「え、こんなところからマルウェアに感染?」 BYODに潜む大きな“ワナ”:半径300メートルのIT 「BYOD(Bring Your Own Device)」を採用している多くの企業で「組織の一員」と「個人」の線引きが曖昧になった結果、思わぬ情報漏えい被害が生まれています。今回は最近増加している“意外”なマルウェア感染事例を紹介します。 「BYOD」というキーワードがあります。「Bring Your Own Device」、つまり、あなたの私用端末を持ち込んで業務に使用するという意味です。かつてはスマートフォンを配る余裕がない組織で、BYODをいかに安全に実行するかが議論されてきました。 しかし現在では私用端末に対して組織がどこまで介入できるかという点が難しく、例えば何らかの問題が起きたとき、業務に使用したからといって遠隔で私物端末の位置を特定したり、データを完全消去したりしていいのかとい