「“学会”が発表した内容だったので信頼できると判断し、生徒たちに知らせました」 去年、新型コロナワクチンをめぐって科学的根拠の不確かな情報が拡散しました。 きっかけのひとつは、ある学会が発表した文書。それを読んだ公立中学校の校長は「価値は重い」と全校生徒への配付を決めました。 しかし取材を進めると、引用されていた海外の論文やそれが掲載されていた学術雑誌の信頼性に疑問があることが見えてきました。 不確かな情報の“根拠”を追跡しました。
「“学会”が発表した内容だったので信頼できると判断し、生徒たちに知らせました」 去年、新型コロナワクチンをめぐって科学的根拠の不確かな情報が拡散しました。 きっかけのひとつは、ある学会が発表した文書。それを読んだ公立中学校の校長は「価値は重い」と全校生徒への配付を決めました。 しかし取材を進めると、引用されていた海外の論文やそれが掲載されていた学術雑誌の信頼性に疑問があることが見えてきました。 不確かな情報の“根拠”を追跡しました。
岐阜県内でも特に外国人旅行者が増えたのが、高山市などの飛騨地域です。 このうち古い町並みが残る高山市中心部はJRの駅に加え、高速バスのターミナルもあり、都市部からアクセスしやすいこともあって連日、多くの外国人旅行者の姿が見られます。 さらに高山市の周囲には世界遺産の合掌造り集落で知られる「白川郷」や、長野県松本市や石川県金沢市など人気の観光地があり、「飛騨・高山観光コンベンション協会」によりますと、長期滞在する外国人にとって“観光のハブ”になっているということです。 こうした状況を受けて、市内では宿泊施設の建設が相次いでいて、市内の客室数は2019年には3400室ほどでしたが、ことし以降に開業が決まっているものを合わせるとおよそ5000室に増える見込みです。
ことし8月、1歳の男の子が、キャンディーのような丸いチーズを、のどに詰まらせ、死亡していたことが分かりました。国民生活センターは、特に乳幼児には小さく切ってから与えるなど、注意を呼びかけています。 国民生活センターによりますと、ことし8月、1歳の男の子がひとくちサイズの丸いチーズを食べたところ、のどに詰まらせ、病院に搬送されましたが、12日後に死亡しました。 チーズは、直径およそ2センチ、キャンディーのような丸い形でフィルムで1つずつ包装されていたということです。 丸いチーズを食べて窒息する事故はこのほか、ことし3月、1歳10か月の女の子が1人で食べていたところ、むせて顔色が悪くなり、その後保護者が指でかき出して回復したということですが、口の中から溶けたチーズのかけらが出てきたということです。 また、2017年には1歳の男の子がのどに詰まらせてえずき、一時は皮膚や粘膜が紫色になる「チアノー
女子プロボクシングの元チャンピオンで、戸籍上の性別を変更したトランスジェンダーのボクサー、真道ゴー選手が、男性のプロとしてリングに上がるという日本選手では初めての挑戦を断念することになりました。 37歳の真道選手はWBC=世界ボクシング評議会女子フライ級の元チャンピオンで、7年前に性別適合手術を受けて戸籍上の性別を変え、その後、JBC=日本ボクシングコミッションに対して、男性のプロテスト受験を希望してきました。 試合で受けるダメージなど安全管理の面での知見が十分でないことなどを理由に受験は認められませんでしたが、去年、公式戦に近いルールで男性のプロ選手とスパーリングをして敗れたものの3ラウンドを戦い抜いていました。 そして17日、真道選手は所属する大阪市のジムで本石昌也会長とともに記者会見し、本石会長は、ことし3月に再びJBCからプロテストの受験は認められないと回答があったことを明らかにし
東京オリンピックの選手村を改修したマンション群「晴海フラッグ」の歩道上の柵に、キーボックスを無断で取り付けたとして、不動産会社の社長が軽犯罪法違反の疑いで書類送検されました。キーボックスには、会社が所有する物件の鍵が入っていて「内覧に来る客をスムーズに案内するためだった」などと供述しているということです。 書類送検されたのは、東京 港区にある不動産会社の52歳の社長です。 警視庁によりますと、ことし6月、「晴海フラッグ」の歩道上の柵にキーボックスを無断で取り付け、東京都に撤去作業を行わせるなど業務を妨害したとして、軽犯罪法違反の疑いがもたれています。 キーボックスには、会社が所有するマンションの部屋の鍵が入っていて、仲介業者が内覧に訪れる客を案内する際に、物件の近くに設置したこのキーボックスから鍵を取り出していたということです。 調べに対し、容疑を認め「この地区は管理組合が厳しく、マンショ
