「統合開発環境(とうごうかいはつかんきょう)」… これは、たった一つのアプリケーションで開発作業の何もかも全てをただ一つの操作環境からできるようにした開発における叡智の集合です(個人の感想です)。 今の時代は金とマシンパワーを積んでIDE*1さえ買えば、どんな開発作業も楽になる恐ろしい時代です(個人の感想です)。 しかし数あるIDEの中でも使ってはいけないIDEがあります。JetBrains社謹製のIDEであるRubyMineです。様々なIDEを使ってきた僕が、今改めて使わない方がイイと断言するのには、理由が4つあります。 ・目次 IDEとは? 使ってはいけない理由 理由1: 「Search Everywhere」 理由2: 「Quick Documentation / Quick Definition」 Quick Documentation Quick Definition 理由3:
この度、RubyでCPUによるDeep Neural Networkの推論を可能にするExtension: menoh-ruby を開発・公開しました。 正確には、ONNXフォーマットで出力されたDNNモデルパラメータを用いて推論を行うC++ベースのライブラリmenoh(初出Instant(解説記事))のRubyラッパーを開発しています。 機能概要 C++ベースのMenohの性能をほぼそのまま活用できる 任意の層のノード値へのアクセスが可能 MKL-DNNベースの高速推論 バッチサイズ指定により複数画像に対する同時推論が可能 入出力をRubyのデータ型に適切にバインドしている 1バッチあたりの入力はRMagickのImageオブジェクトの配列 推論結果をHash/Array形式で取得可能 Rubyコードの実装例 本家のC++による実装例と同等の処理を、このように書けます。 兎にも角にも実装
Posted by naruse on 30 Jan 2019 Ruby 2.6.1 がリリースされました。 大きな多バイト文字列を送ると Net::Protocol::BufferedIO#write で NoMethodError が発生する問題 が修正されました。 その他いくつかの不具合修正も含まれます。詳細は commit log を参照してください。 ダウンロード https://cache.ruby-lang.org/pub/ruby/2.6/ruby-2.6.1.tar.gz SIZE: 16742207 bytes SHA1: 416842bb5b4ca655610df1f0389b6e21d25154f8 SHA256: 17024fb7bb203d9cf7a5a42c78ff6ce77140f9d083676044a7db67f1e5191cb8 SHA512: 89e
はじめに こんにちは。yharaです。みなさんはWebアプリを作るとき何を使っているでしょうか?Ruby界隈だと、Railsと答える人が多そうですね。ではフロント側は?React、Vue.js、Angularなどいろいろありますね。 そんな中で、hyperappというフレームワークを聞いたことはあるでしょうか。hyperappはわずか400行のJavaScriptで実装された「マイクロフレームワーク」ですが、そのサイズからは考えられないほど本格的な機能を持っています。 hyperappを見て私は思いました。これはすごい、たったこれだけでReact+Reduxのかなりの機能が提供できているじゃないか、と。そして、400行しかないのなら、これをまるごとRubyに移植できないだろうか?と。 そうしてできたのがRubyistのためのフロントエンドフレームワーク「Ovto」です。シンプルで高機能なA
この記事は RubyそしてRailsをこれから勉強したい方に、どんな技術を勉強すればいいかと、それらの技術全体のガイドマップを図示します。そしてそれを学ぶための資料(書籍、Web記事ほか)を紹介していきます。この記事は、頭の中に技術全体の地図を描き、イメージしてもらうのが狙いです。 Railsアプリを作るときに必要になたくさんの技術について説明していきますが、本当にたくさんの技術が出てきます。まだ学んでいない、分からない言葉が出てくると思いますが、全体を把握するために、ひとまずは「そういう技術があるのだな」くらいで捉えてもらえればと思います。将来、その言葉が出てきたときに「どこかで聞いたような?」と思えたら儲けものです。 勉強方法のお勧めは、1つの知識を徹底的にやるよりも、まずは全体を通して勉強し、そのあとで勉強したいところに戻って積み重ねて学んでいく方が、挫折しづらいのでお勧めです。 追
はじめに Ruby でサーバーレスアプリケーションを実装できるフレームワーク、 Jets。Rails ライクに使える、サーバーレスアプリケーションに入門しやすそうなフレームワークです。 日本国内の情報はまだまだ少ないですが、個人的にはかなりアツいフレームワークだと考えています。 先日以下のような検証記事を書きました。これからもっと検証を進めていく予定です。 Ruby 製サーバーレスフレームワークの Jets を検証してみたら、Rails ライクに使えていい感じだった そんな Jets ですが、データベースを MySQL や PostgreSQL といった RDB だけではなく、Key-Value-Store である DynamoDB も使えるようです。 この記事では、Jets のドキュメントに則って、DynamoDB をデータベースとして使う場合について検証してみました。 検証環境情報 M
