1991年に『Blue』が東京都から不健全図書の指定を受け、版元回収となって以降も、一切怯むことなく過激な性表現を追求し続けてきた漫画家・山本直樹。コミック規制の中心部に立つ存在として知られている山本氏だが、ネット上などで「表現の自由戦士」と呼ばれる反表現規制論者たちへの態度は冷ややかでもある。氏の考える“表現の自由”と“性表現の有り様”とはいったい、どのようなものなのか――。【前半記事】 ――『Blue』が不健全図書と指定された時のことは、とても印象深く覚えています。 山本直樹(以下、山本) 最初に東京都の不健全図書指定を受けたのは『Blue』です。次はちょっと飛んで、2008年に『堀田』の3巻。あと『分校の人たち』の2巻と3巻。20年に発売された最新刊の『田舎』もだから、『分校』の2巻目以降は『レッド』以外のすべての作品が不健全指定を受けてる。 ――不健全指定を受けると、どういったこと
以前からですが、サイゲームズの「ウマ娘 プリティーダービー」は実在する競走馬をモデルにしていることもあり、ウマ娘の同人活動について、ツイッター上で騒ぎになることが多いです。 そこで本記事では、簡単に法律解説をし、また、やや突っ込んだ検討をしていきます。 1.問題のサイゲームズの注意喚起 (上記文書は株式会社Cygamesのウェブサイトから引用) これは2018年6月20日に出された文書ですが、サイゲームズから表現に配慮するよう注意喚起がなされました。 このような声明をだすこと自体が異例なこともあり、ツイッター上では、ウマ娘の同人活動、とくにエロ同人は許されないのではないかという騒ぎが起こりました。 ただ、法律を誤解した騒ぎ方もありましたので、以下、解説していきます。 2.ウマ娘の権利者は誰かまずは権利関係を整理していきましょう。 「ウマ娘 プリティーダービー」はアニメにしろゲームにしろ、様
アポロシネマ上映中止のお知らせ 前回の記事で、次回はアポロシネマにてお会いしましょう!なんて書いたものの、昨日、学科副手から「申し訳ないけれども上映できなくなった、許してくれ」と連絡があった。 結論から申し上げると、我が卒業制作、『海底悲歌』は、卒業制作展の学外上映企画から外され、アポロシネマでの上映の機会がなくなってしまった。 残念だ。それとなんだか寂しい。 経緯のご説明 そもそも完成に至って以降、こういう結末は何となくあり得る未来だと思えた。というのも、海底悲歌はR-18作品で、それ以外は基本的に全年齢対象の作品であるからして、それを一緒くたにまとめて上映する機会では、企画自体なかなか難しいのである。理解してはいたが、問題なしという方針だったし、直前まで、上映中止の兆しはなかった。私の心配は杞憂に終わったものだと思えた。だからこそ、私は自分のブログでも宣伝したわけだが、ついぞ中止の連絡
あらゆるレトロなゲームを買い取り、販売しているBEEPが『comment te dire adieu さよならを教えて設定資料&原画集[増補改訂版]』の発売を開始したことを発表した。 【商品情報】 comment te dire adieu さよならを教えて設定資料&原画集 2002年に頒布された「comment te dire adieu さよならを教えて設定資料&原画集」にカラーページや新規ページ、描き下ろしや書き下ろしを追加して大幅に再構成・増補改訂した作品が登場!https://t.co/y1FlAyfVMd pic.twitter.com/Ezhec5mfK2 — BEEP (@BEEP_SHOP) June 29, 2020 本書は2002年にコミックマーケットにて頒布された『comment te dire adieu さよならを教えて設定資料&原画集』にカラーページや新規ペー
R18ゲーム、いわゆるエロゲーのエロは性欲を満たすためにしか存在しないのだろうか。 あのゲームも、このゲームも、一般向けにも出せたエロゲーなら、エロは不要だったのだろうか。 かつて『Fate / Stay night』が出たころの僕にとって、その答えは「YES」だった。一般向けにゲームが出せるなら、R18表現なんていらないものに違いないでしょ。そう思っていた。 しかし、今はそう思わない。エロシーンの描写がゲームに深みをもたらすことがあるし、そのおかげでプレイヤーが救われることもあると思う。 それを始めて感じたゲーム『天制覇』のことをちょっと語ってみたい。 子作りしまくって天を、銀河を統一せよ! 同人サークルMayが作り続けている宇宙統一・戦略シミュレーションゲーム『雷神』シリーズ。 銀河系で星を導く覇王の1人となり、艦隊を率いて統一を目指すR18戦略ゲームで、シリーズ唯一の全年齢向けの作品