人気のゲームキャラクターなどのコスプレをした自分の性的な動画を販売していた40歳の動画配信者が、おととしまでの3年間に2億円余りの所得を申告せず所得税およそ7800万円を脱税したとして東京国税局から告発されました。 告発されたのは、ゲームキャラクターなどのコスプレをした自分の性的な動画を動画投稿サイトで販売していた神奈川県大和市の長嶋未久氏(40)です。 関係者などによりますと、10年以上前から自分の動画を1本1000円程度で販売し、限定動画を見ることができる月、数千円程度の有料会員など43万人余りが会員登録していました。 東京国税局は、この動画配信者がおととしまでの3年間で動画販売などで得た所得、合わせて2億1000万円余りを税務申告せず、およそ7800万円を脱税したとして、所得税法違反の疑いで横浜地方検察庁に告発しました。 関係者によりますと、脱税で得た資金は自身の預金口座で保管してい
こども家庭庁が結婚をテーマに行った調査で、未婚の人のおよそ7割が「結婚相手を見つけたくても、何をすればいいか分からない」「自分に自信がない」などと回答しました。 政府は相談事業の周知を図るなど、取り組みを強化することにしています。 こども家庭庁はことし7月、15歳から39歳の未婚の男女1万8000人と既婚の男女2000人の合わせて2万人を対象に、インターネットでアンケート調査を行いました。 この中で、未婚の人に、結婚相手を見つけることについてどのような意識があるか尋ねたところ「見つけたくても、具体的に何をすればいいか分からない」と答えた人が67%、「自分に自信がなく、何か行動したところで見つけられると思えない」と答えた人が66%に上りました。 同じ質問を既婚の人に、結婚する前の意識として尋ねたところ、それぞれ57%と49%で、いずれも10ポイント以上の差がありました。 一方、「相手を見つけ
県や珠洲市によりますと、珠洲市若山町広栗で住宅が山の土砂に巻き込まれて1人が死亡したということです。 県や各自治体、消防によりますと、能登町で1人、珠洲市で1人の合わせて2人が川に流され、行方が分からなくなっているということです。 輪島市でも1人の行方が分からなくなっていましたが、県によりますと、その後無事が確認されたということです。 21日、石川県輪島市の「中屋トンネル」付近で土砂崩れがあり、作業員など4人と連絡が取れなくなっていますが、県や消防などによりますと、22日の捜索で複数の人が見つかったということです。 詳しい容体などは分かっていないということで、警察や消防などが詳しい状況を調べています。
18日も広い範囲で晴れて気温が上がり、各地ですでに猛烈な暑さとなっています。外出や運動を控えるなど引き続き熱中症対策を徹底してください。 気象庁によりますと、西日本から北日本にかけて広い範囲で高気圧に覆われて晴れ、気温が上がっています。 正午までの最高気温は、 ▽静岡県の浜松市船明で37.3度、 ▽岐阜県美濃加茂市で37.2度、 ▽広島県安芸太田町加計で37度ちょうど などと、各地で気温が上がっていて、74の観測点で35度以上の猛暑日となっています。 このあとさらに気温が上がる見込みで、▽名古屋市と岐阜市、奈良県十津川村風屋では日中の最高気温が38度と危険な暑さが予想されています。 このほか、▽兵庫県淡路島の洲本市、山口市、広島市、福岡県久留米市、大分県日田市で37度、▽甲府市で36度などと、猛烈な暑さとなる見込みです。 気象庁と環境省は、熱中症の危険性が極めて高まるとして、関東甲信から九