RubyとPythonの開発者コミュニティを比較してみた。 Rubyの他の可視化としてgemの依存関係ネットワークを描画してみたも公開しています。よければこちらもご覧になってみてください。 2019/01/04 23時頃 追記 Qiitaへのコメントからご指摘をいただいた通り、各言語の開発を開始した時期と公開を開始した時期が必ずしも一致していない、各言語のコミット粒度が異なる、などに注意が必要なようです。これらの点を念頭に置いた上でご覧いただきますようお願いいたします。 各コミッター毎のコミット数の経年推移 下記の追いかけグラフでは、RubyとPythonのそれぞれで、全期間でのトータルコミット数が多い順から10名を選び、グラフにプロットしています。 集計上の注意点 集計に利用したデータは ruby.csv / python.csv に置いてあります コミットの集計はGithubのリポジト
まとめ YAPC::Asia Tokyo 2015 #yapcasia 全セッション総まとめ 前夜祭から大盛り上がりの様子を完全まとめしていきます。実況ツイートはトラック毎のハッシュタグ付き推奨! #yapcasia / 全体 #yapcasiaA / トラックA (国際会議場) #yapcasiaB / トラックB (701-702) #yapcasiaC / トラックC (703) #yapcasiaD / トラックD (605-606) #yapcasiaE / トラックE (607-608) #yapcasiaDinner / 懇親会 (レセプションホール) 17091 pv 94 39 users 57
Rubyのbundled gemのtest-unitをメンテナンスしている須藤です。 歴史 test-unitはxUnitスタイルのテスティングフレームワークです。Rubyのテスティングフレームワークの歴史(2014年版)にまとめてある通り、Ruby本体に標準添付されています。 Rubyに標準添付されているライブラリーには実は次の3種類あります。 ただの標準添付ライブラリー(例:URI) requireするだけで使えるライブラリー default gem(例:csv) requireするだけで使えるライブラリー RubyGemsで更新できる Gemfileでgemを指定しなくても使える bundled gem(例:test-unit) requireするだけで使えるライブラリー RubyGemsで更新できる どれも標準添付ライブラリーなのでrequireするだけで使えます。違いはRubyG
会員事業部のツヤです。 クックパッドにもRubyMine愛好家はいますので、社内で共有されたTipsも含め RubyMineの便利な機能を紹介したいと思います。 ※ 掲載している画像は実際のサービス・プロジェクトとは一切関係ありません。(blog用です) Remote Debugging Gemのインストール RubyMineの設定 デバッグ 便利な機能 Search Everywhere no new line at end of file Ruby Style Guid keymap Tasks & Contexts Terminal PlantUML Gfm まとめ Remote Debugging このために使っていると言っても過言ではないのが Remote Debugging 機能です。 どんなサービスでも複雑な要件で構成されたページは存在するもので、クックパッドも同様です。 歴
技術部の笹田(ko1)と遠藤(mame)です。クックパッドで Ruby (MRI: Matz Ruby Interpreter、いわゆる ruby コマンド) の開発をしています。お金をもらって Ruby を開発しているのでプロの Ruby コミッタです。 もうすぐ Ruby 2.6 がリリースされますね! Ruby 2.6 の新機能は何だろう、と調べるためには、ソースコードの diff を見ればいいのですが、膨大な変更があるので、一つ一つ見ていくのは大変です。 $ git diff --compact-summary origin/ruby_2_5 ... 6404 files changed, 228441 insertions(+), 97984 deletions(-) そこで、NEWS ファイルという、主要な変更点をまとめたファイルが用意されています。これを見るだけで、Ruby
