方法とその仕組みについて、今回から数回に分けて基礎的な部分からきっちり押さえていきたいと思います。 JavaScriptとオブジェクト指向 JavaScriptはプロトタイプベースのオブジェクト指向プログラミング言語と言われています。new演算子を用いることで、関数がコンストラクタとして働き、そのコンストラクタが持つプロトタイプオブジェクトのメソッド(プロパティ)を継承した新しいオブジェクトを作ることができます。 なお、オブジェクト指向という概念については今回は触れません。オブジェクト指向という概念を掴みきれていない、自信がないという方は、JavaScriptのprototypeをしっかりと理解してから改めてその概念を学んでみるとすんなりと理解できるかもしれません。さらに、
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