パリオリンピックの陸上で混合競歩リレーに出場する柳井綾音選手が個人種目の女子20キロ競歩の出場を辞退したあと自身のSNSにひぼう中傷の投稿を相次いで受けたことを明かしました。 柳井選手は「このようなことが少しでも減ってほしい」と呼びかけています。 立命館大学3年で20歳の柳井選手は今回のパリ大会がオリンピック初出場で、女子20キロ競歩と混合競歩リレーの2種目にエントリーしていましたが、日本陸上競技連盟が29日、混合競歩リレーに専念するため1日に行われる女子20キロ競歩の出場を辞退すると発表しました。 その後、柳井選手のSNSには「身勝手だ」などとひぼう中傷するメッセージが相次いだということで、柳井選手は自身のSNSで「たくさんの方からの厳しいことばに傷つきました」と胸の内を明かしました。 その上で「試合前は余計神経質になり、繊細な心になります。批判ではなく応援が私たち選手にとって力になりま
障害者向けグループホームを全国で展開している運営会社「恵」の事業所が利用者から食材費を過大に徴収していた問題で、愛知県などがきょう事業所としての指定を取り消したのにあわせて、厚生労働省は会社が組織的に不正に関与していたとして、運営するほかの事業所についても今後、指定の更新を認めない措置を取ると会社に通知しました。 東京・港区に本社がある「恵」が運営する障害者向けグループホームをめぐっては、利用者から食材費を過大に徴収したり、障害福祉サービスの報酬を不正に請求していたことが明らかになっています。 厚生労働省によりますと、食材費の過大徴収は、6月20日現在、全国104の事業所のうち77か所で行われ、過大徴収の総額は、2億9900万円あまりにのぼっています。 愛知県や名古屋市は、管内にあるあわせて5つの事業所に対してきょう法律の規定としては最も重い指定を取り消す行政処分を行いました。 これにあわ
小林製薬のサプリメントを摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題で、いま健康食品の安全性に関心が高まっている。 一方、サプリメントや健康食品って、そもそもどれくらい健康に役立つの?などといった健康食品自体への疑問の声も上がっている。 そこで、独自調査を行ってみたところ、不適切な広告表示や、有効成分の根拠となる論文の信頼性の問題など健康食品に対する疑問点が続々と… 私たちは、サプリや健康食品とどう向き合えばいいのか。 (科学文化部 記者 島田尚朗 植田祐 絹川千晴) 健康食品ブームで増える“不適切表示” インターネットやSNSを利用しているときに、見かける健康食品の広告。 「健康でありたい」という消費者の関心の高まりを受けて、企業は広告宣伝に力を入れているが、なかには、効果を過大にうたうなど誇大表示も多く見受けられる。 消費者庁は、健康食品の広告などの表示に虚偽・誇大表示がないかをネット上で
北海道東部の根室市で28日、林道を走っていた軽トラックに道路脇から出てきたヒグマが衝突しました。 軽トラックに乗っていた2人にけがはありませんでしたが、警察は衝突する様子が映ったドライブレコーダーの映像を報道機関に公開して山菜採りなどで山に入る際には対策を行うよう呼びかけています。 警察によりますと、28日午後1時ごろ、根室市東梅の林道で、山菜採りに訪れた50代の男性が軽トラックを運転していたところ道路脇からヒグマが飛び出してきて、車と衝突しました。 警察が報道機関に公開した軽トラックのドライブレコーダーの映像には、林道の右側からクマが突然現れて、車に体当たりしたあと、フロントガラスに前足を振り下ろしている様子が記録されています。 また映像には、このクマが現れる直前に、林道の左側で子グマとみられる黒い影が走っていく様子も映っています。 警察によりますと、軽トラックを運転していた男性と乗って
スマホを使っていて、イラッと感じること、ありませんか。 「×マークが小さくて、消そうとしたら、意図せず広告に触れてしまった」 「×マークを押そうとしたら、急に広告が動き、誤って広告サイトに飛んでしまった」 ウェブでの不快なことを聞いたある調査では、「広告を誤って押してしまったり、押しそうになった」と答えた人が、最も多いという結果でした。 実は、これ、「ダークパターン」と呼ばれ、世界で問題になっています。 (デジタルでだまされない取材班 芋野達郎) 押す気はないのに、広告を… マーケティングのリサーチ会社「クロス・マーケティング」が、20代から60代の1100人に、ウェブサイトやアプリを利用している際に感じる不快なことを、複数回答でたずねました。 すると、最も多かったのは『広告が表示され、押す気はないのに誤って押してしまった(押しそうになった)』で、29.5%、およそ3割にのぼりました。 続