Rubyの標準添付ライブラリーのcsvをメンテナンスしている須藤です。 歴史 csvは名前の通りCSVを読み書きするための便利ライブラリーです。 もともとRuby本体とは別に開発されていたのですが、Ruby 1.8.0のときにRuby本体にバンドルするようになりました。dRubyやREXMLがRuby本体にバンドルされたのも同じタイミングです。Ruby 1.8.0のときにバンドルするライブラリーをすごく増やしたのです。(その頃の様子がわかるURLをここに置いておきたかったけど見つけられなかった。。。) Rubyではcsvのようにrequireするだけで使えるライブラリーを「標準添付ライブラリー」と呼んでいます。Stringのようにrequireしなくても使えるライブラリーは。。。なんだろう。組み込みクラスかしら。 その後、Ruby 1.9.0のタイミングで実装をFasterCSVに置き換え
The Ruby committers have again continued their annual holiday tradition of gifting us a new Ruby version: Ruby 2.6 was released today, including the long awaited Just-In-Time (JIT) compiler that the Ruby team has been working on for more than a year. Just-In-Time compilation requires Ruby to spin up a compiler process on startup, and we're proud to say that this feature is supported today on Herok
Posted by naruse on 25 Dec 2018 We are pleased to announce the release of Ruby 2.6.0. It introduces a number of new features and performance improvements, most notably: A new JIT compiler. The RubyVM::AbstractSyntaxTree module. JIT [Experimental] Ruby 2.6 introduces an initial implementation of a JIT (Just-In-Time) compiler. The JIT compiler aims to improve the performance of Ruby programs. Unlike
$ find . -name \*.erb -o -name \*.c |grep mjit_compile|xargs wc -l 254 ./mjit_compile.c 77 ./tool/ruby_vm/views/mjit_compile.inc.erb 54 ./tool/ruby_vm/views/_mjit_compile_ivar.erb 94 ./tool/ruby_vm/views/_mjit_compile_send.erb 36 ./tool/ruby_vm/views/_mjit_compile_pc_and_sp.erb 86 ./tool/ruby_vm/views/_mjit_compile_insn.erb 105 ./tool/ruby_vm/views/_mjit_compile_insn_body.erb 706 total この記事では、Ruby
Mastodonのコードを読んでみることにしました。 知らないgemが一杯あったのでまずは調べてみることにしました。標準添付ライブラリ、Railsにデフォルトで含まれているものは除きます。また、group :developmentとか、group指定ありのは疲れたのでまた今度。 今回確認したGemfile 実際のコードに目を通しながら調べましたが、勘違いなどあればご指摘頂けるとうれしいです。 hamlit-rails hamlit-rails provides generators for Rails 4. Railsのジェネレータが生成するビューテンプレートをHaml化するhaml-railsのhamlit版のようです。Hamlという点では同じですがhaml gemへの依存をなくせますね。 pg Pg is the Ruby interface to the PostgreSQL RDB
Ruby2.6アドベントカレンダーの21日目の記事です。 qiita.com Binding Binding#source_location 追加 flip-flop 非推奨 Binding Binding#source_location 追加 https://bugs.ruby-lang.org/issues/14230 binding のファイル名と行番号を返します。 1: def hoge 2: binding 3: end 4: hoge.source_location #=> ["hoge.rb", 2] flip-flop 非推奨 https://bugs.ruby-lang.org/issues/5400 NEWS から漏れてたのが 2.6.0-rc2 で追記されたので追加。 個人的には flip-flop は存在は知っていたものの1回も使ったことないし、構文がよくわからない
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