3月8日(日)、日本一のピン芸コンテスト「R-1ぐらんぷり2020」の決勝が開催された。今年は新型コロナウイルスの影響でスタジオ無観客。審査員とスタッフたちの笑い声がスタジオに響いていた。優勝したのは、マヂカルラブリーの野田クリスタル。「野田ゲー」と呼ばれる自作のゲームをプレイしながら話す“ゲーム実況”スタイルで優勝を勝ち取った。 『勇者ああああ』演出・プロデューサーである板川侑右氏による連載「『勇者ああああ』芸人キャスティング会議」では毎回、同番組で過去に呼んだ芸人・いま呼びたい芸人とその理由などをお話している。 今回は「R-1ぐらんぷり2020」野田クリスタル優勝記念に、番組と縁深い彼の初登場とこれまでの活躍を振り返る。 「エロゲープレゼンター」としての野田クリスタル 番組に縁のある芸人さんについて僕が好き勝手書いているこのコラム。紹介する芸人さんを誰にするかも毎回自由に選ばせてもらっ
フランス書院eブックス編集部 @franceebooks 【美少女文庫で振り返る平成①】 美少女文庫の創刊は2003年5月(平成15年) 平成15年はSMAP「世界に一つだけの花」が流行しました 創刊ラインナップは5点『メフィストの学園』など鬼畜系企画も刊行 青橋由高も『微熱~彼女は水泳部!』でデビュー 電子書籍でおススメ価格 bishojobunko.jp/c/item/8296002… pic.twitter.com/haRL1EWGoB 2019-03-30 09:58:42 フランス書院eブックス編集部 @franceebooks 【美少女文庫で振り返る平成②】 平成15年5月に創刊され7月に第二弾が刊行 青橋由高は当時フランス書院文庫の弟分(妹分)と想定していた美少女文庫で 『メイドなります!』を刊行 レーベルの流れをアキバ系に変えていきます ちなみにメイド喫茶は平成13年誕生、
9月28日、秋葉原BEEPから「はっちゃけ”HARDな”あやよさん本」の通常版の発売が開始された。価格は4800円(税別)。店頭で発売されているほか、BEEPの通販サイトを通じても購入可能となっている。 『はっちゃけあやよさん』とは、1990年代に有限会社ハードが発売していた美少女ゲームシリーズ。ゲーム中に選択肢が1つしかなく、ゲームそのものも十数分で終わってしまう、当時は存在していなかった低ボリューム、低価格作品としてヒットを記録した。 謎のセクシーオリンピックが開催されるなどヘンテコなストーリー展開も話題の要因となり、約20年の時を経ても知る人ぞ知る怪作シリーズとして人々の記憶に残っている。 「はっちゃけ”HARDな”あやよさん本」では関係者によるインタビューやラフ原画、HARDの広告ギャラリーなどが収録。おまけというかたちで、シリーズ作品を収録したゲームディスクが付属する。 特に注目
とりわけ平成30年発売の最終作『X』で完結となったこの『ランス』シリーズは、第1作『Rance −光をもとめて−』が平成元(1989)年に発売されており、まさに平成という時代のパソコンブーム、PCゲーム業界の変化そのものを色濃く映している作品だと言えるだろう。 そして何より特筆すべき部分は、この『ランス』をはじめ、これらの人気シリーズすべての産みの親が、30年間ずっと開発チームのリーダーであり続けたことにある。 彼の名はTADA。コンシューマー市場にも、30年を超えて続く息の長い人気シリーズはあまり見ない。 TADA氏 それどころか30年売れ続けたシリーズを、ひとりの人物がずっと現場でコントロールし続けていた例はほかに類を見ない。個性的な世界観と、だれにも真似できなかった独自のゲームシステムの数々。 TADA氏の作品はいつも、遊び尽くせぬボリュームと中毒性の高いゲーム性を誇っていた。 たと
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