東京・日本橋のデパートで開かれている金製品の展示・即売会でおよそ1000万円の金の茶わんが盗まれた事件で、警視庁は13日、32歳の容疑者を逮捕しました。 逮捕されたのは東京・江東区に住む職業不詳、堀江大容疑者(32)です。 警視庁によりますと11日、東京・中央区の日本橋高島屋で開かれている金製品の展示・即売会「大黄金展」で、販売価格1040万円の純金製の茶わんを盗んだ疑いがもたれています。 会場の防犯カメラには、ショーケースの中に入っていた茶わんをリュックサックに入れて持ち去る男の様子が写っていて、警視庁は、周辺の防犯カメラの映像を分析するなどして行方を捜査していました。 その結果、捜査員が13日、都内で防犯カメラに写っていた男と特徴の似た容疑者を見つけ、事情を聴いたところ茶わんを持ち去ったことを認めたということです。 調べに対し、「私がやったことに間違いありません」と容疑を認めたうえで、
一度の配達で荷物を届けられない「再配達」の割合が高止まりする中、宅配大手のヤマト運輸は、ことし6月から、玄関先などに荷物を届けるいわゆる「置き配」を選択できる荷物の対象を拡大すると発表しました。 会社によりますと、「置き配」を選択できるのは、全国におよそ5600万人いる個人会員向けのサービスの利用者です。 「置き配」の対象となるのは ▽「宅急便」と ▽小型の荷物を対象とした「宅急便コンパクト」の2つで 6月からは個人会員向けのスマホの通知画面から「置き配」の選択が可能になります。 会社によりますと、これまで「置き配」の利用は、一部のネット通販事業者の商品を注文した場合に限られていました。 記者会見でサービス商品部の久保田亮 部長は「『置き配』のニーズの高まりに応えるとともに、ドライバー不足といった物流業界のさまざまな課題の解決にもつながっていくと考えている」と述べました。 国土交通省が去年
27日の東京外国為替市場、円相場は、一時、1ドル=152円に迫り、1990年7月以来、33年8か月ぶりの円安ドル高水準となりました。 外国為替市場では、先週、日銀がマイナス金利政策を解除したあとも、緩和的な金融環境が続くとの見方から、じりじりと円安ドル高が進んでいました。 さらに、27日の東京外国為替市場では、午前中行われた日銀の審議委員の講演で、追加の利上げについて踏み込んだ発言がなかったという受け止めもあり、円を売る動きが一段と強まりました。 このため、円相場は、正午前に、おととし10月につけた1ドル=151円94銭より値下がりして、151円97銭をつけ、1990年7月以来、33年8か月ぶりの円安ドル高水準となりました。 午後5時時点の円相場は、26日と比べて38銭円安ドル高の、1ドル=151円70銭から72銭でした。 ユーロに対しては、26日と比べて20銭円安ユーロ高の、1ユーロ=1
JR芸備線の路線の存続やバスへの転換などを話し合う再構築協議会の初会合が26日開かれたことについて、湯崎知事は「あらゆる取り組みを展開して芸備線の可能性を追求したい」と述べるとともに、JR西日本にも路線の維持に向け最大限努力するよう求めました。 国をはじめ広島県や岡山県、芸備線沿線の4つの市、それにJR西日本などが参加し、JR芸備線の存続やバスへの転換などを話し合う再構築協議会の会合が全国で初めて広島市で開かれました。 これに関して、湯崎知事は定例記者会見で、中山間地域の公共交通の経営状況の悪化は支援する自治体にとっても大きな負担になっていると指摘しました。 その上で、「今後の持続可能性を移動実態データなどを活用して把握し、利便性の向上や潜在需要の掘り起こしなど、あらゆる取り組みを展開して芸備線の可能性を追求したい」と述べました。 また、湯崎知事は「JR西日本にも利便性向上に向けた取り組み
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